Teclast Tbolt 20 Proの実機レビュー - 第8世代のCore i5を搭載、メインPCとして使える品質です。Windows 11アップグレード対応

Teclast Tbolt 20 Pro
中国メーカーTeclastの15.6インチノート「Tbolt 20 Pro」の実機レビューです。Teclastをはじめ、CHUWI、ALLDOCUBE、BMAXなどの中国メーカーは、日本メーカー製品では数が減っているCeleron搭載のエントリーモデルを積極的に手掛けていて、それらはサブ的な位置づけとしてとても魅力的です。しかし、今回レビューするTbolt 20 ProはCeleron機ではありません。第8世代のCore i5を搭載する、中国メーカーのPCとしては高性能な製品で、そのぶん価格も少し上がっているので、どちらかと言うと「メインで使えるスタンダードノート」という感じです。

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なお、レビュー機はTeclastにサンプル提供していただきました。Teclastにはこの場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

おすすめポイント
・第8世代ながらCore i5を搭載、TeclastのPCとしては高いスペック
・Windows 11アップグレード対応
・筐体デザイン、筐体品質とも期待を裏切らない水準
・約6万円と、割安感のある価格
ここはイマイチ
・実際のパフォーマンスは現行のCore i3相当か
販売サイトはこちら
Teclast Tbolt 20 Pro:Teclast Official Store(AliExpress)
Teclast Tbolt 20 Pro:Amazon
※10月9日現在、Amazonではまだ販売がスタートしていません

1.Tbolt 20 Pro スペック

スペック表

  Tbolt 20 Pro
OS Windows 10 Pro
CPU Intel Core i5-8259U
外部GPU なし
RAM 8GB
ストレージ 256GB SSD
M.2 NVMe SSD増設可
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチIPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1
入出力 USB Type-C × 2、USB 3.0 × 2、USB 2.0、HDMI、midroSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ Webカメラ
バッテリー 55Wh
サイズ 358 x 240 x 20.5 mm / 1.8 kg

コメント

レビュー機のOSはWindows 10 Proでした。メーカーサイトやAliExpress内のTeclast Official Storeでは特に「Home/Pro」が明記されていませんので、おそらくPro版が標準と思われますが、あるいはレビュー機がサンプルという位置づけのためにPro版が搭載されているのかもしれません。

ご注意ください!:
レビュー機の初期OSは「Windows 10 Pro」でしたが、10月5日にWindows 11がリリースされましたので、Windows 11にアップグレードしてレビューを継続することとしました。そのため、使用感や性能テストについてはWindows 11にした状態で評価しています。あらかじめご了承ください。


CPUは第8世代(開発コードネームはCoffee Lake)のCore i5-8259Uです。現行の第11世代Core i5と比較すると性能面では劣りますが、当然Celeronなどよりはずっと高性能ですし、内蔵GPUにIris Plus 655を搭載していますのでグラフィック性能にも期待ができます。

RAMは8GB、ストレージは256GBで、ストレージに関してはM.2 NVMeスロットの空きがありますので、DIYにより増設することも可能です。ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度と、今となっては標準的な仕様ですが、ビジネス用やご家庭用として使う場合、過不足のないスペックと言えます。

通信周りではWi-Fi6には対応せず、入出力ポートは高規格なものではないにせよUSBポートが合計で5つもあり、HDMIポートも装備していますので、15.6インチスタンダードノートとしてはかなり充実している方だと思います。ちょっと惜しいのが有線LANポートがない、という点ですが、USBポートの数に余裕がありますので、LANポートのあるUSBハブ(あるいは変換アダプタ)を使えば問題ないでしょう(実際、私はハブを使って有線接続して試用しました)。

サイズは15.6インチノートとしては標準的です。重量についても2021年水準だと「重からず、軽からず」という感じです。

2.Tbolt 20 Pro 筐体

同梱物

Teclast Tbolt 20 Pro 同梱物
同梱物です。クイックスタートガイドと保証書、あとはACアダプターです。ACアダプターは57Wのもので、実測重量は電源ケーブル込みで282 gでした。まあ、15.6インチノートとしては普通くらいのサイズ感ですね。

