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TECLAST P50T レビュー - UNISOC T7250搭載で物理RAM3GBのエントリータブレット、価格重視で選ぶならアリ

Android

TECLAST P50T レビュー
TECLASTのタブレット「P50T」の実機レビューです。SoCにUNISOC T7250を搭載し、Amazonで1万円台半ば~後半くらいで買えるエントリータブレットで、メーカー側でも「販売に力を入れていきたい」とのことで、実機を送っていただきました。

なお、このレビューはメーカーよりレビュー機のサンプル提供を受け実施しています。

ここがおすすめ
・動画視聴やWeb閲覧、ライトなパズルゲームには問題なし
・カメラ画質は期待以上
・安っぽさを感じない筐体
・2万円を大きく下回る価格
ここはイマイチ
・やや粗さを感じるディスプレイ解像度
・全体的に少しもっさりした挙動
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1. スペック

スペック表

項目 仕様
OS Android 16
SoC UNISOC T7250
RAM 3GB (拡張機能により最大16GB)
ストレージ 128GB
ディスプレイ 11インチIPS (1,280 × 800) 90Hz
バンド 5G/LTE非対応
無線通信 Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0
ポート類 USB Type-C、microSDカードリーダー
オーディオジャック
カメラ 前面 5MP/背面 13MP
バッテリー 8,000 mAh
サイズ 258×169×8 mm
重量 520 g (実測値547g)

確認事項

TECLAST P50T セキュリティテスト

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ウインタブの過去のレビュー経験でTECLAST製品がマルウェアに感染していたり、公表スペックと実スペックに違いがあったり、ということはありませんでした。しかし昨今、中国メーカー製品でマルウェア感染やストレージ偽装といった不祥事が多発していますので、念のためウイルス対策アプリAnti-virus Dr.Web Lightにてフルスキャンを実施し、「検出された脅威は0」であることを確認しました。また、AndroidアプリFake Device Testにてストレージ容量のテストも実施し、「合格 (スペック表と同じストレージ容量である)」という判定でした。

TECLAST P50T Antutuスコア

Antutu Ver. 11のスコアは365,675点でした。Antutuのアプリ内の表示およびアプリCPU-Zの表示でも「UNISOC T7250」になっており、このスコアもT7250としてはおおむね妥当と判断できます。

これらから、TECLAST P50Tではマルウェア感染はなく、スペックもメーカー公称値通りであるものと判断しました。ウインタブではこれ以上の検証は行いません。

2. 外観

TECLAST P50T 同梱物

同梱物です。取扱説明書は日本語を含む多言語で記載されており、製品固有の説明はほとんどなく、Android OSの基本操作に終始する内容でした。充電器は出力が10Wで日本のコンセントに合うプラグ形状でした (レビュー機はAmazonから配送されました)。ケーブルは両端がUSB Type-A/USB Type-Cでした。Type-Aを充電器に、Type-Cをタブレットに接続します。

タッチペンは筆圧に対応するような高度なものではなく、小さなボタンや細かいリンクのタッチ操作や簡単なメモ書きに使えるものです。両端がペン先で、一方が細く、一方が太くなっています。

TECLAST P50T ディスプレイ

ディスプレイ面です。P50Tのディスプレイは11インチで解像度はWXGA (1,280×800、HDとも言います)と低めです。ただし、リフレッシュレートは90Hzと少し高速でWidevineもL1なので動画サブスクリプションサービスでHD画質での視聴が可能です。

TECLAST P50T 背面

背面です。P50Tの筐体は金属製で筐体色は「スペースグレー」という、やや濃い目のグレーです。エントリーモデルながら筐体の質感は十分に高く、安っぽさを感じません。また、筐体は頑丈と言えるほどではありませんが、手で持って軽く捻じってみてもミシミシという音は出ませんので、強度も十分かと思います。…TECLAST製品はたまに華奢な筐体があるんですよね…。

TECLAST P50T 上側面

横持ち時の上面です。こちらには電源ボタンと音量ボタンがあります。Androidタブレットとして「まあ普通の配置」ですね。

TECLAST P50T 下側面

下側面の両端にスピーカーがあります。

TECLAST P50T 左側面

左側面です。画像左端にイヤホンジャック、画像中央右寄りにmicroSDカードリーダーとUSB Type-Cポートがあります。P50TはWi-Fi専用機のためSIMカードを入れるところはなく、microSDカードリーダーもスマホや他のタブレットにあるような「トレイ」形式ではなく、「ただの穴」になっています。

TECLAST P50T 右側面

右側面には何もありません。

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3. システム

TECLAST P50T ホーム画面とアプリ一覧

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ホーム画面とアプリ一覧 (ドロワー)画面です。プリインストールアプリはかなり少なく、基本的にGoogle系のアプリのみです。最近はWPS Officeをプリインストールしているメーカーが多いですが、TECLAST P50Tにはそれもありません。この画像で言えば、3ボタンナビゲーション時のボタン位置が右側にオフセットされているのがちょっと新鮮と感じますが、おそらくこれは「Android OSの標準スタイルの1パターン」であると思います。

TECLAST P50T システム設定

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また、設定アプリもキレイなアイコンが使われていますが、各項目で特殊なところはなく、ごく普通、という感じです。なお、P50Tは物理メモリが3GBということもあり、メモリ拡張機能がついています。拡張機能により最大16GB (物理メモリ3GB+仮想メモリ13GB)として使うことができます。

4. 使用感

ディスプレイ

P50Tのディスプレイは11インチサイズで解像度1,280×800です。もう少し高価格帯の製品だと解像度が1,920×1,200になりますので、ここはちょっと残念なところです。

