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HP EliteBook X G2i 14 AI PC レビュー - 性能、デザイン、そして「軽さ」、すべてが高次元のビジネスモバイルノート

HP

HP EliteBook X G2i 14 AI PC レビュー
HPのノートPC「EliteBook X G2i 14 AI PC」の実機レビューです。この製品はHPの法人向けブランド「EliteBookシリーズ」の最上位モデルです。 なお、HPの法人向けノートPCは個人顧客も問題なく購入ができますので、「個人向け、法人向け」ということはあまり意識する必要はありませんが、法人向けPCならではの「強力なセキュリティ機能」を搭載していますので、個人ユーザーでもあえて法人向けPCを購入するメリットがあります。

このレビューは株式会社日本HPよりレビュー機の貸し出しを受け実施しています。

ここがおすすめ
・搭載CPUのCore Ultra X7 358Hは超高性能
・デザイン・質感の高い筐体
・最小重量で1 kgを切る軽さ (レビュー機は1.09 kg)
・Web会議用のツールが充実
・法人向けPCならではの強力なセキュリティ機能
ここはイマイチ
・特になし。しいて言えば購入予算の確保が…

ウインタブではこの製品の2-in-1版である「EliteBook X Flip G2i 14 AI PC」も実機レビューしていますので、こちらもあわせてご覧ください
HP EliteBook X Flip G2i 14 AI PC レビュー - 個人購入もOK!仕事から趣味まで妥協なし、HPの最上位法人向け2-in-1

この製品はウインタブ読者クーポンにより、製品ページの価格から4%OFFで購入ができます。そのため、まずこちら
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1. スペック

スペック表

項目 仕様
OS Windows 11 Pro
CPU Intel Core Ultra 5 325/Core Ultra 7 356H
Core Ultra X7 358H
RAM 32GB (LPDDR5X, オンボード)
ストレージ 512GB/1TB SSD (M.2, PCIe NVMe)
ディスプレイ 14インチOLED (1,920×1,200)
14インチOLED (2,880×1,800)
※1920×1200にHP Sure View 6搭載モデルあり
無線通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0
※5G/LTE選択可
インターフェース USB Type-C (Thunderbolt 4)×2
USB Type-C (10Gbps, 映像/PD対応)
USB Type-A (5Gbps)、HDMI 2.1
オーディオジャック、nanoSIMスロット※
※nanoSIMスロットはeSIMモデルのみ
カメラ Webカメラ(5MP)顔認証対応
バッテリー 56 Wh
サイズ 312.7×217.0×17.15mm
※最薄部、突起部含まず
重量 0.999 – 1.099kg

5G/LTEモデルは法人限定 (5年間au回線データ通信無制限 )。

バリエーションモデル

・Core Ultra 5 325/32GB/512GB/1920×1200
・Core Ultra 7 356H/32GB/512GB/2880×1800
・Core Ultra X7 358H/32GB/1TB/1920×1200
・Core Ultra X7 358H/32GB/1TB/1920×1200/5G
 ※左からCPU/RAM/SSD/ディスプレイ/データ通信

レビュー機のスペックは一番下の「Core Ultra X7 358H/32GB/1TB/1920×1200/5G」です

2. 外観

ACアダプター

HP EliteBook X G2i 14 AI PC ACアダプター

ACアダプターは出力が65Wでかなりの小型サイズです。ケーブル込みの実測重量も158 gと軽量でした。EliteBook X G2i 14は「超軽量」であることが大きなセールスポイントになっていますが、筐体 (本体)だけでなくACアダプターも小型軽量であることは大きなメリットと言えます。

搭載CPU (Core Ultra X7 358H)の最大ターボパワーは80Wなので65WのACアダプターというのは少し心許なく感じられますが、このアダプターを使用した状態でもベンチマークスコアは高く、挙動も安定していました (後述します)。

天板と底面

HP EliteBook X G2i 14 AI PC 天板

天板です。筐体素材はCNCマグネシウムで筐体色は「アトモスフィアブルー」という濃いブルーです。先日レビューした2-in-1 PC「EliteBook X Flip G2i 14 AI PC」とは同色で見た目もよく似ています。ただし、筐体重量はこちらのほうがずっと軽く、実測値で1,094gでした (Flipは実測値1,379g。なお、筐体重量はバリエーションモデルにより若干異なります)。

