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NAUIX N803S レビュー - ノングレアディスプレイ搭載の8.4インチタブレット、ALLDOCUBE iPlay 80 mini Proの対抗馬となるか

Android

NAUIX N803S レビュー
NAUIXのタブレット「N803S」の実機レビューです。ウインタブでNAUIXというブランドの製品をレビューするのは今回が初めてですが、中国・深圳のメーカーで、もともと国内ではAmazonで精密ドライバーなどの工具を販売しており、最近になってタブレットも手掛けるようになったようです。

ということで、ウインタブとしても興味深く製品をチェックさせてもらいました。なお、このレビューはメーカーよりレビュー機のサンプル提供を受け実施しています。

ここがおすすめ
・SoCのUNISOC T7300は普段使いに十分な性能
・タブレットとしては珍しいノングレアタイプのディスプレイ
・筐体の質感、しっかり感は十分
・独自の設定項目あり
・ケースが付属
ここはイマイチ
・NetflixではWidevine L3 (メーカー説明ではL1)
・VoLTEに対応せず (ワイモバイルで検証)
NAUIX N803S セール概要

クーポン適用後価格:19,999円
※参考価格:27,999円
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1. スペック

項目 仕様
OS Android 16
SoC UNISOC T7300
RAM 6GB (+仮想RAM拡張最大16GB)
ストレージ 128GB
ディスプレイ 8.4インチIPS (1,920×1,200) 
バンド FDD:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
TDD:B38/39/40/41
無線通信 Wi-Fi 5、Bluetooth 5.4
ポート類 USB Type-C 、microSDカードリーダー
カメラ 前面 5MP/背面 13MP
バッテリー 6,050 mAh
※18W急速充電対応
センサー等 ジャイロセンサー、光センサー
重力センサー、ホールセンサー
GPS (GPS、Beidou、Glonass)
サイズ 200.8×124.2×7.6 mm
重量 310 g

2. 確認事項

初めてレビューするブランドということもあり、レビュー開始時にいくつかの確認をしました。

NAUIX N803S

クリックで拡大します

まず、ウイルス対策アプリAnti-virus Dr.Web Lightにてフルスキャンを実施し、「検出された脅威は0」であることを確認しました。次に、昨今一部で顰蹙を買っている「ストレージ容量の偽装」について、アプリ「Fake Device Test」で容量をチェックし、概ねメーカー開示数値と一致していることを確認しました。

NAUIX N803S

ハードウェア情報を表示するアプリCPU-ZにてSoCがUNISOC T7300 (UMS9360)であること、RAMが6GB (5,748MB)であること、およびストレージが128GB (108.91GB)であることを確認しました。また、Antutu Ver. 11のスコアは610,454点で、同型SoCを搭載するALLDOCUBE iPlay 80 mini Proのスコア658,810点よりも多少低いものの、WebサイトやYouTubeなどで確認したスコアも参考にすると、「妥当なスコア」であると判断しました。

NAUIX N803S Widevine

左:DRM Info、右NETFLIX (クリックで拡大します)

アプリDRM Infoで確認したところ、WidevineはL1でした (画像左)。一方でNetflixではL3でした。この点についてメーカーに問い合わせたところ「当社の確認ではL1であり、他のレビュアーからもL1であるとの報告がある。」との回答でした。そのため、いったんNetflixアプリをアンインストールし、再インストールして確認しましたが、やはりL3のまま、レビュー機を初期化し、再度Netflixをインストールしてみましたが、やはりL3でした。

NetflixのWidevineのレベルについてはメーカーの説明とこのレビューでの確認内容が異なりますが、ウインタブとしてはレビュー機で確認したことをそのままお伝えします。

レビュー期間中、一時的にレビュー機にワイモバイルのSIMカードを入れ、モバイルデータ通信およびVoLTE (音声通話)を試してみました。データ通信に関しては問題ありませんでしたが、音声通話 (VoLTE)は使えませんでした。以前UNISOC製SoCでVoLTEが使えない場合の対処法について記事を掲載していますが、その記事の手法でも問題は解消しませんでした。具体的には「レビュー機側では他の電話機からの音声が聞こえるが、レビュー機からの音声は他の電話機では聞こえない」という症状です。

VoLTEに関してもメーカーに確認したところ「ワイモバイルでの動作について確認します」とのことでした。ウインタブでは他のUNISOC T7300搭載機でVoLTEが使えることを確認しているため、比較的簡単にVoLTEが使えるようになるのではないか、と推測していますが、8月11日時点では「ワイモバイルのSIMではVoLTE不可」という判定です。

