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Suunto Core 2 レビュー - あえてスマートウォッチにしないという選択。単体でABC機能が使える本格アウトドアウォッチ

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Suunto Core 2 レビュー
フィンランドのメーカー、Suuntoのアウトドアウォッチ「Core 2」の実機レビューです。Suuntoは日本でも人気のスマートウォッチを多数手がけていますが、このCore 2はスマートウォッチではなく、「ABCアウトドアウォッチ」です。ABCというのは「A:Altimeter(高度計)、B:Barometer(気圧計)、C:Compass(コンパス)」のことで、GPSやタッチスクリーンは非搭載、アウトドアで必要となる基本情報をCore 2単体で確認できることを重視しています。ただし、「スマートウォッチとは呼んでいないが多機能」な製品ではあります。

私があまりスマートウォッチが得意ではない、ということは以前記事にしています。で、今年購入したのがカシオのアウトドア・登山用ウォッチ、PRO TREKシリーズです (購入したモデルはこちら。実機レビュー記事はこちら)。今回のレビュー機、Suunto Core 2はPRO TREKシリーズとコンセプトが近く、個人的にもぜひ試してみたいと感じられました。

なお、このレビューはSuuntoよりレビュー機のサンプル提供を受け、実施しています。

ここがおすすめ
・単体でABC (高度計、気圧計、コンパス)が使える
・タフネスな筐体、タフネスを予感させる筐体デザイン
・視認性に優れ、個性的な文字盤デザイン
・赤とグリーンを選べるバックライト
・電池式 (CR2032)で電池寿命は最大15カ月、容易に電池交換可
ここはイマイチ
・日本語に非対応
・10月21日現在、スマホアプリ連携不可 (アプリはあります)

※発売日は10月22日です

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1. スペック表

項目 仕様
ケースサイズ 49✕49✕14.84mm
重量 74g (ストラップ込み)
ベゼル素材 ステンレススチール
ケース素材 コンポジット
ガラス素材 Corning Gorilla Glass
ストラップ素材 シリコン
防水性 10 ATM
動作温度 0 °C to +40 °C
保管温度 -20 °C to +60 °C
使用電源・電池寿命 CR2032コイン電池・最大15カ月
主な機能 高度計
気圧計・天候傾向表示
コンパス
ストームアラーム
日の出・日の入り
歩数計
時計機能 ストップウオッチ
タイマー
アラーム
アプリ あり (10月21日現在使用不可)

2. 外観

Suunto Core 2 同梱物

同梱物です。画像左の冊子は「保証規定」です。多言語で書かれているのでかなり厚みがありますが、日本語の記述はごくわずかです。画像右上は時計のパーツや説明書などではなく、ただのステッカーです。画像右中央はストラップ (バンド)の取り付け方法の説明、そして画像右下がクイックスタートガイドです。

腕時計として使い始めるにはこれで十分ですが、Core 2は多機能な製品なので、しっかりした取扱説明書をつけてほしかったところです。まあ、あちこちボタンを押しまくっていれば機能も理解できるようになりますけど… (操作説明動画を作りましたので後掲します)。

Suunto Core 2 前面

前面です。前面ガラスはCorning Gorilla Glassでケース素材はコンポジット (複合素材)と開示されており、正確には不明ですが、金属ベースではないかと思われます。また、ドットマトリクスディスプレイは明るい場所でも視認性がしっかり確保されています。

この画像では中央に時刻 (24時間表示に設定)、上部に日の出、下部に日の入り時刻が表示されています。文字盤のデザイン (レイアウトや数字のフォント)は国内メーカー製品とはちょっと雰囲気が異なり、個人的には好感を持ちました。

Suunto Core 2 コンパスベゼル

ベゼル部分は可動します。Core 2では「コンパスベゼル」になっていて、目盛りが0~360の範囲で刻まれています。使い方としては

・Core 2をコンパスモードにする
・画面のコンパスが示す「北」に合わせて、ベゼルの「北(0/360の位置のマーク)」を回転させて位置を揃える
・進みたい方位角(例:60度の位置)を時計の外周で確認しながら進む

という感じです。

Suunto Core 2 背面

背面です。こちらには各種認証マークがついています。また、Suunto Core 2は「電池式」で使用電池はCR2032というポピュラーなもの、電池交換も自分で簡単にできます (今回のレビューでは電池交換は試していません)。

Suunto Core 2 ストラップ (バンド)

付属のシリコンバンドは幅22mmのもので、着脱用の金具もありますので装着は容易です。また幅22mmというのは「割と標準的」と言えるので、市販のバンドと交換もしやすいと思います。

Suunto Core 2 ストラップ (バンド)

付属のバンドはちょっと変わっていて、ループ (ベルトループ)がなく、代わりに先端に突起がついています。

Suunto Core 2 ストラップ (バンド)

