記事内に広告が含まれています。

WUBEN X1 Pro レビュー - もはや「懐中電灯」ではない!12,300ルーメンの圧倒的な輝度を誇るモンスター級LEDライト

アクセサリ

WUBEN X1 Pro レビュー
WUBENのLEDライト「WUBEN X1 Pro」の実機レビューです。ウインタブではこの製品に先立ち、WUBENのライト「G5」と「X4」のレビュー記事を掲載しました。

G5とX4のレビューはこちらです
WUBEN G5 レビュー - ずっしりとした塊感!コンパクトで高輝度なフラッシュライト
WUBEN X4 レビュー - コンパクトで軽量なのに爆光!そして多機能なLEDライト

どちらも「ガジェット好きには刺さる、ガチ品質・ガチ筐体の製品」でしたが、今回レビューする「X1 Pro」はこの2機種とは段違いの性能を誇るハイエンド機です。最大輝度で見てもG5は400ルーメン、X4は1,500ルーメンであるところ、X1 Proは「12,300ルーメン」です。

光源・対象物 明るさの目安(ルーメン) X1 Pro(12,300 lm)との比較
スマホのLEDライト 約 30 〜 50 lm 約 250 〜 400 倍
一般的な家庭用LED懐中電灯 約 100 〜 300 lm 約 40 〜 120 倍
乗用車のヘッドライト(ロービーム片側) 約 1,000 〜 1,500 lm 約 8 〜 12 倍
乗用車のハイビーム(左右合計) 約 3,000 〜 4,000 lm 約 3 〜 4 倍
大型工事用LED投光器(AC電源) 約 10,000 〜 15,000 lm 同等 〜 それ以上
WUBEN X1 Pro(Turboモード) 12,300 lm —(比較基準)

この表を見ていただくとわかる通り、あのクソ眩しい「自動車のハイビーム」ですらせいぜい4,000ルーメンです。もはやX1 Proの12,300ルーメンというのは「市街地で使ってはダメなレベル」です。とはいえ、12,300ルーメンというのはあくまでも「最大値」であり、この明るさで長時間使うことは想定されていませんし、実用域と呼べる明るさで使うこともできます。このあたりは後述します。

なお、このレビューはWUBENよりレビュー機のサンプル提供を受け実施しています。

ここがおすすめ
・もはや懐中電灯とは言えない圧倒的な輝度、12,300ルーメン
・発熱対策として冷却ファンを搭載
・バッグやベルトに取り付けられるホルダー (ベルトポーチ)付属
・IP65レベルの防水・防塵性能
・ガジェット好きに刺さる「いかつい」デザイン
・モバイルバッテリーとしても利用可能
ここはイマイチ
・普段使いでは完全にオーバースペック
スポンサーリンク

1. WUBENについて

WUBENは1981年創業の専門工場をルーツに持つライトのブランドです。もともとは世界的有名ブランドのOEM (委託製造)パートナーとして数多くのライトを開発・製造していましたが、2015年からは自社ブランド「WUBEN」を本格的に立ち上げ、OEMで培った技術と経験を活かし、世界から注目されるブランドへと成長を遂げました。

WUBENは「Easy Carry Light(ECL)」という独自のコンセプトを掲げ、携帯性と高い実用性を両立した独創的なフラッシュライトを数多く開発しています。近年は米国のクラウドファンディング (出品例、まさに今回のレビュー機です)をはじめ世界市場で高い評価を獲得しており、洗練されたプロダクトデザインと確かな性能により、国内外のアウトドア愛好家やガジェットファンから強い支持を集めています。

2. スペック表

項目 仕様
LED CREE XHP50.3×4
CREE XHP50.3HI×1
最大輝度 12,300ルーメン / 42,025カンデラ
最大照射距離 410 m
最大照射時間 455時間
バッテリー 21700リチウムイオン充電池×2
※電池1本あたり4,900 mAh
※トータル容量は9,800 mAh
※モバイルバッテリー機能あり
充電 USB Type-C
サイズ 138×59.6×29.5 mm
重量 電池含まず:242 g / 電池込み:383 g

冒頭に書いた通り、X1 Proの最大輝度は12,300ルーメンですが、本体にはスポットライトとワイドライトの2種類のライトが搭載されており、モードも多数用意されています。それと、ウインタブ読者が歓迎できる点として、この製品は「モバイルバッテリー (最大15W)」としても使えます。

  Turbo High Med Low Eco Strobe SOS
スポットライト 3650~2000~1200lm
/1min+1min+3.7h
1200lm
/4h
500lm
/11h
200lm
/28h
10lm
/455h
1200lm 200lm
ワイドライト 8650~3000~1800lm
/1min+1min+2.8h
1800lm
/3.1h
500lm
/11h
200lm
/28h
10lm
/365h
1800lm 200lm
スポット∔ワイド 12300~5000~3000lm
/1min+1min+1.7h
3000lm
/1.8h
1000lm
/5.5h
400lm
/14h
20lm
/220h
3000lm 400lm