以上、メーカー開示のシステム構成の妥当性について検証しました。ウインタブではこれ以上の検証は行いませんので、あらかじめご了承ください。

3. 外観

NAUIX N803S 同梱物

同梱物です。他社製品の多くで付属するACアダプター (充電器)とSIMイジェクトピンはありませんでした。そのかわりタブレットケースが付属します。他にはクイックガイドとUSB Type-A – USB Type-Cのケーブルが入っていました。なお、N803Sは18Wの急速充電に対応しますが、ご覧の通り充電器が付属しないので、18W充電のためには別途急速充電器を用意する必要があります。

NAUIX N803S ケース

ケースを装着したところです。Androidタブレットのケースでよく見かける「蓋付きで、蓋の部分を変形させるとタブレットスタンドになる」タイプではありません。保護機能だけのTPU製ケースです。

NAUIX N803S 前面

前面です。左右のベゼル幅は細めですが、ALLDOCUBE製品などと比較しても「まあ、普通くらい」と感じます。前面カメラは8インチ級タブレットではオーソドックスに上部ベゼルに配置されています。

で、このディスプレイはノングレア (非光沢、メーカーの表記だと「マットディスプレイ」)です!低価格な中国タブレットでノングレアディスプレイというのは非常に珍しいです。ウインタブの過去のレビュー経験上、「お絵描きタブ」のHUION Kamvas Slate 13およびKamvas Slate 11がノングレアディスプレイでしたが、「普通のタブレット」でノングレアディスプレイは初めて見ます (使用感については後述します)。

NAUIX N803S 背面

背面です。素材は金属製で筐体色はご覧の通り濃いめのグレーです。カメラバンプ部分もシンプルなデザインで、中国タブやスマホでたまにあるダミーレンズのようなものもなく、個人的には好感が持てました。

NAUIX N803S 上側面

(縦向きに持った際の)上側面です。ポート類やボタン類はなく、スピーカーが1つあるのみです。

NAUIX N803S 下側面

こちらが下側面。USB Type-Cポートとスピーカーがあります。N803SはALLDOCUBE製の8インチ級タブレットと同じく「横向きで持った際に左右にスピーカーが来る」配置になっています。縦向きで視聴するショート動画には向かない配置ですが、Amazonプライムビデオなどの動画サブスクリプションサービスやYouTubeなどで映画やドラマをじっくり視聴する際はこの配置のほうが臨場感やステレオ感がしっかり出ますので、個人的にはこの配置のほうが好みです。

NAUIX N803S 右側面

右側面

NAUIX N803S 左側面

左側面

左右の側面です。右側には電源ボタンと音量ボタン、左側にはSIM/microSDスロットがあります。しいて言えば「右側面の音量ボタンが、音量上げと下げで独立したものになっている」という点が特徴と言えば特徴です。

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4. システム

NAUIX N803S

クリックで拡大します

ホーム画面とアプリ一覧画面です。独自のプリインストールアプリはなく、非常にシンプル、プレーンなAndroidという感じです。

NAUIX N803S

左:設定メニュー、右:タブレット情報 (クリックで拡大します)

設定メニューも大項目についてはほぼプレーンなAndroid、という感じですが、右のタブレット情報の画面を見ていただくと、独自のUIが使われているのがわかります。

NAUIX N803S

クリックで拡大します

最近の中国タブレットとしては英語表記がかなり目立ちます。言い換えると独自の項目が多い、ということです。この画像はディスプレイの設定ですが、Video display enhancementとかGame Spaceといった英語のままの項目があります。画像右側がVideo display enhancementの詳細設定画面です。

ただし、この機能については私が試したところ「画質はそんなに変わらなかった」ですね。つまりenhancement (強調)の効果が実感できなかったということです。ただし、これはあくまで私の体感なので、N803Sを購入されたら、いろいろと試してみてもいいのではないでしょうか。「面白いことは面白い」と思いますので。

5. 使用感

ディスプレイ

NAUIX N803Sのディスプレイは8.4インチで解像度は1,920×1,200、リフレッシュレートは60Hzです。そして低価格帯の中国タブレットとしては珍しく「ノングレアタイプ」です。

ノングレアタイプの恩恵として、もちろん「映り込みが小さい」ことが挙げられます。レビュー中、晴天の屋外で写真を撮影する機会がありましたが、通常低価格帯のタブレットは晴天の屋外で使うには輝度が足りず、ディスプレイの視認性が悪化します。しかし、N803Sでは実用可能な視認性が確保されていると感じられました。また、ノートPCの使用時と同様に、屋内で使う場合でも光源 (窓や蛍光灯の位置など)をあまり気にすることなく、配置の自由度が大きくなります。

