Blackview BV4900s － Android Go Editionを搭載するタフネススマホ。100ドル以下で買えます

Blackviewがエントリークラスのタフネススマホ「BV 4900s」を発売しました。ウインタブでこの1月に紹介記事を掲載した「BV4900 Pro」とほぼ同じ外観で同サイズの製品ですが、BV4900 Proよりもさらにスペックと価格を落としたモデルで、セール価格は100ドルを切っています。

1.Blackview BV 4900s スペック

スペック表

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OSはBlackviewの独自UI「Doke OS 2.0」ですが、ベースとなるAndroidのバージョンはなんと「11 Go Edition」です。つい先日ライターのかのあゆさんがウインタブでは初となるGo Edition搭載機の実機レビューをしたところですが、BV4900sの場合、それに独自UIを被せてしまった、というのが驚きです。Doke OSの独自機能はこちらです。

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私自身はGo Editionの実機に触れたことがないので偉そうなことは言えませんが、そもそもフルバージョンのAndroidの機能を簡略化して低スペックCPUでも快適に使えることを目的としたGo Editionに機能追加する、という発想は斬新だと思います。Go Editionでゲームモードって必要なのかな？と思ってみたり…。

ただ、BV4900s、OSをGo Editionにしなくてはならないほど低スペックでもありません。CPUは中華タブではおなじみのSC9863A（Antutu Ver.7のスコアが72,000点くらいで、Ver.9だと10万点程度と思われます）でRAMは2GB、ストレージは32GBですから、ローエンドではありますがフルのAndroid 11でも大丈夫そうな構成です。

ディスプレイは5.7インチのHD+解像度で、Blackviewの中位クラスのタフネススマホと変わりません。一方でカメラはイン5MP、アウト8MPと、ローエンドもいいところ、という感じです。全般に先日かのあゆさんがレビューしたAndroid Go Edition搭載機よりはかなりスペックは高いと言えます。

バッテリーは5,580mAhと比較的大容量で、リバースチャージ（この製品をモバイルバッテリー代わりにして他のデバイスを充電できる）も搭載しています。この機能は非常に便利ですが、BV4900sは急速充電には対応していませんので、おそらくリバースチャージをする場合でもかなり時間がかかると思います。

サイズは従来モデルのBV4900 Proと同じです。タフネススマホなのでどうしても重量は重くなりますが、261 gというのはタフネススマホとしてはそんなに重いほうではありません。

2.Blackview BV 4900s 筐体

前面は上下にベゼルが残り、ノッチはありません。また背面はタフネススマホらしいデザインになっています。この背面画像を見るとアウトカメラが多レンズ構成に見えますが、実際はシングルレンズです。

ちょっと見にくいですが側面のボタン配置です。右側面（画像左側）に電源ボタンと音量ボタン、左側面（画像右側）にはパッキンで覆われたSIMスロットがあります。

システムスペックはかなり簡略化されている印象がありますが、筐体はBleckviewらしい、とてもしっかりしたものになっています。IP68/IP69Kの防水・防塵性能と、MIL規格（MIL-STD 810G）準拠の堅牢性を備えています。

筐体色は「マウンテングリーン、デザートイエロー、サンセットオレンジ、ロックブラック」の4色。いずれも基調色はブラックで、アクセントカラーのみ異なります。

3.Blackview BV 4900s 筐体

Blackview BV 4900sはAliExpress内のBLACKVIEW Official Storeで販売中で、10月8日から20日までの期間、97.79ドル（11,147円）で購入できます（製品ページにあるクーポンを使用した価格です）。

えー、Android Go Editionに独自UIというのは面白そうではあります。でも、実用面ではサブ機としても少し厳しいスペックでしょうね。「アウトドア用に割り切った専用機が欲しい人」、また「災害時の備えとして予備機を持っておきたい人」が、それらを低予算で実現したい場合に向く製品かな、と思います。

4.関連リンク

Blackview BV4900s：BLACKVIEW Official Store（AliExpress）