HP EliteBook X G2i 14 AI PC 底面

底面です。中央に通気口があり、画像下部 (使用時には前側の側面になります)にスピーカーグリルがあります。ユーザーが簡単に筐体内部にアクセスできるメンテナンスハッチはありません。

側面

HP EliteBook X G2i 14 AI PC 前面

前面

HP EliteBook X G2i 14 AI PC 背面

背面

前面と背面です。ポート類やボタン類はありません。背面の両側に小さな突起が見えますが、これは「保護材」です。EliteBook X G2i 14はヒンジが180度開口する構造になっており (後述します)、180度開口した際に天板が接地して傷がついてしまうのを防ぐためのものです。

HP EliteBook X G2i 14 AI PC 右側面

右側面です。画像右にUSB 3.2 Gen 2 Type-C (映像出力とUSB PDにも対応)、USB 3.2 Gen 2 Type-A、セキュリティロックスロットがあります。また、USB Type-Cポートの横にSIMスロットがありますが、これはレビュー機が5Gモジュール搭載モデル (法人限定)であったためです。当然このスロットは他のバリエーションモデルにはありません。

HP EliteBook X G2i 14 AI PC 左側面

左側面です。画像左からHDMI、USB4 Type-C (Thunderbolt 4)×2、イヤホンジャックがあります。

ディスプレイ

HP EliteBook X G2i 14 AI PC レビュー

ディスプレイは14インチサイズの有機ELで解像度は1,920×1,200でした。発色品質ですが、有機ELらしく色が濃くとても鮮やかです。手持ちのモニター (27インチIPS液晶、99%sRGBのもの)と比較してもこの製品のほうがより鮮やかで美しいと感じました。クリエイティブワークにも使える品質だと思います。

キーボード

HP EliteBook X G2i 14 AI PC キーボード

キーボードは「日本語 HP Premium Keyboard (電源ボタン搭載) 、防滴機能付き、キーピッチ:18.4×19mm、キーストローク:1.3mm、JIS標準準拠・OADG準拠配列、バックライト機能付き」と開示されています。また、両サイドにスピーカーがありますが、EliteBook X G2i 14は底面に2つ、キーボード面に2つ、合計で4つのスピーカーを搭載しています。

キーとキーの間に隙間がない (あるいは小さい)構造でキーサイズは大きめです。タイピング音はかなり小さく、静音と言っていいレベル。押下圧 (キーの重さ)がやや大きめと感じましたがしっかりとした感触で長時間のテキスト入力も苦になりません。タッチパッドも大型で、タイピング中に掌が触れても誤動作しません。バックライトは明るさを2段階に調整可能。キートップの色が暗く、印字がはっきりしているので、バックライトの必要性はあまり感じませんでした。

ヒンジ開口

HP EliteBook X G2i 14 AI PC ヒンジ最大開口

EliteBook X G2i 14はヒンジが180度開口します。個人利用の場合はあまり意味がありませんが、ビジネスミーティングの際などに向かい側にいる人と画面の共有がしやすくなります。

カメラ/スピーカー/マイク

HP EliteBook X G2i 14 AI PC Poly Studio

画像を加工しています

EliteBook X G2i 14 AI PCにはカメラアプリ「Poly Camera Pro」が入っています。背景の加工や人物の画質修正、名刺 (プロフィールカード)の表示、そして背景画像の装飾 (例:私の散らかった作業部屋をAIできれいな画像に修正してくれる)機能「Magic Background」など、非常に充実した機能を備えており、Windows スタジオエフェクトは必要ないと感じられます。

HP EliteBook X G2i 14 AI PC HPアプリ

クリックで拡大します

オーディオの音質調整やノイズ低減はHP設定アプリで行います。この製品は底面前方に2つ、キーボード面左右に2つ、合計で4つのスピーカーを搭載しており、ノートPC用のスピーカーとは思えないくらいに素晴らしい音質です。