一方で発色面では「ちょっと不利」なところもあります。ノングレアタイプの場合、どうしても原色の鮮やかさが足りないと感じられてしまいます。実際、手持ちの他のタブレットと発色を比較すると、やや白っぽく、深みがないと感じました。ただし、他の製品と比較するようなことをせず、N803Sを単体で使うぶんには発色に不満は感じられず、ノングレアタイプの恩恵のほうが強い、と感じました。

スピーカー

N803Sは横向きで持った際の左右側面にスピーカーがあります。そのため、映画やドラマなど、動画視聴時にはしっかりステレオ感が出ます。音質は「低価格帯タブレットとして、まあ普通」くらいでしょうか。音質は比較的クリアですが、低音、高音とも弱く、若干こもった感じで少々安っぽい音質です。

動画視聴では特に不満を感じませんでしたが、じっくり音楽を聴くような場合はイヤホンを使うほうがいいでしょうね。

カメラ

N803Sは前面5MP/背面13MPのカメラを搭載しています。数枚写真撮影をしてみましたので、ここに掲載します。なお、背面カメラで撮影 (13MP)したものをサイト掲載用に1MPに縮小して掲載します。「デフォルト設定」で撮影しました。

NAUIX N803S

NAUIX N803S

NAUIX N803S

クリアな画質ではあるのですが、「赤い」ですよね?特に2枚目の写真の下半分、アスファルトのところを見ていただくと、赤みがかなり強いことがわかると思います。撮影は「夏の晴天・日中」にやりましたが、ホワイトバランスがうまく調整できていないのだろうと思われました。カメラアプリには「静止画のホワイトバランス調整項目」がなかったので、赤みを消すのは難しいかもしれません。やるとすれば撮影後に画像加工する、ということになると思います。

ゲーム

SoCがUNISOC T7300でAntutuスコアが60万点強のタブレットだと、オープンワールドアクションRPGの「鳴潮 (めいちょう)」など、いわゆる「重い」とされる3Dゲームのプレイは難しいです。これは同じSoCを搭載するALLDOCUBE iPlay 80 mini Proのレビューで検証済みなので、詳しくはiPlay 80 mini Proのレビュー記事をご覧ください。

N803Sでは「アスファルト:Legends」をプレイしてみましたが、初期設定だとごく快適に動作しました。プレイ中にグラフィック設定を「高品質」に上げ、リフレッシュレートを「60fps」にしたところ、60fpsにしたところで「推奨しない」という警告が出ました。しかし、実際に高い画質設定でプレイしてみても、特にカクつくなどしてプレイに支障が出ることはありませんでした。

UNISOC T7300搭載機であれば、(Asphaltのような)中負荷くらいのゲームなら問題なくプレイできると思います。

6. レビューまとめ

NAUIX N803SはAmazonで販売中で、8月20日まで有効のAmazonにてLINEクーポンが発行されており、それを使うと19,999円で購入できます (詳細は下記)。

レビューのマイナスポイントから書くと、「少なくともレビュー機ではNetflixでWidevine L3判定であった」「手持ちのSIMカードではVoLTEが使えなかった (データ通信は可能)」という点が挙げられます。

一方で「ノングレア・ディスプレイ」については個人的には大歓迎できます。若干発色を犠牲にしている感もありますが、私の感覚ではほとんど気にならず、映り込みが小さいことによる恩恵が非常に大きいと感じられました。

この製品、スペック面ではALLDOCUBE iPlay 80 mini Proに近いです (ただし、RAM容量は6GBなのでiPlay 80 mini Proよりも小さいです)。また、現時点での価格はiPlay 80 mini Proよりも安くなっています。ブランドとしてはALLDOCUBEのほうが安心感が大きいですが、NAUIX N803Sはディスプレイ仕様が良く、 (実用性が高いかどうかはともかくとして)独自の設定項目を用意しているところが面白いです。ウインタブ読者ならNAUIXを試してみてもいいのでは?と思いますね。

7. 関連リンク

NAUIX N803S セール概要

クーポン適用後価格:19,999円
※参考価格:27,999円
※下記の要領でLINEクーポンを獲得
※セール終了は8月20日 (先着100台)

クーポン獲得方法
 ・公式LINE(@641flbws)を友だち追加
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執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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執筆者:ウインタブ
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