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DELL Inspiron 14(5430 / 5435)- CPUが新型番となったDELLの売れ筋14インチノート

DELL Inspiron 14(5430 / 5435)
DELLがノートPCの人気モデル「Inspiron 14」のニューモデルを発売しました。Intel版(5430)とAMD版(5435)があり、Intel版の方は1月末に発売されていました(すみません、紹介記事掲載が遅れてしまいました)が、3月に入ってAMD版も発売となりましたので、この記事にてご紹介します。

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1.Inspiron 14 スペック

スペック表

  Inspiron 14(5430/5435)
OS Windows 11 Home/Pro
CPU Intel Core i7-1360P
AMD Ryzen 5 7530U/Ryzen 7 7730U
外部GPU なし
RAM(メモリ) 8GB/16GB(オンボード)
ストレージ 256GB/512GB/1TB PCIe NVMe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ(1,920 x 1,200)
ネットワーク Wi-Fi6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)※、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2※、HDMI、SDカードリーダー、オーディオジャック
※AMD版はUSB3.2 Gen2 Type-CおよびUSB3.2 Gen1 Type-A・USB2.0 Type-A
カメラ Webカメラ(1,080p)顔認証対応オプションあり
バッテリー 54WHr
サイズ Intel:314 × 226.6 × 15.74-17.67 mm
AMD:314 × 226.6 × 16.49-19.5 mm
重量 Intel:1.531-1.693 kg
AMD:1.59 kg~

バリエーションモデル

Intel(5530)
・Core i7/RAM16GB/1TB SSD:122,180円
AMD(5535)
・Ryzen 5/RAM8GB/256GB SSD:89,980円
・Ryzen 5/RAM16GB/512GB SSD:99,980円
・Ryzen 7/RAM16GB/512GB SSD:111,980円

コメント

もともとInspiron 14はIntel CoreやAMD Ryzenを搭載しつつも非常に高いコストパフォーマンス(セール価格が5万円台になることもありました)で人気の製品でしたが、ニューモデルのうちIntel版は3月13日現在下位モデルの設定がなく、Core i7/RAM16GB/1TB SSDという高いスペックのモデルのみが販売されています。また、AMD版のほうはRyzen 5/RAM8GB/256GB SSDという構成のモデルもありますが、さすがに発売直後ということもあって従来モデルよりは高価になっています。

新しいInspiron 14、搭載CPUは第13世代(Raptor Lake)のバランスタイプ、Core i7-1360P及びRyzen 7030シリーズのRyzen 5 7530U/Ryzen 7 7730Uです。2022年のCPU型番とパフォーマンスを比較してみましょう。Passmarkが公表しているベンチマークスコアを掲載します。

Intel CPUの新旧比較
ニューモデルが搭載するCore i7-1360P、第12世代のバランスタイプCore i7-1260P、そしてInspiron 14の従来モデルが搭載する第12世代のバランスタイプCore i7-1255Uの比較です。バランスタイプ(P型番)については第12世代と第13世代でそれほど大きな性能差はないように思っていましたが、こうしてみると第13世代になって着実に性能が上がっているようです。

AMD CPUの新旧比較
続いてAMD CPUです。左端のRyzen 5 7530Uと右から2番めのRyzen 7 7730Uがニューモデル搭載CPU、左から2番めのRyzen 5 5625Uと右端のRyzen 7 5825Uが従来モデル搭載CPUです。

5000番台と7030番台を見比べると5000番台というのは型番からしてずいぶん古く感じられますが、実際はどちらもZen3アーキテクチャで、そこまで大きな性能差はありません。渋谷Hさんの記事に説明があるように、7530U/7730Uというのは5625U/5825Uのリフレッシュ版と言えます。

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ディスプレイは14インチで解像度は1,920 × 1,200、タッチ対応ディスプレイの設定はありません。

2.Inspiron 14 筐体

DELL Inspiron 14(5430/5435)
筐体のタテ・ヨコサイズは従来モデルから大きくは変わっていません。ディスプレイのベゼル幅も従来モデルとほぼ同じだと思います。あと、Inspiron 14は筐体重量がやや重いのがちょっと残念、と思っているのですが、ニューモデルでも1.5 kg以上と、モバイルノートとして使うにはちょっと辛い感じです。

DELL Inspiron 14(5430/5435)

Inspiron 14 Intel版(5430)

DELL Inspiron 14(5430/5435)

Inspiron 14 AMD版(5435)

キーボードはIntel版とAMD版でちょっと違っています。Intel版のみキーボード面の両サイドにスピーカーがあり、従来モデルから変更されています。経験上、この位置にスピーカーがあると音質も良くなることが多いので、特にIntel版のスピーカー品質には期待できそうです。なお、この画像では英語配列になっていますが、Intel版、AMD版とも「日本語配列」です。

DELL Inspiron 14(5430/5435)
天板デザインは「いつものDELL」です。ただ、ヒンジ部分の処理が従来モデルから変更されています。

DELL Inspiron 14(5425)
この画像はウインタブで従来モデルの実機レビューをした際に撮影したものです。従来モデルではリフトアップヒンジ構造による筐体保護のため、かなり大きめの樹脂製の保護プレートが付けられており、個人的には印象が悪かったのですが、製品画像を見る限りニューモデルではこれがなくなり、天板後部に目立たない保護材が付けられています。

DELL Inspiron 14(5430/5435)

クリックで拡大します

側面と入出力ポートの配置です。基本的に従来モデルから配置は変わっていません。ただし、(Intel版のみ)USB Type-CポートがThunderbolt 4になりました。

DELL Inspiron 14(5530 / 5535)
それと、筐体色も新しくなりました。これまで掲載してきた「プラチナシルバー」に加え「ダークリバーブルー」が追加されています。個人的にダークリバーブルーはカッコいいなあ、と思います。

3.Inspiron 14 価格など

DELL Inspiron 14(5430/5435)はDELL公式サイトで販売中で、上にも書きましたが3月13日現在の価格は下記のとおりです。

Intel(5530)
・Core i7/RAM16GB/1TB SSD:122,180円から
※システムスペックは上記のみですが、OSのバージョンや筐体色を選べるモデルとそうでないモデルがあります
AMD(5535)
・Ryzen 5/RAM8GB/256GB SSD:89,980円
・Ryzen 5/RAM16GB/512GB SSD:99,980円
・Ryzen 7/RAM16GB/512GB SSD:111,980円

Inspiron 14の従来モデル(5420/5425)も併売されており、当然ですが価格もニューモデルよりもかなり安くなっています。CPUが新型番となったことのほか、Intel版ではスピーカー位置などが変更となりましたが、AMD版は背面の保護プレートを除き従来モデルとほぼ同じ外観になっていますので、購入にあたっては新旧のモデルの価格比較などをされるのがいいと思います。

4.関連リンク

Inspiron 14(5430) ノートパソコン(2023年1月31日発売):DELL
Inspiron 14 (5435)ノートパソコン(2023年3月3日発売):DELL

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コメント

  1. 渋谷H より:

    1360Pは現在出ているLenovo Yoga 9とGalaxy Book3が放熱性能が良い(ぶんだけ電力を食う)タイプなので、ちょっと上振れしている感じですね。同電力性能はシングル性能の通りおおよそ+7~10%の範囲だと思いますが、私の予想は公式説明から+5%だったのでそれよりは上を行っているようです。