Teclast Tbolt 20 Pro マニュアル
クイックスタートガイド(クイックユーザーガイドって書かれてますね)は日本語の記載もありましたが、内容はごく簡単なもので、ウインタブ読者にはあまり意味のないものだと思います。

天板と底面

Teclast Tbolt 20 Pro 天板
天板です。スッキリしたデザインで、左上に「T.BOLT」のロゴがあります。このロゴはプリントされたもので、刻印とかプレートではありません。天板の素材は金属で弱めに梨地加工(サンドブラスト加工)が施され、質感もいいと思いますが、ロゴがプリントなので、ロゴ付近は少しチープな印象です。

Teclast Tbolt 20 Pro 底面
底面です。底面は、というかおそらく天板以外は樹脂製と思われます。見た感じは金属なのですが、やや剛性感に欠ける感じです。ただし、華奢というほどではなく、普通に使っていて頼りなさを感じるようなことはないと思います。底面下部の両端にスピーカーグリルがあります。

また、Tbolt 20 ProはM.2 スロットの空きがありますが、中国メーカー品によく見られる「底面にハッチ」の構造ではなく、筐体を開口しないとM.2 スロットにはアクセスできません。なお、本来ですと底面を開口し、M.2 スロットの存在を確認すべきではあるのですが、今回は開口しておりません。ご了承ください。Teclastに改めて連絡し「内部にM.2 空きスロットあり」との確認が取れています。

Teclast Tbolt 20 Pro 底面
それと、底面のゴム足(使用時に筐体後部になるほう)がかなり分厚いです。その理由・効果は後ほど…。

側面

Teclast Tbolt 20 Pro 前面
前面です。この面にはポート類・ボタン類はありません。前面中央部(ディスプレイ側)が盛り上がっていて、ヒンジ開口時の「手がかり」になり、開口は非常にしやすいです。

Teclast Tbolt 20 Pro 背面
背面です。こちらにもポート類・ボタン類はありませんが、通気口がやや目立ちます。「オレは高性能なんだぞ!」とアピールしているように思われましたw

Teclast Tbolt 20 Pro 右側面
右側面には画像左からmicroSDカードリーダー、USB2.0、USB3.0、セキュリティロックスロットがあります。

Teclast Tbolt 20 Pro 左側面
左側面です。画像左からDC-INジャック、HDMI、USB3.0、USB Type-C × 2、そしてなんと「カメラのオン/オフスイッチ」があります。カメラを物理的にオフにできる機能は最近の国内向けノートではしばしば見られますが、中国メーカー品でこの構造をとっているものはかなり珍しいです。

キーボード

Teclast Tbolt 20 Pro キーボード

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キーボードです。15.6インチノートとしてはオーソドックスにテンキーがつくタイプで、アルファベットキーのキーピッチは手採寸で約19 mmありました。キートップがやや大きいので、キー間はやや狭くなっていますが、サイズに余裕があるのでタイピングはしやすいです。キーストロークは若干浅めと感じました。

一方で、テンキー部分は少々窮屈です。テンキー部分のキーピッチは手採寸で約15 mmと狭く、加減乗除キーは上部に追いやられていますし、Enterキーも小さいです。あと、方向キーの「右矢印」キーがテンキー部分に食い込んでしまっているので、使い始めのうちはミス・タイプしやすいですね。

また、キーボード面上部にはスピーカーが2個あります。この製品は底面とキーボード面に合計で4つのスピーカーを搭載しています。

Teclast Tbolt 20 Pro キーボード
キートップはフラットです。バックライトも搭載されていて、輝度を2段階に調整できますが、明るくしても少々控えめ(要するに少し暗い)です。

キーボードの使用感

Tbolt 20 Proを使ってウインタブの記事を何本か書いてみました。浅めのキーストロークでカチッとした打鍵感が心地よく、とても快適にタイピングできたと思います。残念ながらこの製品には英語配列しか設定がなく、日頃日本語配列のキーボードを使っている人だと「@」とか「IMEの切り替え」で少し戸惑うかもしれませんが、配列を別にすれば文字入力や数値入力で違和感はありません。ただし、テンキー部分はサイズが小さいため、ブラインドタッチで大量の数値入力をするような場合は少し慣れが必要かと思います。