この突起は装着時にこのように穴にはめ込みます。これでループがなくともベルトの余った部分がしっかり固定されます。

Suunto Core 2 左側面

左側面

Suunto Core 2 右側面

右側面

左側面にボタンが2つ、右側面にボタンが3つ、合計で5つのボタンがあり、いずれも大ぶりです。これは「手袋をした状態でも押しやすいようにした」ということです。

Suunto Core 2 ボタンの機能

それぞれのボタンにはこのような機能が割り当てられています。

実際の機能、およびボタン操作について簡単に説明する動画を作りましたので、こちらをご参照ください。

Suunto Core 2

上の動画でもご紹介しましたが、Suunto Core 2はライト (文字盤の照明)がついています。ライトの色は赤と緑を切り替えることができます。この画像は赤のライトを点灯させたものですが、アウトドアウォッチとしての雰囲気がよく出ていて、個人的には非常にカッコいいと思います。

ここで注意事項があります。

2026年10月21日現在、Suunto Core 2は日本語表記には対応していません。英語、スペイン語、フランス語のみの対応となります。多くの場合、英語での表記を選ばれると思いますが、多少の慣れは必要なものの、特に難しいということもないでしょう。
Suunto Core 2はスマホアプリが用意されています (Suunto社の汎用のアプリです)。このアプリを使って歩数のログや時刻合わせ、ファームウェアのアップデートなどが可能になりますが、2026年10月21日現在、まだスマホアプリとの連携ができません (おそらくアプリ側でアップデートができていないものと思われます)。近日中にアプリが使用可能になるものと思われますが、このレビューではアプリ連携についてはご説明ができません。

Suunto Core 2

手持ちのCASIO PRO TREK PRW-35と並べてみました。両者のサイズは下記の通りです。

Suunto Core 2:49✕49✕14.84mm / 74g
PRO TREK:51.2×44.6×13mm / 45g
※サイズはケースのみ、重量はストラップ込み

ケースサイズはCore 2のほうが「数値上は少しだけ、しかし目視ではかなり」大きいです。また重量もCore 2のほうがずっと重いです。PRO TREK PRW-35は私が購入したものですが、購入に際し「できるだけ小さくて軽いものにしたい」ということで選んだ経緯があります。そのため、Core 2のほうが大ぶりなのは仕方ないかな、という気はします。

装着感について、小さめサイズの腕時計を好む私でも「それほど大きいとか重いとかは感じなかった」ですね。少なくとも「邪魔になる」「重すぎて不快」とは感じませんでした。

腕時計のサイズとかデザインのお好みは人それぞれだと思います。できるだけ小さく、スリムな腕時計を好む人にはあまり向かないと思いますが、アウトドアウォッチの購入を検討している人にしてみれば、Core 2くらいのサイズのほうがむしろ好ましいと感じられるかもしれませんね。

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3. キャンプ場にて

Suunto Core 2

Suunto Core 2をキャンプに持参しました。とはいえ、高規格なキャンプ場で一泊二日のスケジュールだと、アウトドアウォッチの本領発揮、という場面は決して多くはありませんでした。

一応、テントを張る際にコンパスで方位を確認してみました。可能であればテントの入口を東側にしたかったためです。これは便利でしたね。ただし、Core 2でなければダメ、ということはなく、スマホのコンパス (アプリ)でも代用できます。それと、夕食 (と焚き火)の開始時刻を決める際に「日の入り時刻」を参考にしました。実際、日の入り後すぐに真っ暗になるわけでもなく、日の入りから徐々に暗くなっていくのですが、それでも「晩ごはん何時からにしようかな」というときの目安になったと思います。焚き火中に手袋 (焚き火用の革手袋)をしたままボタン操作をしてみましたが、問題なく操作できました。

また、これもCore 2ならでは、というわけではないのですが、夜間の時刻確認がしやすかったです。赤い照明も雰囲気抜群でした。

4. レビューまとめ

Suunto Core 2は10月22日の発売で、Suunto公式サイト、Amazon、楽天で販売されます。価格は39,600円です。

ウインタブがメインにご紹介したりレビューしたりしているPCやタブレット、周辺機器などと「腕時計」はちょっと評価のモノサシが違っていますよね。腕時計には性能一辺倒、機能一辺倒では測れない要素があります。世の中に腕時計が好きな人は珍しくなく、数十万円の腕時計、あるいは数百万円の腕時計を買い求める人も少なくありません。数十万、数百万の腕時計って、往々にして手巻きだったり自動巻きだったりするので、性能 (時刻表示の誤差)がいい、というわけでもありませんし、ストップウォッチとかタイマーとかアラームなどの機能もついていないケースが多いと思います。

そういう腕時計は「熟練の職人が手作業で機械式のムーブメントを仕上げた工芸品」であり、腕時計好きな人はそれを愛でるために高いお金を出しているのだろうと思います。

あえてスマートウォッチとはせず、GPSもスマホに頼らずにABC (高度計、気圧計、コンパス)を使いこなしてアウトドアレジャーを楽しむ、というのがこの製品の最大の魅力だと思います。また、国内メーカーのアウトドアウォッチとは一味違う筐体デザインや文字盤のデザインは、工芸品とは呼べないものの、Suuntoならでは、という満足感もあります。

5. 関連リンク

※発売日は10月22日です

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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