
ミニPCでおなじみのGEEKOMがノートPC「GeekBook X14 Pro」を発表しました。中国メーカーのミニPCは少し前の世代のCPUを搭載して価格を抑えつつもRAM/SSD容量が大きめで筐体の品質が高い、という製品が多いですが、このGeekBook X14 ProもミニPCのコンセプトを踏襲しているように感じられます。
1. スペック
スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | Intel Core Ultra 5 125U / Core Ultra 9 185H |
| RAM | 32GB (LPDDR5、オンボード) |
| ストレージ | 1TB/2TB SSD (M.2 2280 PCIe Gen3 NVMe) |
| ディスプレイ | 14インチOLED (2,880✕1,800)120Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB4 Type-C (映像/PD対応)×2 USB 3.2 Gen 1 Type-A、HDMI オーディオジャック |
| カメラ | 200万画素 |
| バッテリー | 72Wh |
| サイズ | 310✕213✕5.8 (最薄部と思われます)mm |
| 重量 | 1.0kg |
バリエーションモデル
Core Ultra 5/32GB/1TB
Core Ultra 9/32GB/2TB
※左からCPU/RAM/SSD
2. OS/CPU/RAM/SSD
ミニPCメーカーらしくOSはWindows 11 Pro、CPUはCore Ultraシリーズ1 (Meteor Lake)のCore Ultra 5 125U/Core Ultra 9 185Hです。

Passmarkが公表しているベンチマークスコアです。最新世代のCore Ultra シリーズ3 (Panther Lake)の型番と比較してみました。Core Ultra シリーズ1はIntel CPUで初めてAI処理チップNPUを内蔵した型番ですが、NPUの性能は低く、Copilot+ PCの要件を満たしません。しかし、CPU/GPU性能は高く、ビジネスPCとしては現在でも古さを感じさせません。
RAMは全モデル32GBと、ここもGEEKOMらしく (いまどき)大容量です。ただし、オンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。SSDはCore Ultra 5モデルが1TB、Core Ultra 9モデルが2TBと、GEEKOMらしく…以下略。
3. 筐体

ディスプレイは14インチの有機ELパネルで解像度は2.8K (2,880✕1,800)と高精細です。100%DCI-P3の色域に対応し、リフレッシュレートも120Hzなので、非常に高品質と言っていいでしょう。

キーボードは「78 キーの US (英語)配列」です。日本語配列の設定はありませんので、この点には注意が必要かと思います。

側面とポートの構成です。USBポートは合計で3つ、うち2つがUSB4 Type-C (データ転送速度40Gbps)で映像出力とUSB PDに対応します。他にはHDMIポートとイヤホンジャック。若干ポート数が少ないように感じられますが、GeekBook X14 Proには「ドッキングステーション」が付属します (すみません、ドッキングステーションのポート構成は不明です)。
筐体はマグネシウム・アルミニウム合金製で、14インチサイズながら約1kgと超軽量です。

バッテリー容量は72Wh、65Wの急速充電に対応します。た・だ・し、この製品「ACアダプターが付属しない」です。ACアダプターが付属しないノートPCというのは非常に珍しいですが、「別途急速充電器を用意」する必要がありますね。
4. 価格など
GEEKOM GeekBook X14 ProはGEEKOM公式サイトで販売中です。通常価格はCore Ultra 5モデルが228,800円、Core Ultra 9モデルが264,000円ですが、2026年12月25日までの期間「発売記念価格」として、Core Ultra 5モデルが198,000円、Core Ultra 9モデルが234,000円で購入できます。
私はPCの製品情報を確認する際にどうしても「CPUの型番から」見てしまうので、当初GeekBook X14 Proがちょっと物足りなく感じられてしまったのですが、OSがPro版でRAM/SSD容量が大きく、ディスプレイも高品質、筐体も薄型軽量であるという点を考慮すれば、十分に魅力的ですし価格も低めだと思います。
5. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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