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ALLDOCUBE iPlay 80 mini Pro vs Ultra ディスプレイ対決!動画・マンガ・リフレッシュレートの使用感比較

Android

ALLDOCUBE iPlay 80 mini Pro vs ALLDOCUBE iPlay 80 mini Ultra ディスプレイ対決
中国メーカーの8インチクラス・Androidタブレットで人気なのはALLDOCUBEのiPlay 80 mini UltraとiPlay 80 mini Proだと思います。UltraがSoCにDimensity 8300を搭載しAntutuスコア約167万点、ProがUNISOC T7300を搭載しAntutuスコア約66万点と、両者には明確な性能差があり、また、価格もUltra (実売価格5万円台)はPro (実売価格2万円強)の2倍強と、はっきりとした差があります。よって、「パフォーマンス重視で予算が確保できる」のならUltraを選択すべきです。

一方で「Ultraほど性能を必要としない」場合は手頃な価格で買えるProがおすすめ…、と言いたいところですが、両者は搭載SoC以外にも相違点があります。特に多くの人にとって気になるであろう箇所が「ディスプレイ」でしょう。

Ultra:8.8インチ (2,560×1,600)、リフレッシュレート最大144Hz
Pro:8.4インチ (1,920×1,200)、リフレッシュレート最大90Hz

サイズにして0.4インチの差、解像度はUltraの2.5Kに対しProはWUXGA、リフレッシュレートにも無視できないくらいの数値差があります。

ウインタブではUltra、Proのいずれも実機レビューをしており、現在も実機を手元に置いています。また、先日は割とざっくりした内容の比較記事も掲載しました。

ALLDOCUBE iPlay 80 mini ProとUltra、どっちを買うべき?

今回はディスプレイの使用感について、もう少し「泥臭く」検証をしてみました。

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1. 動画再生(4K動画での精細感・発色)

ALLDOCUBE iPlay 80 mini Pro vs ALLDOCUBE iPlay 80 mini Ultra ディスプレイ対決

ALLDOCUBE iPlay 80 mini Pro

ALLDOCUBE iPlay 80 mini Pro vs ALLDOCUBE iPlay 80 mini Ultra ディスプレイ対決

ALLDOCUBE iPlay 80 mini Ultra

※動画の出所:Pixabay、PaulsAdventures氏制作
※Pixabayは、著作権フリーの画像、動画、音声、その他のメディアを共有する、作家、アーティスト、クリエイターが集まる活気あふれるコミュニティです。コンテンツライセンスの概要はこちら
※使用アプリはAndroid標準の「Files by Google」内蔵ビューア

この2枚の画像はPixabayの「4K動画」をキャプチャ (スクリーンショット)したものです。スクリーンショットのサイズは異なります (ディスプレイ解像度と同じサイズになります)が、Webサイトに張り付けるとこのように同じサイズに縮小されます。

精細感の差はゼロ

まず、肉眼で両者を見比べましたが、全く違いが感じられませんでした。この画像では画質差が全く分かりませんし、実機で動画の再生状況を確認してもディスプレイパネルのチューニングに起因すると思われる「色味の違い」は感じましたが、「画質」については優劣をつけることができませんでした。

私は視力が良くありませんし、年齢も高くなっていますので、AIアシスタント (今回はGemini)にこの画像をアップロードし、違いを指摘させたところ、このような回答になりました。

画像データ(スクリーンショット)をピクセル単位・ヒストグラム単位で直接解析した結果をお伝えします。
結論から申し上げますと、「ピクセルレベルの厳密な解析を行っても、描画の細かさ(ディテール・精細感)の違いは『ほぼ皆無(判別不能)』」です。

