ASUS Chromebook CX9 － 薄型軽量でCore i5-1135G7を搭載する上位クラスのChromebook

ASUSが14インチサイズのChromebook「Chromebook CX9」を発売しました。ChromebookながらCPUに第11世代のCore i5を搭載する高性能な製品で、トップ画像を見てピンと来た人もいると思いますが、同社の「ExpertBook B9」に非常によく似たデザインになっています。

1.Chromebook CX9 スペック

スペック表

バリエーションモデル

2月25日現在、上記スペック表の単一バリエーションです。

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冒頭記載のとおり、CPUは第11世代（Tiger Lake）のCore i5-1135G7です。第12世代（Alder Lake）のCoreプロセッサーがリリースされたとはいえ、Chrome OSを動かすには十分すぎるCPUだと思います。

RAMとストレージも8GB/256GBと余裕があります。Google PlayのAndroidアプリをたくさんインストールしても平気でしょう。

ディスプレイは14インチのFHD解像度でタッチ対応します。確か14インチのExpertBook B9ではタッチ対応モデルはなかったと記憶していますが、この製品はChrome OS搭載機ということもあり、タッチ対応するのは歓迎できます。また、ASUS USIペン（別売り）によるペン入力も可能です。

通信周りではLTE/5G対応こそしませんが、Wi-Fi6にはしっかり対応しています。また、入出力ポートは「Windowsの高性能機に準ずる」という感じですね。知識不足で申し訳ないのですが、「へー、Chrome OSってThunderboltが使えるんだー」と思いました…。

ExpertBook B9にそっくりな筐体ですが、サイズは少し違っています。

Chromebook CX9：322.2 × 204.9 × 18.4 mm / 1.18 kg
ExpertBook B9：320 × 203 × 14.9 mm / 1.005 kg

このように、タテ・ヨコは2ミリくらいの差があり、厚さは結構な差になっています。厚さについてはディスプレイがタッチ対応するからかな、と思ったりしましたが、全くの同一筐体というわけでもなさそうですね。

2.Chromebook CX9 筐体

正面から見たところです。ExpertBook B9と同様、エルゴリフトヒンジ（ヒンジ開口時に天板後部が底面に潜り込み、キーボード面に適度な角度がつく構造）を採用しているため、左右だけでなく下部のベゼルもほとんど見えません。

なお、キーボードの詳細画像がなかったのですが、日本仕様は「78キー日本語キーボード (イルミネートキーボード)」で、タッチパッド部分にはASUSお得意のNumberPad（タッチパッド部分をテンキーとしても使える機能）がついています。

天板です。筐体色は「スターブラック」で、筐体素材はアルミ合金、MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性があります。このあたりもExpertBook B9と同じです。

ヒンジは水平位置（180度）まで開口可能です。

側面と入出力ポートの配置です。Chromebookとしては十分な構成だと思います。なお、ここはExpertBook B9とは構成が異なり、ExpertBook B9についていたmicroHDMIポート（有線LAN接続用）はありませんが、ExpertBook B9にはないmicroSDカードリーダーが装備されています。

3.Chromebook CX9 価格など

ASUS Chromebook CX9はASUS Storeで販売中で、2月25日現在の価格は税込み109,800円です。この価格はChromebookとしては高価な部類となりますが、スペックが高く、ExpertBook B9譲りの堅牢でスリム、そして軽量な筐体を備えていますので、予算が許す人にはいい製品だと思いますし、Chromebookの操作に慣れている人の買い替えニーズにも応えてくれそうですね。

4.関連リンク

ASUS Chromebook CX9：ASUS Store