
TECLASTがタブレット「ArtPad」を発表しました。TECLASTのタブレットには「Artシリーズ」というのがありまして、ウインタブでは以前「ArtPad Pro」を実機レビューし、「ArtPad Air」の製品紹介記事を掲載しています。それらの記事は2025年8月と10月に掲載していますので、「それから1年弱の間、新製品なし」だったのですが、ここにきて待望のニューモデル発表となりました。
製品名に「Art」とあるように、高品質なペン入力に対応するタブレットですが、それだけでなく、普段使い用のタブレットとしても非常に魅力的なパッケージングの製品です。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | ArtOS (Android 16) |
| SoC | UNISOC T7300 |
| RAM | 8GB (+仮想RAM最大40GB) |
| ストレージ | 128GB |
| ディスプレイ | 13.2インチIPS (2,240×1,600) 120 Hz |
| バンド | LTE対応、対応バンド不明 |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB Type-C、microSDカードリーダー オーディオジャック |
| カメラ | 前面 5MP/背面 8MP |
| バッテリー | 10,000 mAh ※最大18W急速充電対応 |
| サイズ | 291.3×213.6×7.5mm |
| 重量 | 728g |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ
OSはAndroid 16ベースの独自UI「ArtOS」です。

TECLASTのタブレットにはこの画像のような独自の機能が搭載されていますが、ArtOSはそれだけでなく…、

ディスプレイの表示モードを3種類から選ぶことができます。Standard Mode (標準モード)、Eye Comfort Mode (パステル調の色味になる、目に優しいモード)、Ink Mode (読書向きのモノクロ調のモード)の3種類です。
SoCはUNISOC T7300で、ウインタブでも同型SoCを搭載する製品を何度かレビューしていて、Antutuスコアは60万点オーバーをマークしています (ArtPadのメーカー公称値は64.5万点)ので、昨年ウインタブでレビューした従来モデルArtPad Proが搭載するHelio G99よりもワンランク上の性能です。
RAMは8GBで仮想RAM拡張機能により最大48GB (8GB+仮想RAM40GB)として使え、ストレージは128GBでmicroSDカードによるストレージ拡張も可能です。…しかし、仮想RAM40GBって意味があるんでしょうかね? (ないと思いますw)。
3. ディスプレイ

ディスプレイは13.2インチと大きく、解像度は2,240×1,600 (アスペクト比7:5)とiPadシリーズに近い形状です。リフレッシュレートも120 Hzと高速でWidevineもL1です。

もちろん4,096段階の筆圧に対応するペン入力が可能ですが、ペン (T-Pen2)は別売りです。なお、ArtPad Proのレビューでは「パームリジェクションがうまく効かない」と評価しましたが、ペンは当時のT-PenからT-Pen2にアップデートされ、メーカーサイトにはパームリジェクション対応と明記されていました。
4. 筐体

入出力ポート構成です。ほとんどのTECLAST製品は現在でもイヤホンジャックを省略せず、しっかり装備していますが、ArtPadにもイヤホンジャックがあります。
カメラは前面5MP、背面8MPと「実用品レベル」の画素数にとどまります。

スピーカーは横向きで持った際の左右側面に1つずつ、ステレオスピーカー搭載で、横向きで動画などをじっくり視聴する際には臨場感が出ます。

ArtPadにはユーザーが任意の操作を割り当てることのできるSmart Buttonもつきます。

バッテリーは10,000mAhと大きめの容量で、18Wの急速充電に対応します。
5. 価格など
TECLAST ArtPadはTECLAST公式サイトに製品ページがありますが、8月13日現在、まだ日本では発売されていません。日本発売は確実と考えていいのですが、発売日や価格についての情報もまだありません。
この製品のライバルになるのは、ペン入力に注目すればペンタブレットメーカーの製品 (XPPen Magic Drawing PadやHUION Kamvas Slate 13など)になると思われ、ペン入力品質に関してはやや分が悪いかもしれませんが、「あくまでAndroidタブレット」でもあり、Androidタブレットとしてのトータルの品質・機能においてはタブレットメーカーであるTECLASTも負けてはいないと思います。
また、製品価格についての情報がないものの、従来モデルの価格設定を考慮すると、おそらくペンタブレットメーカーの競合製品よりも安くなるのではないか、と予想します。ともあれ、日本発売が楽しみな製品ですね。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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