ヤバいですよね。AIが分析しても「違いを判別できない」ということですから。元動画は4K解像度でしたが、これについてもう少しAIの解説を書きますと

動画プレイヤー(ギャラリーアプリ)が4K動画を描画する際、どちらのタブレットもパネル解像度に合わせて内部でスケーリング(再計算)を行っています。
2.5Kパネル: 4K → 2.5K へ縮小
WUXGAパネル: 4K → WUXGA(1080p級)へ縮小
タブレットの画面サイズ(8〜11インチ程度)において、この2つの解像度へ縮小された後のピクセル情報量は、アルゴリズム上ほぼ同じ周波数帯(情報量)に収まってしまうため、AIの画像処理眼で見ても「差がない」という結果になります。

発色(色温度)の違い

ただし、スクリーンショットではなく、実機を肉眼で確認してみるとProのほうがやや青みが強いと感じられ、Ultraのほうは少し黄みがかっているように見えました。しかし、これは「好みの問題」であり「画質の良し悪し」とは言えません。また、後述しますが、Ultra、Proともディスプレイの色味を調整できる機能があります。

【結論】動画鑑賞がメイン用途であれば、2.5Kを選ぶメリットはありません。

2. 静止画・テキスト(マンガ・Web・電子書籍)

続いて、文字やマンガ(イラスト+フォント)の表示状態を比較しました。

ALLDOCUBE iPlay 80 mini Pro vs ALLDOCUBE iPlay 80 mini Ultra ディスプレイ対決

左:iPlay 80 mini Ultra、右:iPlay 80 mini Pro

※画像の出所:青空文庫 吾輩は猫である、夏目漱石
※「吾輩は猫である」の著作権はすでに消滅しています。また青空文庫は著作権が消滅している作品のファイルについて、「有償・無償であるかを問わず、自由に複製・再配布・共有することができます」と定めています。概要はこちら
※使用アプリはAndroidアプリ「読書尚友Lite」
※スマホで画面を撮影したため、モアレ (波状の模様)が出ていますが、これは肉眼では見えません

活字 (小説)

活字の見え方ですが、画像にあるように同じフォントサイズ (18ポイント)にしてもWUXGA (Pro)のほうが大きく、2.5K (Ultra)のほうが小さくなります。実機を肉眼で確認した印象として、やはり2.5Kのほうがくっきりと見えます。WUXGAでも全く不満を感じませんでしたが、2台を横並びにして見比べると多少の差は感じられますね。

ここに掲載した画像は「カメラの倍率を2倍にし、30センチほどの距離で撮影したもの」ですが、一応AIアシスタント (Gemini)にも評価させました。

左側(2.5K / Ultra 相当)
文字の輪郭: 「吾輩は猫である。」の明朝体のハライや曲線の輪郭、および「わがはい」という極小フォントのルビの線が非常にシャープで、背景との境界がすっきり通っています。
右側(WUXGA / Pro 相当)
文字の輪郭: 文字の線の周囲にピクセルのジャギー(わずかなドット感やにじみ)が見られ、漢字の込み入った部分や小さなルビ(わがはい)の線がやや太く重なって見えます。

ALLDOCUBE iPlay 80 mini Pro vs ALLDOCUBE iPlay 80 mini Ultra ディスプレイ対決

※画像の出所:電書バト ブラックジャックによろしく、佐藤秀峰
※佐藤漫画製作所では、『ブラックジャックによろしく』マンガデータ(プロテクト無しAdobePDF形式)を二次利用フリーで公開しています。ただし、利用規約があります。
※使用アプリはAndroid標準の「Files by Google」内蔵ビューア
※スマホで画面を撮影したため、モアレ (波状の模様)が出ていますが、これは肉眼では見えません

マンガ

ここに貼った画像だとわかりにくいと思いますが、肉眼では「吹き出しの中のフォント」で2.5K(Ultra)のほうが明らかに「くっきり」していると感じられました。一方、線画やトーンでの差はほとんど感じられませんでした。

では線画やトーンに品質差はないと言えるのか?について、再度AIアシスタントの評価を見てみます。

漫画の画像データにおいて、文字(フォント)は元々輪郭が非常に鋭利でコントラストが最も高いパーツです。そのため、ディスプレイの解像感(ディテール処理)やコントラスト強調、シャープネス処理などの影響を最も顕著に受けるのが文字部分になります。
線画や手描きの影(トーン)はもともと線に強弱や柔らかいグラデーションが含まれているため肉眼では差を感じにくく、一方で「エッジが命」であるフォントの輪郭部分に表示性能の差が素直に現れたと考えられます。

