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FPD CP11-J1 レビュー - 1万円台の11インチタブレット、RAM 6GB・FHD・90Hzで普段使いには十分

Android

FPD CP11-J1 レビュー
こんにちは、オジルです。FPDの11インチAndroidタブレット「CP11-J1」をレビューします。

FPDという名前、正直あまり聞き馴染みがないという方も多いと思います。私も今回初めて知ったので軽く調べてみたところ、過去にウインタブでもモニターの実機レビューをしている「KTC」が展開しているブランドのようです。

さてCP11-J1ですが、価格は1万円台で、スペック的にはエントリークラス。一方で、RAM 6GB・フルHD解像度・リフレッシュレート90Hzといった「脱・安かろう悪かろう(価格なりの低性能)」とも言えるポイントもあり、ぶっちゃけ動画を見たりWebを見たりするくらいなら、これで十分なんじゃないの?と思えますが、実際のところどうでしょうか。

なお、レビューに際しメーカーよりサンプル製品をご提供いただいております。

ここがおすすめ
・1万円台ながら物理RAM 6GB
・11インチでFHD解像度
・Widevine L1対応
・安っぽさを感じない筐体
ここはイマイチ
・重量級ゲームや負荷の大きい処理には向かない
・LTEには非対応
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1. スペック

項目 仕様
OS Android 15
SoC UNISOC T620
RAM 6GB(+仮想RAM 12GB)
ストレージ 128GB
ディスプレイ 10.95インチ IPS(1,920 × 1,200)
リフレッシュレート 90Hz
無線通信 Wi-Fi、Bluetooth
ポート類 USB Type-C、microSDカードリーダー、3.5mmイヤホンジャック
カメラ 前面 5MP / 背面 13MP
バッテリー 8,000mAh
充電 18W急速充電対応
Widevine L1
サイズ 256.8 × 168.3 × 7.5 mm
重量 521g

スペックはご覧の通りで、SoCにはUNISOC T620を搭載しています。比較的安価なタブレットに搭載されるSoCの位置付けとしてはHelio G99>UNISOC T620>UNISOC T606で、当然ながらバリバリゲームをするような性能ではなく価格なり。ただ、RAMは物理6GBありますし、ディスプレイも1,920 × 1,200のFHD+、さらにリフレッシュレート90Hzに対応しています。個人的には、このあたりがCP11-J1の「安いタブレットだけど、最低限よりはちょっと上」というポイントだと思っています。

RAMについては、商品ページなどでは「18GB RAM」と表記されていますが、内訳は物理RAM 6GB+仮想RAM 12GBです。

これまで何度もRAM 4GB・60HzのAndroidタブレットをレビューしてきましたが、それでも動画視聴やWebブラウジングといったライトな用途なら、そこまで不満なく使えていました。そう考えると、物理RAM 6GBに90HzディスプレイというCP11-J1は、少なくとも普段使い用としては結構安心感のある構成だと思います。

とはいえ、このあたりは実際に動かしてみないと何とも言えませんので、まずはスペックがメーカー公称通りなのか確認していきます。

2.確認事項

本来ならこんなことをするのはナンセンスだと思っているのですが、ごく一部の製品でマルウェア感染やスペック偽装が実際に起きていますから念のため。今回は以下の項目を確認しました。

・「Dr.Web Light」でウイルス・マルウェアをチェック
・「Fake Device Test」でスペック偽装の有無をチェック
・「CPU-Z」でSoCやRAM、Androidバージョンなどをチェック
・「DRM Info」でWidevineのセキュリティレベルをチェック

 

結果としては、すべて特に問題なし。

Dr.Web Lightでは脅威は検出されず、Fake Device TestやCPU-ZでもSoC、RAM、ストレージ容量、Androidバージョンなどに怪しいところはありませんでした。メーカー公称通りと見てよさそうです。

WidevineについてもDRM InfoでL1を確認。Netflixについては筆者に視聴環境がないため確認できていませんが、契約中のDisney+ではHD画質でのコンテンツ再生を確認しています。

それと、一応Antutu Ver.11の結果も貼っておきます。

スコアは約41万点。妥当な数値と言えます。

ということで、ここまで確認した範囲ではスペック偽装やウイルスなど、特に気になる点はありませんでした。

3. 外観

では外観を見ていきます。

同梱物は、CP11-J1本体、USB Type-Cケーブル、取扱説明書、カードスロット取り出し用のピン。ACアダプターは付属していません。

ディスプレイは10.95インチ、解像度は1,920 × 1,200。また、CP11-J1は最初からディスプレイ保護フィルムが貼られています。別途用意する必要がなく、そのまま使い始められるのは地味にうれしいところです。

ベゼルはこの画像では分かりにくいですが、極端に狭いという印象はなく、同クラスの製品と比べても一般的な幅です。タブレットの場合、あまりベゼルが細すぎると手に持った際に誤タップしてしまうこともありますし、このくらいが妥当なんじゃないでしょうか。

近年は低価格なAndroidタブレットでも、素材や質感といったビルドクオリティはだいぶ上がってきています。ひと昔前のような「まあ、値段なりだよね」という残念さを感じる製品はかなり少なくなった印象で、CP11-J1も同様。実際に手に取ってみても、特にチープさは感じません。

背面カメラ部分を横から見るとこんな感じ。最近はスマートフォンでもタブレットでもカメラ部分が大きく出っ張っている製品が増えていますが、CP11-J1は出っ張りが比較的控えめです。

カメラ性能を売りにする製品でもありませんし、このくらいスッキリしているほうが個人的には好印象です。というより、タブレットのレビューで毎回のように言及しているのですが、タブレットを持ち歩く際にスマホを持ち歩かない人はほぼ皆無(写真はスマホで撮ればいい)と考えているため、カメラなしで背面をフラットにしてくれてもいいくらい。

