BlackviewがAndroidタブレット「Tab 7」を発売しました。日本のAmazonで安く購入ができます。ここのところ中国メーカーは続々と日本のAmazonでの出品を加速しており、その代表格がTeclastですが、Blackviewもまた、Amazonでのラインナップを充実させています。
今回ご紹介するTab 7はスペック面では見るべきところはなく、はっきり言って低スペック機、と言えますが、タブレットの大画面を活かせる独自UIの「Doke OS」を搭載しています。
1.Blackview Tab 7 スペック
Blackview Tab 7 | |
OS | Doke OS_P 3.0(Android 11) |
SoC | UNISOC T310 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,280 × 800) |
LTEバンド | B1/3/7/8/20 |
SIM | nano SIM ×2(うち1つはmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、(オーディオジャック※)</br > ※ウインタブ推定 |
カメラ | イン2MP/アウト5MP |
バッテリー | 6,580 mAh |
サイズ | 241.3 × 160 × 8.9 mm |
重量 | 536 g |
コメント
冒頭記載の通り、OSはAndroid 11ベースの独自UI「Doke OS_P 3.0」です。このUIは先日紹介記事を掲載した上位モデル「Blackview Tab 13」にも使われており、タブレットの画面を活かせる独自機能を搭載しています。
特に注目したいのが「PCモード」です。このモードでは画面下にタスクバーが表示され、アプリをウインドウ表示させることができます。個人的にこの機能には強い関心を持っていまして、この記事執筆前にBlackviewに「Tab 7はPCモードに対応するんだよね?」と念押ししています(「対応している」との回答でした)。
CPUはUNISOC T310です。Antutuスコアが約15万点をマークする「エントリークラスとしては悪くない」性能ですが、ゲームプレイにはあまり向きません。
RAMは3GBですが、メモリ増設機能があり、プラス2GB、トータルで5GBとして使用できるとのことです。ただこれ、Xiaomi製品でも用いられている技術「ストレージの一部をRAMとして使う」と同じものなのかは不明です。ストレージは32GBと、はっきり言って足りないと思いますが、microSDカードによるストレージ拡張は可能です。
ディスプレイは10.1インチで解像度は1,280 × 800と低めで、人によっては画面の粗さが気になるかもしれません(私は視力が悪いこともあって全く気にならないですが…)。中華タブは比較的低価格なものでも1,920 × 1,200解像度になっていることが多いんですけどね。カメラはイン側2MP、アウト側5MPですから、Webミーティングでは問題なく使えそうなものの、スマホのカメラのようにキレイな写真撮影は難しいでしょう。メモ代わり、と考えておくといいと思います。
サイズは低価格帯の10.1インチタブレットとしては悪くありません。つい先日発売されたTeclast P20S(こちらも15,000円強で購入ができる低価格品です)とサイズを比較してみます。
Tab 7:241.3 × 160 × 8.9 mm / 536 g
P20S:243 x 163 x 10.2 mm / 530 g
とりあえず「厚さ8.9 mm」というのはこの価格帯のタブレットとしてはまずまず、と言えるでしょう。しかし、重量は536 gあり、中華の上位クラスの製品(多くは400 g台です)とは差があります。
2.Blackview Tab 7 筐体
正面から見たところです。この画像、Teclast製品ほどではないですが、「少し盛っている(ベゼル幅が細く見えるように画像加工している)」と思います。実機はもう少しベゼル幅が太くなっているとお考えください。
筐体素材については説明がありませんでした。筐体色は「Twilight Blue」「Lunar Silver」「Space Gray」の3色です。
3.Blackview Tab 7 価格など
Blackview Tab 7は日本のAmazonで販売中で、通常価格は税込み17,900円ですが、製品ページに3,000円OFFクーポン(9月13日まで)があり、さらにクーポンコード「TAB7OFF500」を使うと500円OFF(9月9日まで)になりますので、これらを併用すれば税込み14,400円で購入できます。
この製品はスペックが低めなものの、独自UIによりタブレットの大画面を有効活用できそうなのが魅力です。個人的には特にPCモードを試してみたいと思っています。
4.関連リンク
Blackview Tab7:Amazon
コメント
今ちょうどAmazonで2万円以下のタブレットを探してたんですけど、
10インチ、8インチ共に1280×720の解像度の物が多く、
一時期(Windowsタブレットがまだ元気だった頃)は1920×1080のが多かったよなとなってました。
記事に、低価格タブレットでも1920×1080のことが多いと書いてあって、
自分が探していた価格帯が少し下のランクだったことを知りました。