とのこと。この説明は納得できますね。ただし、WUXGA (Pro)だと見にくいのかと言われれば、私の感覚では「そんなことは一切ない」です。UltraとProを横に並べて、同じマンガの同じ部分をガン見して、初めてフォントの表示にわずかな差がみられることが分かった、という程度なので、実用面で使用感が異なるということはまず考えられません。

表示領域とUI

Files by Googleのビューワーは自動的にスケーリングしてくれる仕様なので、表示領域の差はほとんどありません (PDF形式の場合、ピンチアウトで縮小表示させることはできます)。強いて言えば「ブラックジャックによろしく」で若干2.5K (Ultra)のほうが表示領域が広いかな、と感じられた程度です。

一方、読書尚友Liteはアプリ内でフォントサイズやフォント種類を変更できます。今回の検証では初期設定の「フォントサイズ:18、フォント名:IPA Mincho」を使用しましたが、これでも2.5KとWUXGAでフォントの大きさが違って見えます。感覚的にはWUXGAで18、2.5Kで22くらいにすると同じくらいのフォントの大きさになります。

また、 (フォントが小さすぎて)現実的ではありませんが、フォントサイズを最小の「10」にした場合、WUXGAでは「吾輩は猫である」の総ページ数が「123」となり、2.5Kでは「86」となります。

使いやすいか使いにくいか、ということとは別次元の話として、2.5Kは一度に表示できる情報量が多く、Webページやテキストの「1画面に収まる量」が増えます。しかし、読書では「読みやすい文字の大きさ」というのがありますので、実用的なフォントサイズで、ということになると8.4インチのProよりも8.8インチのUltraのほうが0.4インチぶんだけ表示領域が大きくなる、と考えていいでしょう。はっきり言って「読書」については「表示領域の実用性」の観点から両者にほとんど差はないと思います。

ではWebサイトの閲覧などではどうなるでしょうか?例えばブラウザーのChromeでウインタブを開く場合、デフォルト状態 (表示倍率100%)では2.5Kのほうが表示領域は広くなります。しかし、読書尚友Liteの場合と同様、この際のフォントは2.5Kのほうが小さく、WUXGAのほうが大きく見えます。ウインタブのWebサイトの場合、2.5Kを表示倍率100%、WUXGAを表示倍率80%にするとほぼ同じフォントサイズになります。この場合、やはり表示領域は「2.5Kのほうが若干広い」程度となります。

【結論】小サイズのセリフが多いマンガを読む機会が多いなら2.5Kに価値がありますが、絵の綺麗さそのものに劇的な差はありません。また、活字の鮮明さは2.5Kのほうが上ですが、WUXGAだと汚くて見にくいということはありません。

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3. リフレッシュレート(144Hz vs 90Hz)とブラウザの挙動

リフレッシュレートの測定と高リフレッシュレート時の見え方を確認できる有名サイト「UFO Test」にアクセスしたところ、予想外の挙動に遭遇しました。

標準ブラウザ(Chrome)の罠

Ultra (144Hz)でUFO Testを見たところ、なぜか上限が72fpsと表示されました。そんなはずはない…ということで開発者オプションでリフレッシュレートを表示させたところ、しっかり144Hzになっていました。これ、Chromeの仕業です。おそらく「省電力機能」と思われますが、UltraのChromeではリフレッシュレートの上限が設定されていました。

対処方法を簡単に説明すると、「Chromeの検索バーに「chrome://flags」と入力し、遷移した画面の検索窓に「throttle」と入力すると「#throttle-main-thread-60hz」がありますので、ここを無効化 (Disabled)します。これでUFO Test上でも144fps表示が可能になります。