※Strobeとは「ストロボ点灯 (点滅)」のこと、SOSとは「SOS点滅」のことです

このように、12,300ルーメンで発光できるのは「スポットライトとワイドライトを同時点灯」した場合のみです。また、本体に冷却ファンを搭載していますが、それでも発熱が非常に大きくなるので、最大輝度となるTurboモードでは12,300ルーメンで使用しても、約1分で5,000ルーメンに、その後3,000ルーメンに減光されます (ただし、ウインタブが確認した限り、Turboモードで1分間以上連続点灯しても減光されませんでした。気温等の環境によって挙動が変わる可能性があります)。

また、Ecoモードではスマホのライトよりも少し暗い程度、Lowモードでは一般的な懐中電灯と大差ないくらいの明るさになります。市街地の暗い夜道などでは「Lowモード、せいぜいMedモードまでかな」という感じです。他に通行人がいたり、自動車が走っているような場所でTurboモードを使うと「下手したら (相手の方がX1 Proの光源を直視したりすると)傷害事件になりかねない」ようにも思われます。

3. 外観

WUBEN X1 Pro 同梱物

同梱物です。取扱説明書は日本語を含む多言語で書かれています。X1 Proの操作系は非常にシンプルなのですが、電源ボタンの短押し、長押し、二度押し、三度押し、四度押し、五度押しで異なる機能を使いますので、使用前に説明書に目を通しておくことは必須かと思います。画像中央上にあるのは「予備ネジ」です。X1 Proは冷却ファンを内蔵していて、ネジで着脱可能です。この予備ネジは冷却ファン用です。中央下がストラップで、画像にあるWUBENと書かれた黒い部分を外すとUSB Type-C – USB Type-C ケーブルとなります。そして画像右がホルダー (ベルトポーチ)です。

WUBEN X1 Pro 前面

前面

本体の前面です。左側が広範囲を照らすためのワイドライト、右側が狭い範囲で遠くまで照らせるスポットライトです。スペックのところに表を掲載しましたが、ワイドライトのみ、スポットライトのみ、ワイドライト+スポットライトの同時点灯が可能です。

WUBEN X1 Pro 上面

上面

レビュー機の筐体色は「ホワイト」でした (他にブラックがあります)。本体上面にはライトの切り替えスイッチがあります。上から「ワイドライトのみ、スポット+ワイド、スポット」の3種類に切り替えることができます。

WUBEN X1 Pro 下面

こちらが底面です。操作系のボタン類はありませんが、冷却ファンの着脱口があります。ここにある4つのネジを外して冷却ファンを取り出します。なお、取扱説明書に「一定期間 (具体的な期間の説明はなし)で冷却ファンを取り外し、掃除してください」との記載がありました。

WUBEN X1 Pro 左側面

左側面です。画像左端にUSB Type-Cポートがあります。この画像ではパッキンを開けていますが、通常はパッキンで覆われています。X1 Proへの充電、およびX1 Proをモバイルバッテリーとして使う場合にはこのUSB Type-Cポートを使用します。USB Type-Cポートの右側にあるのが電源ボタンです。電源ボタンには下記の機能が割り当てられています。

短押し:ライトのオン/オフ
長押し:ライトのモード切り替え。長押しで「Eco→Low→Med→High」の順でモードが変わります
二度押し:Tueboモードの起動。どのモードであろうと二度押しで瞬時にTurboモードに切り替わります
三度押し:ストロボ (点滅)モード切り替え、ストロボモードでもう一度三度押しするとSOSモードに切り替わります
四度押し:いわゆる「ロック」です。ボタンを押してもライトが点灯しなくなります
五度押し:手動で冷却ファンをオン/オフします

また、電源ボタンの真ん中にLEDインジケータ―があり、点灯時に青く光りますが、バッテリー残量に応じて点滅したり、赤く点灯したりします。ここが赤く点滅すると「バッテリー残量15%以下」なので、充電が必要になりますね。

WUBEN X1 Pro 背面

左側面の下部 (画像右側)には電池ケースのロックボタンがあります。ロックを解除すると充電式の電池が出てきます。

WUBEN X1 Pro 右側面

右側面です。画像左端にストラップホールがあり、画像右側に通気口がありますが、操作系のボタンやスイッチはありません。

WUBEN X1 Pro ホルダー

ホルダー (ベルトポーチ)を取り付けてみました。はっきり言って着脱は面倒ですねw しっかりベルトに固定できますが、ホルダーに入っているX1 Proを素早く使うのは難しいと思います。

