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GPD G2 - MCIO 8iにより超高速なデータ転送を可能にしたGPU BOX、ミニPC用としては「やりすぎ」かも

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GPD G2
GPDがGPU BOX「GPD G2」を発表しました。PC (デスクトップPC、ノートPC、ミニPC)に接続して使う「外付けGPU」ですが、GPU本体は内蔵しておらず、別途用意する必要があります。

GPD G2

こんな外観です。GPDやOneXPlayer、GMKtecなどミニPC・WindowsポータブルゲーミングPCを得意とするメーカーが販売するGPU BOXは基本的に「モバイル用GPUを内蔵し、ケーブル1本でPCと接続して使える」タイプなので、私は当初「くぼんだ部分に (同時発表のミニPC)GPD BOXを接続するのだろう」と思ったのですが、そうではありませんでした。

GPD G2

くぼんだ部分にはデスクトップ用のGPUが載ります。つまり、繰り返しになりますがGPD G2はGPUを内蔵しておらず、「GPU接続インターフェースと電源を内蔵するドッキングステーション」ということになります。

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1. スペック表

項目 仕様
サポートするOS Windows 11、Linux
ポート等 PCIe Gen 5 × 16スロット
MCIO 8i
USB4 V2.0
USB 3.2 Gen 2 Type-C×2
M.2 2280スロット(PCIe 3.0 ×2)
LAN (RJ45、1GbE)
電源 800W (ATX 3.1 Gold)
サイズ 157.3 × 119.8 × 182 mm
重量 1,605 g

2. ポート構成

GPD G2

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ポート構成です。よく見るとくぼんだ部分にGPU接続用のPCIe 5.0 ×16スロットがありますね。また、GPD BOXの記事で触れたMCIO 8iポートもありますし、USB4v2ポートもあります。

GPD G2

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MCIO 8iとUSB4v2という超高規格なポートを搭載していることにより、「MCIO 8iのみをPCに接続し、グラフィックデータを超高速で転送する」「USB4v2のみをPCに接続し、高い帯域幅と他の周辺機器接続を両立する」「両方ともPCに接続し、MCIO 8iでグラフィックデータの転送を、USB4v2でPCへの電源供給と周辺機器接続をする」といった使い分けが可能になります。

GPD G2

また、M.2 2280スロットも搭載していますので、外付けSSDとしての機能もあります。

3. 電源と給電

GPD G2

GPD G2は800W、ATX 3.1 Goldの電源ユニットを内蔵しています。ハイエンドGPUのRTX5090の推奨電源はおよそ1,300W (RTX 5090単体で最大600W以上)とされているので、800Wだと若干不安がないわけではありません。しかし、GPD G2にRTX5090を接続するような「コアな人」の場合、接続PCには別途電源を確保すると思います (つまり、800WにはPC本体への給電を含みません)し、RTX5090を接続したGPD G2に他の周辺機器を接続するようなことはしないと思われますので、その意味では800Wでも問題ないかな、と思います。ちなみにRTX5060だと推奨電源は550W〜600Wとされています。

GPD G2

USB4v2ポート経由でPCに100Wで給電が可能です。

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4. MCIO 8iについて

GPD G2

USB4v2およびOCuLinkとの比較 (日本語訳)

GPD G2

USB4v2およびOCuLinkとの比較 (原文)

これはUSB4v2およびOCulinkとの比較表です。上がブラウザー上で日本語訳したものですが、表のレイアウトが一部乱れてしまっているので原文も掲載しました。

これを見るとわかる通り、MCIO 8iはPCIe 4 ×8およびPCIe 5 ×4に対応し、超高速なデータ転送が可能です。

ただし、OCulinkがそうであったように、大手メーカーがMCIO 8iに乗る (対応製品を発売する)可能性が高いとは思えず、一部の中国メーカーのみが採用するローカル規格にとどまってしまうことは懸念されます。ノートPCやミニPCの場合、PC側にMCIO 8iポートがなければ使えませんから。

GPD G2

一方、デスクトップPC用には変換アダプターカードが用意されるようです。

GPD G2

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一般ユーザーにはあまり縁のない話かと思いますが、MCIO 8i接続では、画像のように複数のGPUを連結して「ミニ・スーパーコンピュータ」を構築するような、プロフェッショナルな計算用途(HPC)にも対応できる設計となっています。

5. 筐体

GPD G2

GPD G2の筐体はアルミニウムマグネシウム合金製で筐体色はガンメタル、800Wの電源を内蔵していることもあり、強力なデュアルファンを搭載しています。

6. 価格など

GPD G2はGPD公式サイトに詳細な製品情報が開示されていますが、5月5日現在まだ発売時期や価格についての発表がありません。MCIO 8iポートを搭載しているという点では同時発表のミニPC、GPD BOXと相性がいいと思います。

ただ、ミニPCとかポータブルゲーミングPCと接続して使う、ということを想定するのであれば「少々やりすぎ」のような気もしないではありません。

7. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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