
XPPenがAndroidタブレット「Magic Pro 13」を発売しました。ペンタブレット (液タブ、板タブ)メーカーであるXPPenが手掛ける「お絵描きタブレット」の最上位モデルです。このMagic Pro 13は単に絵を描けるタブレット、というだけでなく、外部モニターに映像を出力したり、逆にPCからの映像入力に対応する「液タブモード」が使えたりと、性能、筐体品質、機能面が大幅にレベルアップしています。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
| OS | Android 16 ※Android 17へ更新予定 (2027年) |
| SoC | MediaTek Dimensity 8300 |
| RAM | 8GB |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレイ | 12.95インチ (3,096✕2,064) 120Hz |
| バンド | LTE/5G非対応 |
| 無線通信 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB Type-C✕2 (うち1つは映像出力対応) microSDカードリーダー |
| カメラ | 前面 8MP/背面 13MP |
| バッテリー | 10,200mAh |
| サイズ | 298.94✕205.28✕6.65mm |
| 重量 | 655g |
| X4スマートチップスタイラス | 筆圧レベル:16,384 初期起動荷重 (IAF):2 g 読み取り分解能:5,080 LPI 精度:±0.2 mm (中央) 読み取り高さ:10 mm (中央) |
2. OS/CPU/RAM/ストレージ
OSはAndroid 16でSoCはDimensity 8300です。Antutu Ver. 11のスコアが約160万点 (出所:Nanoreview)と高性能な型番です。RAMは8GB、ストレージは256GBです。また、microSDカードも搭載しています。
3. ディスプレイ、ペン

ディスプレイは12.95インチで解像度は3K (3,096✕2,064、アスペクト比3:2)と高精細、リフレッシュレートは60Hz/90Hz/120Hzの3段階に調整可能です。また、100%sRGB、96%DCI-P3の色域に対応し、ディスプレイ表示をsRGB/DCI-P3/Adobe RGBの3種類に切り替える機能もあります。

前面ガラスはAGナノエッチングガラスにAFコーティングが施され、メーカー説明によれば「繊細で紙のような触感を実現。まるで本物の紙に描くような自然な描き心地です」とのことです。

付属のペンは「X4スマートチップスタイラス」です。16,384段階の筆圧と60°の傾き検知に対応する高精度なものです。XPPenの製品なのでペン品質については全く心配いらないでしょう。本格的なイラストやマンガの制作が可能だと思います。

冒頭にも書きましたが、Magic Pro 13はUSB Type-Cポートを2つ搭載しており、「映像出力」と「映像入力」が可能です。これにより「液タブモード」が利用可能です。液タブモードについてのメーカー説明を引用します。
独自設計の液タブモードにより、3K・120Hzの高精細表示、超低遅延、自然な色再現、16K筆圧の繊細な表現力を実現。PC接続時でも、その優れた描写性能を余すことなく発揮します。1台で2つのモードを自在に使い分けながら、プロレベルの創作力を解き放ちます。
私はPCで絵を描くスキルはなく、液タブや板タブを常用したこともありませんが、「これならもう液タブを買わなくていいんじゃないの?」などと思ってしまいました (実際、そう簡単な話でもないんでしょうけどね)。

Magic Pro 13は独自のクリエイティブアプリ「Shelf」「Canvas」をプリインストールしています。製品ページにCanvasの説明がありましたが、シンプルな機能で直感的に操作でき、初心者にはとっつきやすそうだな、と感じました。
また、メジャーなアプリ「ibis Paint」は6カ月、「CLIP STUDIO PAINT/CSP」は3カ月、「MediBang Paint」は3カ月の無料メンバーシップがもらえますので、初心者でない、中上級の絵描きさんにも恩恵がありますね。
4. 筐体

外観は一般的なAndroidタブレットとあまり変わりませんが、USB Type-Cポートを2つ搭載しているのが大きな特徴です。筐体色はホワイト。

約13インチ (正確には12.95インチ)の大型タブレットですが、厚さは6.65mmと薄く、重量も655gとサイズの割に軽量です。カメラは前面8MP、背面13MPです。

バッテリーは10,200mAhと大容量です。また、45Wの急速充電にも対応します。

こちらが同梱物です。お絵描きタブレットだけあり、グローブやペンの替え芯、芯抜きも付属します。これなら初心者でもタブレットを開封してすぐに絵を描き始められそうですね。
5. 価格など
XPPen Magic Pro 13はXPPen公式サイトやAmazonなどで販売中です。10月27日現在の価格は169,800円です。
安価とは言えませんが、Androidタブレットとしての基本性能は高く、「単体でも」「外部モニターと組み合わせても」「PCと接続し、液タブとしても」使えるので、絵描きさんには大歓迎されそうな製品だと思います。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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