スポンサーリンク

4. 使用感

一応動画を撮ってみたのですが、いま一つリアルではないというか、どのくらい明るいのかが伝わらない内容になってしまいました。申し訳ないです…。

文章でご説明します。

明るさ:Eco
スマホのライトよりもむしろ暗いくらいなので、X1 Proをこのモードで使う意味はありません。この明るさでいいのなら、わざわざX1 Proを入手する必要はなく、スマホがあれば十分です。

明るさ:Low
これで「一般的にイメージする懐中電灯と同じくらい」だと思います。夜道を照らす場合、街頭や道沿いの建物の灯りなどもあり、「完全に真っ暗」というケースは必ずしも多くはありません。しかし「ちょっと暗くて物騒だなあ」と感じられる場面もありますよね?このような場合にはX1 ProをLowの明るさで使うと安心です。必要十分な明るさだと感じられます。また、市街地で使う場合、「スポットライト (狭い範囲で奥の方まで照らす)」よりも「ワイドライト (広い範囲で近場を照らす)」のほうが使いやすかったです。ただ、どちらが適しているかはケース・バイ・ケースですね。少し明るめにしたい場合はMedモードに上げるよりも「スポット+ワイド」にして使う方が有効と感じました。

明るさ:Med
市街地では「Lowだと少し心細いかな」という場面があったらこのモードにすると安心感が高まると思います。輝度的には「スポット+ワイドにすると自動車のロービーム片側くらい」とのことですが、体感的には自動車のヘッドライト並み、とまでは感じられませんでした。また、今回のレビューではキャンプ場や田畑のあぜ道のような「真っ暗に近い場所」では試せていないのですが、このような場面でもMedモードであれば対応できると思います。

それと、これもあくまで体感ですが、他に通行人がいる可能性を考えると、Medモードが市街地の実用上の上限かな、と思います。

明るさ:High
個人的にはこのモードは市街地では使いにくいと思います。もちろん「非常に明るい」のですが、スポットライトの場合は特に反対方向から歩いてくる人に不快感を与えてしまうことが危惧されますし、ワイドライトの場合は照射範囲が広いので、付近の住宅に迷惑をかけてしまう可能性もありそうです。

人影がなく、真っ暗な山道とか夜釣りなどの場面では重宝しそうな明るさです。

明るさ:Turbo
使い方を間違えると凶器になりそうなレベルで明るいです。市街地では必要のないモードですし、「絶対に反対から人が来ない」前提で使うべきモードとも言えます。あと、もっと言うと「災害時などでなりふり構っていられない」ような場面で役に立つのではないかと思います。

X1 Proは「お子さんの手の届かない場所に保管する」のが必須となります。万一お子さんがライト点灯時に光源を見るようなことをすると「本当に危険」です。一応「電源ボタン四度押し」でロックをかけることができますけどね。

なお、点灯時に光源付近は熱を持ちます。ただし、「発光しているので仕方ない」と感じられるレベルです。また、Highモード以上にする場合「冷却ファンが作動し、筐体前方 (光源に近い部分)が発熱」します。冷却ファンが作動するような場面では、私の体感では上に掲載した「冷却ファン付近の黒い部分」が触れないくらいに熱くなります。

モバイルバッテリーとして
X1 Proのバッテリー (充電池)容量は4,900×2≒9,800 mAhで、モバイルバッテリーとして使用できます。取扱説明書に記載されている最大出力は15W (5V/3A)です。手持ちのスマホやタブレットを充電してみたところ、およその最大出力は10W程度でした。この出力だとPCの充電は厳しいですが、スマホ、タブレット、イヤホンなどの充電には十分使えると思います。

5. まとめ

WUBEN X1 ProはAmazonや楽天で販売中で、7月14日現在の価格は24,999円です。つい先日「Amazonプライムデー情報 (プライムデーは7月13日に終了)」としてWUBENのセール品をご紹介しましたが、X1 Proはセール対象ではありませんでした。ウインタブが知る限り、この製品はまだ値下げ販売されたことがないと思われます。

はっきり言って、個人ユーザーが日常的に使うのならG5、屋外でのアクティビティが趣味という人ならX4がおすすめ (あるいは十分、と言うべきか)です。X1 ProのTurboモードは市街地ではオーバースペックですし、使い方を誤ると (超高輝度ゆえに)他の人を傷つけかねません。

夜釣りとか洞窟探検、自己所有の敷地(倉庫・田畑等)の夜間の見回りなど、活躍できる場は限られているかと思います。あとは災害時などの備えとして手元に置いておく、とかでしょうか。

8月にキャンプに行く予定にしていますので、その際にG5、X4、X1 Proの使い分けを試してみたいと思いますが、まあ、X1 Proが本領を発揮できるような場面はないだろうと思いますね。

6. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
サイト紹介・ウインタブについて

執筆者:ウインタブ
ノートPCやタブレットのレビューを中心に、実用的な製品選びを提案する情報サイトです。
サイト紹介・ウインタブについて

コメント

タイトルとURLをコピーしました