私は視力が悪く、年齢も高いため、「正直なところ」このサイズ、この解像度でも不満は感じません。しかし、レビュアーとして注意深くチェックをしてみると、やはり「ドット感」がありますね。1,920×1,200解像度のディスプレイと比較するとちょっと粗いです。また、ウインタブとかYahooニュースなどを見ていると、フォントが粗くて見にくい印象はあります。

TECLAST P50T ディスプレイ設定

デフォルト状態での発色は「青みが強い (寒色寄り)」と感じました。設定アプリに「色とコントラスト」という調整項目がありますので、私と同様に青みが強いと感じられる場合はここで調整するといいでしょう。私の場合はここを調整して発色に関する不満はほぼなくなりました。

また、このディスプレイはリフレッシュレートを最大90Hzにすることができます。基本「オート」にしておけば問題ないでしょう。90Hz固定にすると若干ですがバッテリー持ちが悪化する可能性があります。

スピーカー

P50Tは横持ち時の底面に2つ、ステレオスピーカーを搭載しています。音質は「価格なり」ですね。特にいい音という感じではなく、どちらかというと安っぽい音です。一応ステレオ感が出ているので、音質にあまりこだわらないのであれば動画視聴などで臨場感はあります。

パズルゲーム

SoCがUNISOC T7250、物理RAMが3GBということで、高負荷な3Dゲームは「試すだけ時間の無駄」です。今回はパズルゲーム「ロイヤルマッチ」で少し遊んでみました。私は最近「難易度の低いパズルゲーム」をよくやっていて、ロイヤルマッチも「以前ハマりすぎて怖くなり、アンインストールした」経緯があります。

ロイヤルマッチの挙動ですが、ロードに時間がかかり、プレイ中に少しカクつく場面があったものの、ほぼストレスなくプレイできました。あと、「麻雀マスター:デイリーマッチ」というパズルゲームもスマホでよく遊んでいますが、こちらも全く問題なくプレイできました。まあ、「身の程を知る」っていうんでしょうか、あまり無理をせず、シンプルなゲームを楽しむくらいであればP50Tでも十分かと思います。

基本操作時の挙動

「アイコンをタップしてアプリを開く」「Webサイトを開く」などの基本的な操作でもっさり感があります。使っていて苛立つというほどではありませんが、やはりスペックの低さを感じますね。これまでの経験上、UNISOC T7250搭載機であればもう少しサクサク感があっても良いんじゃないか、とは思うのですが、このあたりはRAMが3GBであるということも関係しているのかもしれません。

なお、RAM拡張機能ですが、上記の「アプリを開く」「Webサイトを開く」といった操作でわずかに高速化したようにも感じられるのですが、顕著な改善とは言えません。また、RAM拡張機能を使って初めて実現する機能というのも見いだせませんでした。

カメラ

TECLAST P50T カメラアプリ

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TECLAST P50Tのカメラは前面5MP/背面13MPです。以下に背面カメラで撮影した写真を何枚か掲載します。なお、元画像は13MP (4,208×3,120)で画質は「きょくファイン (極ファインという意味だと思います)」、カメラ設定にある「AIシーン認識」と「感動的な写真」をオンにして撮影しました。この記事では元画像を1200×900ピクセルに縮小しています。

TECLAST P50T カメラ

TECLAST P50T カメラ

TECLAST P50T カメラ

撮影時はやや雲が多めなものの「晴れ」、時間帯は午後2時頃でしたが、タブレットのカメラとしてはかなりキレイに撮れていると思います。ただし、P50Tはディスプレイ輝度が高くはなく (輝度は開示されていません)、晴天の日中に写真撮影をする場合はディスプレイが暗く感じられ、「うまく撮れているか、撮影された画像ファイルを見るまでわからない」ように思われました。

TECLAST P50T カメラ

また、主に遠景を撮影する際、たまに「大失敗」します。この画像は看板や柱などのエッジ部分がきれいに縁どられてしまっています。おそらく原因は設定項目の「AIシーン認識」と「感動的な写真」をオンにしたため、と思われますが、必ず毎回失敗するというわけでもなく、はっきりしたことはわかりませんでした。

TECLAST P50T カメラ

標準倍率

TECLAST P50T カメラ ズーム2倍

2倍ズーム

TECLAST P50T カメラ ズーム10倍

10倍ズーム

ズームは最大10倍まで可能です。10倍というのはさすがに (画質的に)無理がありますが、2倍ズームくらいであればそこそこキレイに撮影ができます。

タブレット製品のカメラは主に「前面がWebミーティング用、背面がドキュメント撮影用」という感じになりますが、P50Tのカメラであれば、そこそこはキレイな写真撮影も楽しめると思います。

バッテリー容量は8,000 mAhと、従来モデルの7,000 mAhから増量されています。ただし、TECLAST製品は急速充電機能への対応がイマイチで、このP50Tでも急速充電について説明はありませんでした。

5. レビューまとめ

TECLAST P50TはAmazonで販売中で、8月4日現在の価格は16,900円です。また、この記事の「同梱物」のところでご説明した通りタッチペンも付属します。

正直なところ、1万円台半ば〜後半という価格帯には競合機種も多く、「あと数千円足せば」WUXGA (1,920✕1,200)解像度や、より大容量の物理RAMを備えた製品が手に入ります。一方で、低価格帯タブレットで数千円というのは決して小さな金額ではないと思いますし、いち早く日本市場に参入し、それなりのポジションを築いているTECLASTの製品でもありますので、ある程度割り切った使い方であれば選択肢に入ってくると思います。「価格重視」で選ぶなら、十分に役目を果たしてくれるエントリー機と言えます。

特に気がかりだった「RAM3GB」という点についても実用性を大きく損なっているという印象はなく、動画視聴やWeb閲覧、ライトなパズルゲームなどは十分こなせました。

6. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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