あと、タッチパッドがかなり大型で、タッチパッドを常用している人にはありがたいと思います。ジェスチャ操作もしやすいですね。また、このタッチパッドはペンタブレットで言う「パームリジェクション」になっていますので、タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れてもカーソルは誤動作しません。また、キーボードショートカットでタッチパッドをオフにすることもできます。

繰り返しになりますが、バックライトの輝度はかなり控えめです。ただし、キートップの印字が割とはっきりしていますので、この輝度でも実用性が損なわれているということはなく、必要十分かと思います。

ディスプレイ

Teclast Tbolt 20 Pro 正面
正面から見たところです。Teclastの作った製品画像よりもベゼル幅は2倍くらい太いですが、それは「Teclastなんで織り込み済み」です。ただ、そうはいっても上部と左右のベゼルは十分に細く、見た目もスタイリッシュと感じます。

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Teclast Tbolt 20 Pro ディスプレイ
ディスプレイはノングレアタイプで映り込みも小さいほうだと思います(この画像はわざと映り込みが激しくなるようにして撮影しています)。視野角はIPS液晶としては標準的か「気持ち狭いかな」というくらいでした。

ディスプレイの使用感

15.6インチ、FHD解像度、ノングレアタイプのディスプレイとして標準的な品質はクリアしていると思います。最近EIZOのこのページを参照して色ムラとか階層表現力などを確認するようにしていますが、私の視力では色ムラはほぼ気にならず、階層表現力は手持ちのPCモニター(MSI製の27インチモニターです)といい勝負か、あるいは若干劣るかな、という程度でした。十分合格点をあげられると思います。

また、発色品質に関しても概ね良好と言えます。いつものようにブラウザーで「花」を画像検索して、手持ちのモニターと比較してみましたが、原色が若干淡いと感じられるものの、黒色の部分に深みがあるので、くっきりと見えます。それと、輝度も一般的なノートPCよりもやや高めと感じられ、この点も評価できます。

少なくともビジネス用や学習用、動画視聴用として使うぶんには不満の出ない品質だと思います。

筐体その他

Teclast Tbolt 20 Pro 横から

上でご説明したとおり、Tbolt 20 Proは底面のゴム足がやたらと分厚いので、このように筐体後部が高くなり、キーボード面に適度な角度がつきます。なお、本物のリフトアップヒンジ(ヒンジ開口時に天板の後部が底面に潜り込む構造)ではないので、開口しても天板後部は接地しません。

Teclast Tbolt 20 Pro ヒンジ最大開口
ヒンジは「ほぼ」180度開口します。

Teclast Tbolt 20 Pro ヒンジ最大開口
ただし、この画像を見ていただくわかるかと思いますが、完全に180度ではなく、ディスプレイ面の上部がちょっと浮く感じですね。でも、このくらいまで開口できれば実質的に180度開口と差はなく、ミーティングの際などに、向かい側に座っている人との画面共有も容易だと思います。

スピーカーの使用感

Tbolt 20 Proはキーボード面に2つ、底面に2つ、合計で4つのスピーカーを搭載しています。しかし、キーボード面のスピーカー位置は左右対称ではなく、左スピーカーは左端に、右スピーカーは中央付近にあり、配置がよくありません。底面のスピーカーは両端にありますので、ステレオ感はきちんと出ますが、音響テスト用の音楽で確認するとキーボード面のスピーカー位置が不自然であることは認識できます。ただ、注意して聴かなければわからないくらいなので、あまり気にしなくていいと思います。

音質のほう、かなりクリアですね。日本演歌史上に燦然と輝く名曲「天城越え」のようなしっとりと女性ヴォーカルを聴くような音源だとそのままでも十分満足できる音質だと思います。一方でロック系やEDM系の曲だと低音や高音にメリハリが出ません(特に低音)。

Teclast Tbolt 20 Pro Realtek Audio Console

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音響アプリはTeclast独自のものではなく、Windows PCでよく見られる汎用アプリ「Realtek Audio Console」がインストールされています。イコライザーもあり、レディメードで「ロック」「ポップ」「低音」「高音」などのシーン選択ができますし、マニュアルでの調整もできます。ロック系やEDM系などパワフルな音源を楽しむ場合にはこのアプリで調整してやると結構な迫力が出ます。

