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ALLDOCUBE C5 - 低価格ながらLTE対応でストレージも32GBを確保した9.6インチAndroidタブレット

ALLDOCUBE C5
つい先日「Teclast A10H」という、低価格・低スペックなAndroidタブレットの紹介記事を掲載したのですが、今回紹介する「ALLDOCUBE M5」はその延長線上のような製品です。PCやスマホ、タブレットの知識があり、ハイスペックマシンを志向するガジェット好きの中でも、意外にこんな手軽に使える低価格タブレットに関心を持たれる人は多いようです。

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1.スペック

ALLDOCUBE C5
もちろん他にもたくさん存在するんでしょうが、私、MT6737を搭載するタブレットを初めて見た!と思っています。エントリークラスのスマホでは非常にポピュラーなCPUで、ウインタブでも過去に何度もMT6737を搭載するスマホの実機レビューをしていますので、「おなじみさん」です。

OSはAndroid 7.0ですから最新ではないものの不満はないです。CPU:MT6737/RAM:2GBというのはスマホではよく見かける構成で、Antutuスコア(Ver.6)だと3万点台前半~半ばくらいになります。Teclast A10HやA10Sに搭載されるMT8163と「いい勝負」くらいの性能で、もちろん堂々のエントリークラスです。A10Hの紹介記事でも書きましたが、2017年とか2018年の水準だと、エントリークラスだからといって「スクロールがカクついて使いにくい」とか「やたらとフリーズする」とかの、不愉快な挙動にはなりません。動きの激しいゲームなんかをやらないで、SNSとかニュースアプリとかWebブラウジングとかYouTubeの動画視聴をするくらいなら、何の問題もないと思います。

ストレージは32GBと、エントリークラスとしては十分、と言えるくらいに余裕があります。ウインタブでは「いくら安くとも、Androidスマホやタブレットでストレージ8GBはやめとけ」という論調なのですが、32GBあれば全く文句なしです。

ディスプレイは9.6インチと、いわゆる10インチ(正確には10.1インチ)のタブレットよりは若干小ぶりとなります。解像度も1,280 × 800なので、それほど高精細とは言えませんが、使っていて画面が汚いなどと感じるようなものではありません。

カメラは論外といいますか、カメラじゃなくてメモ機能くらいに思っておいたほうがいいでしょう。この画素数だとまともに写真を撮るのは厳しいと思います。Teclast A10Hと同じ性能ですね。

この製品はスマホ用のCPUを搭載していますので、対応バンドは少ないですがLTE対応です。このへんはWi-Fi専用機となるTeclast A10HやA10Sとは大きな違いになります。また、サイズもディスプレイが若干小さいことにより、コンパクトになっています。A10Hと比較してみましょう。

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ALLDOCUBE C5: 227 × 161 × 8.8 mm / 470 g
Teclast A10H: 239 × 167 × 9.0 mm / 520 g

そんなにサイズが気になるんなら7インチとか8インチにしろよ!って言われそうですが、9.6インチだとサイズ感的には10インチに近いですし、その割にはコンパクト、というのがミソだと思います。

2.筐体

ALLDOCUBE C5
前面はホワイト、背面は「ムーンライトシルバー」です。筐体素材は「メタル(金属、おそらくアルミ合金でしょう)」ですから、最近の中華タブの工作精度が大きく向上していることを踏まえると、かなり質感が高いのではないか、と思われます。

ALLDOCUBE C5
側面など細部の画像もありました。これを見るとエッジ部分にダイヤモンドカット加工(光沢のある線状の加工です)が施されていて、高級感もありそうですね。

あと、気になるのがスピーカーで、「Double Speaker」という記載がAliexpressの製品ページにあったのですが、画像を確認してもスピーカーの位置が特定できません。ALLDOCUBE製品だと、以前実機レビューした「M5」という高性能タブレットが、あたかもステレオであるかのような配置でスピーカーが装備されていたにもかかわらず、実際はモノラルだった、というオチがありますので、この製品についても基本はモノラル、もしステレオだったらラッキー、というくらいに考えておいたほうが良さそうです。

3.価格など

ALLDOCUBE C5は中国の通販サイト「Banggood」と「Gearbest」に製品ページがあり、販売がスタートしていてなおかつ安価なのはGearbestです。7月26日現在、119.99ドル(13,727円)となっています。

先日紹介したTeclast A10H、そして上位モデルのA10Sとの比較では、「LTEに対応すること」が大きいです。また、このクラスのタブレットだと、どうしても価格コンシャスに製品選びをしたいところですが、Gearbestの価格119.99ドルというのはBanggoodおよびgeekbuyingでのTeclast A10Sの価格114.99ドルよりも若干高くなります。A10SはWi-Fi機ですがディスプレイ解像度が1,920 × 1,200と高く、カメラ性能も良くはないですけどALLDOCUBE C5ほどひどくはありません。仮にLTE対応という点に魅力を感じないのであればA10Sのほうがバランスが取れていて使いやすいと感じます。このへんのところは読者のみなさんのニーズ次第かと思います。

4.関連リンク

Alldocube Cube C5:Banggood
ALLDOCUBE C5:Gearbest

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