
レノボがノートPC「ThinkPad T14 Gen 7 (14型 Intel)」「ThinkPad T16 Gen 5 (16型 Intel)」を発売しました。T14は14インチ、T16は16インチサイズですが、ディスプレイサイズ以外の基本スペックはほぼ同じです。従来モデルのT14 Gen 6/T16 Gen 4と見た目はほとんど同じですが、サイズは若干小さくなりました。
1. スペック
スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Intel Core Ultra 5 325/332/335/338H Core Ultra 7 355/356H/365/366H Core Ultra X7 358H |
| RAM | 16GB/32GB/64GB (LPDDR5X-8533MT/s、CAMM2) |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD (M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4) ※2TBはM.2 2280 PCIe-NVMe Gen5 |
| ディスプレイ | 14インチIPS (1,920×1,200) タッチ/ 非タッチ 14インチOLED (2,880×1,800) 非タッチ 16インチIPS (1,920×1,200) タッチ/ 非タッチ 16インチOLED (2,880×1,800) 非タッチ ※詳細別記 |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、(LTE/5G) ※カスタマイズでLTE、5G対応可 |
| ポート類 | USB4 Type-C (Thunderbolt 4)×2 USB 3.2 Gen 1 Type-A×2 HDMI、LAN (RJ45) オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (5MP) ※カスタマイズで顔認証対応 |
| バッテリー | 60Wh/75Wh ※カスタマイズ項目 |
| サイズ | 14:313.6×221.7×11.3-21.95 mm 16:357.9×247.9×11.45-23.8 mm |
| 重量 | 14:1.27 kg~ / 16:1.63 kg~ |
ディスプレイ仕様
T14は14インチ、T16は16インチ:
OLED (2,880×1,800) 光沢なし、ブルーライト軽減
IPS (1,920×1,200) 光沢なし
IPS (1,920×1,200) 光沢なし、タッチ、ePrivacy Filter、ブルーライト軽減
IPS (1,920×1,200) 光沢なし、タッチ、省電力、ブルーライト軽減
2. OS/CPU/RAM/SSD
T14とT16はディスプレイサイズを除くと基本的には同一のシステム仕様で、注文時に構成のカスタマイズが可能です。OSはWindows 11 Home/Proを選べますが、OSのバージョンはカスタマイズ項目ではなく、ベースモデルの段階で分かれています。5月3日現在だとPro版を搭載するモデルは割引がゼロなのでかなり割高です。よって、Pro版にしたい場合でもHome版を購入して後で自分でHome版→Pro版にアップグレードするほうがずっと安く上がります。
CPUはCore Ultra シリーズ3 (Panther Lake)から9つの型番を選択できます。9型番のうち、Core Ultra 5 332/335/338HとCore Ultra 7 365/366Hは法人などの組織でPCを管理するのに有効なvPro対応の型番で、価格が高くなってしまうので、個人ユーザーは選択するメリットは小さいと思います。
Core Ultraシリーズ3は「型番の末尾がHのもの」と「5/7/9 (ブランドレベル)の前に『X』がつくもの」がありますが、Hがつくものはコア数/スレッド数が多くて高性能、XがつくものはHがつくものに加えてGPUにIntel Arc B390を内蔵しており、AI性能/グラフィック性能が非常に高いという特徴があります。また、T14/T16が搭載可能なCPUはすべてCopilot+ PCの要件を満たすNPUを内蔵しています。
RAMは16GB/32GB/64GBから選択できます。LPDDR5Xなのでオンボードメモリかと思いきや「CAMM2」です。よって、「交換可能」ではあるのですが、ライターの渋谷Hさんの解説記事を見ると交換難易度は高いようです。
SSDは256GBから2TBまで選択可能です。また、2TBを選択すると超高速なPCIe Gen5規格となりますが、初期設定の256GBから2TBに変更するカスタマイズ料金は「割引後で15万円オーバー」になります。
3. ディスプレイ

ThinkPad T14 Gen 7
筐体はT14/T16でほぼ同じデザインなので、これ以降は主にT14の画像で説明します。ディスプレイは基本「IPS液晶・1,920×1,200解像度」ですが、45%NTSCの発色品質(並クラス)でタッチ対応のものと非対応のもの、100%sRGBの発色品質(上クラス)でタッチ非対応・プライバシーフィルター機能付きのものが選べます。2,880×1,800解像度の有機EL(特上クラス)でタッチ対応のものも設定されています。
標準の1,920×1,200解像度、タッチ非対応のディスプレイを2,880×1,800解像度の有機ELに変更すると約2万円かかってしまいますが、個人利用の場合はできるだけ発色のいいディスプレイを選ばれることをおすすめします。
4. 筐体

ThinkPad T14 Gen 7
天板です。いつものThinkPadです。T14のみ「筐体色ブルー」の設定があります。これ、ThinkPadファンには衝撃的に感じられますね。ただし、5月3日現在だとまだ選択ができません。

ThinkPad T16 Gen 5
キーボードの画像はT16のみ公開されていました。T14とT16ですが、キーボードの形状は異なります。T14は「フルサイズ・キーボード (6列)、89キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー、Copilot キー)、JIS配列、TrackPoint、3ボタンクリックパッド」、T16は「フルサイズ・キーボード (6列)、110キー (テンキー、Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー、Copilot キー)、JIS配列、TrackPoint、3ボタンクリックパッド」と開示されており、日本語配列と英語配列、バックライトの有無を選択できます。

ThinkPad T14 Gen 7
側面と入出力ポートの構成です。T14とT16で全く同じ配置です。USBポートは合計で4つ、うち2つがThunderbolt 4です。また、有線LANポートもついています。
この画像に「nanoSIMスロット」が写っていますが、T14/T16ともカスタマイズでLTEモジュールおよび5Gモジュールを追加することができます。
5.価格など
Lenovo ThinkPad T14 Gen 7 (14型 Intel) / T16 Gen 5 (16型 Intel)はLenovo公式サイトで販売中で、5月3日現在の価格はT14が266,310円から、T16が271,975円から、となっています。もともとTシリーズは「ThinkPadの中では上位クラス」という位置づけだと思っていますが、昨今の半導体価格の上昇を受け、価格も上位クラスになってしまった感がありますね。
6.関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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