セキュリティ

HP EliteBook X G2i 14 AI PC HP Wolf Security

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HPの法人向けPCには個人向けPCにはない強力なセキュリティ機能があります。この画像は「HP Wolf Security」の設定画面で、OSがウィルスに感染し、まったく起動しなくなった場合でも、自動的にネットワークからPC稼働に必要なイメージをダウンロードし、正常な状態にリカバリする「HP Sure Recover」やBIOSが攻撃されても自己回復できる「HP Sure Start」などの機能が搭載されており、法人・個人の別なく、非常に心強いと感じられます (残念ながらレビュー中にこれらの機能を試すのは「怖すぎて」できませんでした)。

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3. 性能テスト

ベンチマークテスト

HP EliteBook X G2i 14 AI PC HPアプリ

ベンチマークテストの実施にあたり、レビュー機を付属のACアダプターで電源に接続し、Windowsの電源設定を「最適なパフォーマンス」に、HP設定アプリのパフォーマンスコントロールを「パフォーマンス」にしました。

HP EliteBook X G2i 14 AI PC PCMark

クリックで拡大します

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PCMarkのスコアです。ビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。ウインタブが最も重視しているテストです。

参考(過去データから一部抜粋):
Core Ultra X7 358H:9,813
Core Ultra 7 355:8,254
Core Ultra 9 185H:8,099
Ryzen AI 9 365:7,896
Ryzen AI 7 350:7,791
Ryzen AI 9 HX 370:7,511
Core Ultra 7 258V:7,527
Ryzen 7 8845HS:7,446
Ryzen 9 8945HS:7,110
Ryzen 9 PRO 6950H:6,987
Ryzen 7 8840U:6,949
Ryzen 7 PRO 6850H:6,858
Core Ultra 7 155H:6,849
Ryzen AI 5 340:6,767
Ryzen 5 8645HS:6,708
Core 7 150U:6,700
Core i9-13900H:6,542
Core Ultra 5 135H:6,485
Core Ultra 7 255U:6,404
Core Ultra 7 155U:6,392
Core Ultra 5 125U:6,376
Core i9-13900HK:6,344
Core Ultra 5 225U:6,334
Ryzen 5 7535U:6,021

先日レビューしたEliteBook X Flip G2i 14 AI PC (レビュー機と同じCore Ultra X7 358H搭載)のスコア9,813を上回り、10,003と、外部GPU非搭載のノートPCとしてはウインタブ初となる1万点越えとなりました。…とはいえ、X Flipよりもずっと高性能というわけではなく、たまたま (測定値のブレ)ということだと思います。PCMarkは測定するたびに数百点くらいのブレはありますので。

とはいえ、9,800点だろうと10,000点だろうと、ビジネスノートPCとしては驚異的なスコアである、と言っていいでしょう。PCMarkが想定するビジネスシーンでの利用では「ごくごく快適」に動作するはずです。

HP EliteBook X G2i 14 AI PC 3DMark

グラフィック性能を測定する3DMarkのスコアです。

参考(過去データから一部抜粋):
Core Ultra X7 358H:7,679、14,022、48,013
Core Ultra 7 258V:4,397、8,611、35,677
Core Ultra 9 185H:4,143、8,223、31,710
Core Ultra 7 155H:3,924、8,338、24,476
Ryzen AI 9 365:3,895、8,885、34,303
Ryzen AI 9 HX 370:3,800、8,026、31,138
Core Ultra 5 135H:3,454、7,235、24,791
Core Ultra 5 125H:3,392、7,301、23,168
Ryzen 7 8845HS:3,330、7,908、29,873
Ryzen 9 8945HS:3,282、7,893、31,591
Ryzen AI 7 350:3,268、6,991、28,542
Core Ultra 7 355:3,224、6,391、29,902
Ryzen 7 8840U:2,943、7,206、27,471
Ryzen 5 8645HS:2,437、6,253、24,401
Core Ultra 7 255U:2,430、4,916、20,096
Core Ultra 5 225U:2,372、4,897、20,396
Core Ultra 7 155U:2,319、5,162、19,024
Ryzen AI 5 340:2,123、5,159、22,941
Core Ultra 5 125U:2,081、4,826、19,421
Core 7 150U:1,512、4,138、14,563
Core i5-1334U:1,386、3,672、13,157
※左からTime Spy、Fire Strike、Night Raidのスコア

3DMarkのスコアもEliteBook X Flip G2i 14 AI PCとほぼ同等の高いスコアになりました。「とても外部GPUを搭載しないノートPCとは思えない」くらいの水準です。このスコアであれば多くのPCゲームは動作すると思います (グラフィック設定を低くする必要があるゲームタイトルもあります)。…まあ、この製品はゲーミングPCではないんですけどね…。