国内メーカーの上位モデル(HPのSpectreやENVYなど)には及びませんが、ウインタブでいつもレビューしているCeleron搭載のエントリーPCよりはずっと高音質です。Core i5搭載という「製品の格」に恥じない品質だと思います。

バッテリー駆動時間

今回のレビューでは割と長時間、実際にウインタブの記事執筆やYouTubeでの動画視聴などをしてみました。体感的には「バッテリー駆動時間は3時間から3時間半くらいかな」と思いましたが、一応測定してみることにしました。

・ディスプレイ輝度を50%(これで実用上は十分に明るいです)、スピーカー音量を40%にしてYouTubeの動画を30分視聴
・ディスプレイ輝度を100%にしてブラウザー上でWordPressを開き、文書作成を90分

トータル120分使ってバッテリー消費は60%でした。単純計算だとバッテリー駆動時間は3時間20分くらいになります。この製品はディスプレイ輝度が高めで、輝度を30%くらいまで落としても十分使えますので、そうするともう少し駆動時間は伸びると思います。でも、少なくともレビュー機の場合は4時間までは厳しいかな、と感じました。

Tbolt 20 Proは15.6インチノートなので、どちらかと言うと自宅や事務所などで電源接続して使うことが多いと思いますが、出先で使う場合、バッテリー駆動だと終日の作業は厳しいと思われます。なので、外出の際はACアダプターを持参するほうがいいでしょう。

3.性能テスト

実機レビューをしていて、初期状態でベンチマークスコアが異様に低くなってしまうケースがしばしばあります。ライターのひつじさんによれば、このような場合、GPUの省電力機能の一部がOSで制御できていない可能性が疑われ、ドライバーの再インストールによって改善することがある、とのことです。

Tbolt 20 Proでもこのような症状が出たため、性能テストに先立ち、内蔵GPUのドライバーをいったん削除し、再インストールしています(症状が改善されました)。この製品を購入され、同様の症状が出てしまった場合はドライバー(デバイスマネージャー上のディスプレイアダプタ)の再インストールをお試しください。

Teclast Tbolt 20 Pro PC Mark

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スコアの目安(2021年水準)※あくまで「目安」です
GeForceなど外部GPU搭載機 5,000以上
高性能なビジネスノートパソコン 4,000以上
中位のノートパソコン 3,000以上
エントリーノートパソコン 2,000以下

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。モバイルノートやスタンダードノートの性能測定では最も重視すべきベンチマークテストと言えます。

レビュー機の搭載CPUは第8世代のCore i5-8259Uです。スコアの方は3,747と、第10世代、第11世代のCore i5よりは(当然ですが)劣りますが、第8世代のCore i5としては平均的な結果と言えます。直近ウインタブで測定したスコアは下記の通り。

Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):5,205
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):5,076
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):4,967
MSI Summit E13 Flip Evo(Core i5-1135G7):4,572
※GMK NucBox 2(Core i5-8279U):4,205
HP ProBook 430 G8(Core i5-1135G7):4,131
※MINISFORUM U820(Core i5-8259U):3,857
VAIO SX12(Core i3-1005G1):3,401
MSI Modern 15 A10M(Core i3-10110U):3,234
※デスクトップPC(ミニPC)

このスコアであればOffice系のソフトウェアを使っての資料作成などであればごく快適にこなせると思いますし、動画制作や画像加工でも、非常に手の混んだものでなければ十分可能と思われます。ウインタブ的にはメインPCとして使える実力がある、と評価します。

Teclast Tbolt 20 Pro 3D Mark
次にグラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。このスコアはつい先日実機レビューをしたLenovo ThinkPad E15 Gen3(AMD)に近いですね。

Lenovo ThinkPad E15 Gen 3(AMD) 3D Mark
こちらがThinkPad E15 Gen 3のスコアです。搭載CPUはRyzen 5 5500Uです。

また、PC Markのスコアでは第8世代のCore i5とほぼ同じくらいのスコアでしたが、3D Markのスコアは第8世代のCore i5-8250Uや8265Uを上回っている、と言っていいでしょう。しかし、第11世代で内蔵GPUにIris Xeを搭載するCore i5-1135G7ならFire Strikeで4,000点以上のスコアが出ることもありますので、第11世代とはかなり大きなスコア差があります。