ただし、私がUFO Testでこのような事態に遭遇するのは今回が初めてで、Proではこの設定は必要なく、デフォルトで90Hz表示が可能でした。

それと、皆さんよくご存じと思いますが、ゲームタイトルで144fpsとか120fps表示が可能なものはまだ多くはありません。最近ウインタブの実機レビューでテストする機会がある「鳴潮」も30fpsとか60fps表示となります。そのため、144Hzの恩恵というのは個別ゲーム・個別アプリというよりも「画面スクロール」のような場面で活きてきます。その際に「Chromeの省電力機能がオンになっていると意味がない」ですよね。

日常使用での体感差

リフレッシュレート90Hzと144Hzの違いについて、すみませんが私は適切な検証者とは言えません。視力が悪く、年齢が高いため、2台を並べてWebサイトを縦スクロールしてみても両者の「滑らかさの差」は判別不能でした。おそらく年齢の若い人、視力がいい人だとその差を体感できるのだろうと思いますが、アプリ (特にゲーム)の高リフレッシュレート対応状況を考慮すると、144Hzの恩恵はそこまで大きくないのではないか、と考えます。

【結論】iPlay 80 mini Pro固有の問題かもしれませんが、Chromeで設定変更をする手間もあり、日常的なWebブラウジングやSNS程度で144Hzの恩恵を体感するのは困難です。少なくとも私の視力・年齢では90Hzで完全に満足できます。

4. ディスプレイ輝度(500nit vs 450nit)

カタログスペックではUltraが500nit、Proが450nitとなっており、数値上はUltraの方が約10%明るい計算です。

両者を明るさ100%(最大輝度)にして室内で並べたところ、「若干Ultraのほうが明るいかな」と感じられた程度で、これは開示数値に倣ったものと言えます。

物理的な光量のほか、パネルの「色温度」も視覚に与える影響があります。デフォルトの色味でProはやや寒色寄り (青みが強い)、Ultraがやや暖色寄り (黄みが強い)ので、場面場面で輝度の差を感じたりもしました。結論として、実用上は450nitのProが「暗くて視認性が悪い」と感じることはありませんでした。

【結論】500nitと450nitの数値差(50nit差)を理由に上位モデルを選ぶ必要はありません。

5. 調整機能

ALLDOCUBE iPlay 80 mini Pro vs ALLDOCUBE iPlay 80 mini Ultra ディスプレイ対決

左:iPlay 80 mini Pro、右:iPlay 80 mini Ultra (クリックで拡大します)

ALLDOCUBE製品の発色品質は総じて高いです。体感の話になりますが、UltraもProも発色はキレイで、Ultraのほうが少し「原色が濃い」と感じられます。

また、どちらも設定項目に「色温度と色調調整」があり、完璧とまでは言えないものの画質調整が可能です。

6. まとめ-2.5Kディスプレイは購入理由になるか?

ここまで、実際の利用シーンで横並び比較をしてきました。最後になりますが、ウインタブとしての見解を述べます。

文字の鮮明さや表示領域の広さ、また利用する人の視力や年齢にもよりますが、iPlay 80 mini Ultraの2.5Kディスプレイのほうがすべての場面において「少しずつ上」です。ディスプレイサイズの違い、解像度の違い、リフレッシュレートの違いはわずかながら使用感に影響を及ぼす可能性があります。

しかし、それらの差は「無視できるんじゃね?」とも感じます。iPlay 80 mini ProのWUXGAディスプレイを単体で使っていて不満を感じるケースはほぼないでしょう。また、UltraとProの実売価格の差も無視できません。よって「私なら」ディスプレイ品質の差を理由にUltraを選ぶことはありません。あくまで「UltraのSoC性能が自分にとって必要か」という点が製品選びの最大の理由になると思います。

7. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
サイト紹介・ウインタブについて

執筆者:ウインタブ
ノートPCやタブレットのレビューを中心に、実用的な製品選びを提案する情報サイトです。
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コメント

  1. 匿名 より:

    マルウェア入りをばら撒くような会社のタブレットなんか二度と買わんなぁ(´・ω・`)

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