側面には4スピーカーのうち2基が配置されています。

反対側にはUSB Type-Cポート、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック(角に配置)を備えています。CP11-J1はLTE非対応製品なので、カードスロットにSIMカードは入らないことを念のためお伝えしておきます。

USB Type-Cポートの両側にもスピーカーが配置されており、合計4スピーカー構成。横向きで動画を見る際にはなかなか良さそうに感じますが、音質については後述します。最近はスマートフォンだと3.5mmイヤホンジャックを見かけることも少なくなりましたが、動画視聴用のタブレットなら有線イヤホンをそのまま使えるのは地味にありがたいですね。

横持ち時の上部には電源ボタンと音量ボタン。配置自体はごくオーソドックスです。もう一方の側面(横持ち時の下部分)にはマイクと思われる穴がある程度なので、写真は省略します。

実際に持ってみてもそれなりに重量感はありますが、11インチですから割り切れるところでしょう。厚さは7.5mmとスリムなので、ゴツいという印象はありませんでした。

4. システム

OSはAndroid 15。プリインストールアプリはGoogle系を中心とした必要最低限のものだけで、余計なアプリはほとんど入っていません。

128GBのストレージは、初期状態で9.3GBを使用していました。実際にユーザーが利用できる容量としては十分ありますし、足りなくなった場合はmicroSDカードで拡張することもできます。

システム周りについては特に気になるところもなく、非常にシンプルです。

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5. 使用感

ディスプレイ

ディスプレイは10.95インチ、解像度はFHD(1,920 × 1,200)のIPS液晶です。

経験上11インチならHD(1,200 × 800)でもあからさまに粗さを感じない見え方なんですけど、やっぱりね、比べてしまうとFHDは高精細な印象を受けますよ、当たり前ですが。個人的にはやはりこのくらいは欲しいところ。

発色については、Webサイト閲覧や動画コンテンツの視聴時には特に気になりませんでした。ただ、表現が難しいのですが、初めてホーム画面を表示したときの第一印象が「あ、なんか淡い」でした。デフォルトの壁紙のせいかもしれませんけど、きれいなE-inkのような感じ。(と思いながら使い続けていたら、そう感じるのはホーム画面だけだったので、おそらく壁紙です笑)

視野角についても特に問題ないと感じました。

そしてCP11-J1のポイントのひとつが、最大90Hzのリフレッシュレートに対応していること。Webサイトのスクロールやホーム画面の操作などでは、60Hzのタブレットと比べて明らかに滑らかです。

もちろん処理性能そのものが上がるわけではありませんが、普段から目にするスクロールの滑らかさは体感にも結構影響します。一度90Hz(に限らず60Hzより上)に慣れてしまうと、60Hzに戻した際に「やっぱり違うな」と感じる部分ですね。一方、90Hz設定で使用するとバッテリー消費は早くなるため、その点ご注意を。

スピーカー

実際に動画や音楽を再生してみると、正直なところ「4スピーカーだからすごい臨場感がある」と言えるだけの高評価はできませんが、配置としてはいいと思います。音質そのものも価格なりで、だからといって明らかにチープでもない印象。

そもそも3.5mmイヤホンジャックもありますし、音質が気になる場合は有線/ワイヤレスイヤホンを使える選択肢があるのはありがたいところです。

カメラ

CP11-J1は背面13MPのカメラを搭載しています。デフォルト設定で撮影した作例です。

画質については、画素数自体が高いわけではないため「それなり」です。若干赤みがかっているような感はありますが、ちょっとした撮影には使えるレベルだと感じました。

スマホの代わりに写真を撮るための製品ではありませんし、カメラ性能は必要最低限で問題ない、というのが個人的なスタンスです。その観点からいくと及第点レベルだと思います。

ゲーム

CP11-J1はエントリークラスの製品で、実際に触ったところで話にならないのは明白なので、今回は重量級タイトルについてはあえて試していません。

一方で、普段軽く触っているパズルゲームや、いわゆる「城ゲー」と呼ばれる2D描画中心のゲームなどをいくつかプレイしてみました。このあたりについては特にカクつきを感じることもなく、普通に遊べています。

3Dゲームでも比較的軽いタイトルであれば動くものはあると思いますが、そこは過度な期待をしないほうがいいでしょうね。まあ、3Dゲームをしっかり遊びたい方は頑張ってお金を出して、もっと高スペックな製品を購入しましょう…としか…。

6. レビューまとめ

FPD CP11-J1はAmazonで販売中で、8月27日現在の価格は17,974円です。1万円台で、SoCもUNISOC T620ということで、スペックだけ見ればエントリークラスのAndroidタブレットです。

一方で、物理RAM 6GB、フルHD解像度、90Hzディスプレイ、Widevine L1、4スピーカーといったところは、低価格モデルながらしっかり押さえられています。また、筐体の質感にも特にチープさはなく、プリインストールアプリも必要最低限。動画視聴やWebブラウジングといったライトな用途で使う分には、価格を考えて大きな不満を感じるところはありませんでした。

前述の通り、これまでRAM 4GB・60Hzの低価格タブレットでもライトユースなら全然使えると感じてきました。それを考えると、RAM 6GB・90Hz・フルHDというCP11-J1は、個人的にはかなり安心して使える構成です。

「安いから多少は我慢して使う」というより、用途を割り切れば十分満足できる製品と言えるでしょう。動画視聴やWebブラウジング、電子書籍などを中心に使う、手頃な11インチタブレットを探している方なら、候補に入れていい製品だと思います。

7.関連リンク

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