HP EliteBook X G2i 14 AI PC CrystalDiskMark

SSDの読み書き速度を測定するCrystalDiskMarkのスコアです。このスコアのみEliteBook X Flip G2i 14 AI PCとは大きく異なる結果となりました。X FlipのSSDは「PCIe Gen5」、レビュー機は「PCIe Gen4」です。Gen5とGen4の速度はかなりの差があり、例えば左上の「SEQ1MQ8T1」の「Read」の場合、PCIe Gen5では普通に10,000MB/sくらいのスコアが出ます。実際、X Flipではこの項目で「10,340.91」というスコアになりました。

とはいえ、レビュー機のスコアが低い、またSSDの読み書き速度が遅い、ということは全くありません。十分すぎるくらいに高速です。ただ、ここまでX Flipと対比しながらご説明してきたこともありますので、念のため「SSDの速度は違うよ」ということだけ指摘しておきます。

バッテリー駆動時間

Windowsの電源設定を「最適な電力効率」に、HP設定アプリのパフォーマンスコントロールを「SmartSense」に、キーボードバックライトをONに (2段階の輝度のうち、暗いほう)、ディスプレイ輝度を70%に、音量を30%にして、下記の作業をしてみました。

・ブラウザー上でYouTubeの動画・音楽視聴を約35分
・画像加工アプリGIMPで簡単な画像加工を約65分
・テキスト入力やWeb閲覧などを約15分

上記トータルで約115分使用し、その間のバッテリー消費量は21%でした。単純計算だと1時間当たり10.96%、バッテリー駆動時間は約9時間強 (9時間7分くらい)となります。先日レビューしたEliteBook X Flip G2i 14 AI PCで同種のテストをした際、駆動時間は約8時間となりましたが、テスト項目・テスト時間などの条件が全く同じではなかったので、この結果をもってX Flipよりもレビュー機のほうがバッテリー持ちがいい、とまでは言えません (機材の個体差もあるでしょうし)。ただし、Core Ultra X7 358Hという「極めて高性能」なCPUを搭載しつつ8時間とか9時間というバッテリー駆動時間を実現できているのは本当に素晴らしいとは思います。

4. レビューまとめ

HP EliteBook X G2i 14 AI PCはHP公式オンラインストアで販売中で、6月27日現在の価格は374,110円から、となっていますが、ウインタブ読者は後述するクーポン利用で4%OFFで購入できます。

筐体デザインと質感、CPU性能、キーボード、スピーカーと、仕事だけでなくプライベート用としても素晴らしい製品だと思います (私がこの製品を買ったらゲームもやると思いますw)し、強力なセキュリティ機能は法人向けPCならではの優位点です。

先にレビューをしたEliteBook X Flip G2i 14 AI PCとの比較では「同じCPUを搭載しているモデルでは性能やノートPCとしての基本的な操作感・動作の印象」はほぼ同じですが、筐体の構造やバリエーション展開に違いがあります。

筐体構造について、X Flipは「2-in-1筐体で高品質なペン入力が可能、ただしちょっと重い (レビュー時の実測値で約1.38 kg)」、レビュー機は「クラムシェルノート (普通のノートPC)形状でディスプレイがタッチパネルでなくペン入力にも非対応、しかし重量が1 kg前後 (実測値1.09 kg)と軽く、持ち運びに便利」という違いがあります。

また、バリエーション展開について、X FlipにはCore Ultra X7 358H以外のCPUの設定がありませんが、レビュー機はCore Ultra 5 325やCore Ultra 7 356Hといった下位の型番も選べ、そのぶん最低価格が低く抑えられている、ということが挙げられます。

5. 関連リンク

この製品はウインタブ読者クーポンにより、製品ページの価格から4%OFFで購入ができます。そのため、まずこちら
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ウインタブ専用リンク(クーポン)法人向けPC
にアクセスしていただき、この後こちらのボタンで製品ページにアクセスしてください。この手順でカート画面に「特別値引き」が表示されます。

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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執筆者:ウインタブ
ノートPCやタブレットのレビューを中心に、実用的な製品選びを提案する情報サイトです。
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