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Lenovo ThinkPad 10 - CherryTrail搭載!常にクラス最強が宿命の10インチタブレット

Lenovo ThinkPad 10
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。私が最も推しているLenovoのThinkPadシリーズですが、10インチWindowsタブレット「ThinkPad 10」が新型になり、日本国内での発売が決定しました。なお、この新型ThinkPad 10については、5月に米国で発表された際に記事にしています。
Lenovo ThinkPad 10が正常進化!やっぱりきたね、CherryTrail
現状、法人向けとのことですが、近日中にLenovoの直販サイトでも販売が開始される旨の告知がありましたから、個人向けモデルもすぐに追加されると思います。

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1.スペック

ThinkPad 10 スペック表

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補足します。一番気になるのは現行モデルからの変更点ですよね。まずOSですが、Windows 10 ProとWindows 10 Homeの2種類で、ともに64ビットです。「好きなほうを選べる」ということでなく、上位モデルがPro、下位モデルがHomeという棲み分けになっています。おそらく個人向けモデルがリリースされるときにはなんらかの変更があるのではないか、と思います。

次にCPUです。現行モデルではBayTrail世代のAtomとして最高性能のAtom Z3795が搭載されていましたが、新型はCherryTrail世代のAtom x7-Z8700となります。ちなみにこのCPUはSurface 3と同じものです。また、RAMは2GB/4GBとサイズは変更がないものの、現行モデルではLPDDR3-1066MHzだったものが、LPDDR3-1600MHzと高速化しています。高速化といえばUSBポートも2.0から3.0に、Wi-Fiも802.11ac規格に対応と、単にCPUの換装だけでなく周辺機能もいろいろとレベルアップしています。

CherryTrailの試用はまだ経験がありませんが、グラフィック系の機能が大幅に強化されているようです。私は64ビットOS、Atom Z3795の8インチタブレット、ThinkPad 8を持っていますが、正直なところ「そんなには速くないよね」というのが感想です。おそらくグラフィック系(AtomについているIntel HD Graphics)の機能が弱いのがその原因なのでは?と思っているので、CherryTrail化によって64ビットの真価を発揮できるようになっているかもしれませんね。

サイズの方はタテヨコは変わらないものの、厚さが8.95mmから9.1mmとなり、わずかに厚みを増しています。ま、触れてみてこの差がわかるとしたらその人は超人なんでしょうけどね。なお、重量は平均で597gで、現行モデル(スペックによって若干の差がある)とほぼ一緒、と考えていいです。

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若干後退したかな、と思われる変更もあります。まずはカメラで、現行モデルがイン200万画素/アウト800万画素であるのに対し、新型はイン120万画素/アウト500万画素にスペックダウンし、センサー類ではGPSがなくなっています。

2.ThinkPad Pen Pro

ThinkPad Pen Pro
新型ThinkPad 10には2,048段階の筆圧に対応したThinkPad Pen Proが用意されています。筆圧はペン側で機能するようで、ペン側に電池を入れて使用するタイプです。なので、現行モデルのようにデジタイザーが装備されている(ものがある)わけではなく、購入時にペンをセットで買っても、後からペンだけ買ってもちゃんと使えます。

3.豊富なオプションは変わらず

ThinkPad 10は現行モデルでも複数の外付けキーボードやドッキングステーションなどが豊富に用意され、ビジネスでもプライベートでも快適に使えるような配慮がなされていましたが、これは新型になっても同様のようです。すべてのオプションに互換性があるのかは不明ですが、
ThinkPad 10 キーボード
接続するとほぼノートPCと同様に使えるキーボードや

ThinkPad 10 ドッキングステーション
拡張性が飛躍的に向上するドッキングステーションはちゃんと画像つきで紹介されていました。

4.待ち遠しい個人向け販売

今回の記事では法人向けモデルを紹介していますが、個人向けモデルではOSにWindows 10 Homeを搭載し、Officeをバンドルさせた製品が用意されると思われます。ThinkPad 10はAtom機としては高額な部類になり、キーボードなどのオプションを追加すると10万円くらいにはなってしまうでしょうが、旧IBM大和研究所の作品ということもあって、Surfaceに負けない完成度で、並外れた耐久性を持つ製品です。私の中での「最強タブレット」は以前からずっとThinkPadですし、この先も変わりません。

5.関連リンク

レノボ、Windows 10搭載ビジネス向けハイパフォーマンス・タブレット「ThinkPad 10」の新製品を発表:Lenovo公式サイト プレスリリース
ThinkPad 10:Lenovo公式サイト 製品ページ

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