まあ、ビジネススタンダードノートとしては十分なものであるとは言えるでしょう。でも、第11世代Core i5なら一部オンラインゲームのプレイも可能だと思いますが、Tbolt 20 Proだとそこまでは行かないと思います。

Teclast Tbolt 20 Pro CINEBENCH R23
CPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このスコアも第8世代のCore i5としては標準的くらいの結果です。

Teclast Tbolt 20 Pro Crystal Disk Mark
SSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。「典型的なSATA SSDのスコア」と言っていいと思います。最近は国内販売されているノートPCでCore i5クラスを搭載しているものはほとんどがNVMe SSD搭載で、スコアもTbolt 20 Proの2倍から4倍くらいになっていますので、このスコアは「遅い」のですが、体感的な話をすると「このスコアで十分」だと思います。

よほど大きな動画ファイルなどを扱う場合は体感差が出てくると思いますが、作成済みのExcelファイルを開くとかであればSATAとNVMeの速度差はほとんど気になりません。なので、スコアだけ見れば「あまりよろしくはない」ものの、実用面ではあまり気にする必要はないでしょう。

発熱とファン音

Teclast Tbolt 20 Proはゲーミングノートではないので、その意味では発熱についてあまり心配する必要はありません。文書作成や簡単な画像加工、表計算などで使うぶんには全く発熱はありませんでした。発熱の確認のため、ベンチマークソフト 3D MarkのFireStrikeを立て続けに5回ほど実施してみましたが、キーボード面上部と底面に多少の熱を感じた程度で、発熱量は小さいと評価します。

ファン音はベンチマークテストなど、PC負荷が高いときには聞こえますが、音量は小さく、静かな場所でもあまり気になりません。ファンの騒音についても心配する必要はないと思います。

4.Tbolt 20 Pro レビューまとめ

Teclast Tbolt 20 ProはAliExpress内のTeclast Official Storeで販売中で、10月9日現在の価格は530.72ドル(60,496円)です(製品ページにあるクーポンを使用した価格です)。また、10月中には日本のAmazonでも販売がスタートする予定ですが、現時点では販売価格はわかっていません。

Tbolt 20 Proが搭載するCPU、Core i5-8259Uは、(あくまで私の個人的感想ですが)PCとしての総合性能は第11世代のCore i3といい勝負くらい、グラフィック性能はCore i3よりも若干高いが第11世代のCore i5とはかなりの性能差がある、と思います。

筐体品質、ディスプレイ品質、キーボードの使用感などは国内メーカーのノートPCと比較して遜色ない仕上がりだと思いました。これらの感想を踏まえて、約6万円という価格には割安感があります。しかし、国内メーカーのスタンダードノートでも、Ryzen 3搭載のThinkPad E15 Gen 3(AMD)は7万円を少し下回る価格から購入できますし、HP Pavilion 15もRyzen 3モデルであればセールで7万円を切る価格なので、数年前のように「中華だから激安」とまでは言えないですね。エントリークラスの場合で「国内メーカー品だと3万円、Teclastだと2万円」なら文句なしに激安なんでしょうけど。

Tbolt 20 Pro、実際にしばらく試用してみて、6万円の価値は十分にあると思いますし、読者におすすめできる製品だと思います。一方でTeclastというブランドの信頼性がThinkPadとかPavilionと肩を並べられるところには到達していない、というのも事実でしょう。いくら素晴らしいPCを作っても、ウインタブで日ごろ茶化しているように、「製品画像を盛る(デザインが良く見えるように画像加工する)」ようなことを続けていれば顧客の信頼を勝ち取ることは難しいと思いますし、大手メーカーの名声に近づくことすらできないはずです。実機レビューのまとめから少し脱線してしまいましたが、「モノは素晴らしいのに、そういうところが残念なのよね」と思います。

5.関連リンク

Teclast Tbolt 20 Pro:Teclast Official Store(AliExpress)
Teclast Tbolt 20 Pro:Amazon
※10月9日現在、Amazonではまだ販売がスタートしていません

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