DynabookがノートPC「dynabook M6/X」「dynabook M7/X」を発表しました。Mシリーズは14インチサイズでの「ホームモバイルノート」という位置づけです。ホームモバイルノート、というのは「自室からリビングへ気の向くままに好きな場所で好きなことを」といった使い方が想定されている、「スタンダードノートとモバイルノートの中間くらい」のノートPCですね。
1.概要
スペック表
dynabook M6/X・M7/X | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1334U/Core i7-1360P |
外部GPU | なし |
RAM | 16GB(最大32GB) |
ストレージ | 256GB/512GB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 × 3、HDMI、LAN(RJ45)、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(92万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 駆動時間 動画再生約5-5.5時間 |
サイズ | 323.9 × 211.8 × 18.75 mm |
重量 | 1.38-1.4 kg |
バリエーションモデル
・M6/X:Core i5/16GB/256GB
・M7/X:Core i7/16GB/512GB
※Mシリーズ相当のWebオリジナルモデル「MZ/MX」がありますが、Webオリジナルモデルについては別記事にてご紹介します。
コメント
OSはWindows 11 Home、CPUはCore i5-1334U/Core i7-1360PでCore Ultraではありません。また、Core i5のほうは省電力タイプのU型番、Core i7はバランスタイプのP型番なので、両者の性能差はかなり大きいです。
RAMは全モデル16GBで「最大32GB」ですがメーカー製品ページに「本体の構造上、お客様ご自身でメモリの交換・増設はできません。交換・増設が必要な場合は、dynabook あんしんサポート 修理相談窓口へご相談ください。」という説明がありました。SSDはCore i5モデル(M6/X)が256GB、Core i7モデル(M7/X)が512GBです。
ディスプレイは14インチで解像度は1,920 × 1,080、アスペクト比は流行りの16:10ではなく16:9です。ベゼル幅は細いですね。
筐体色はオニキスブルーのみ、抗菌加工も施され、清潔に使うことができます。また、Dynabook独自の厳しい耐久テストをクリアしています。
キーボードは「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:18.8 mm、キーストローク:1.4mm」と開示されており、筐体と同じく抗菌対応です。14インチサイズなのでテンキーはありません。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で4つ、HDMIに有線LAN、microSDカードリーダーも装備しており、他のDynabook製品と同様、充実したポート構成です。
2.価格など
dynabook M6/X、M7/Xは7月19日から順次発売され、店頭予想価格はM6/Xが17万円台半ば、M7/Xが19万円台後半です。なお、この価格にはMicrosoft Office Home&Business 2021とMicrosoft365 Basicを含みます。
Core Ultraは搭載していませんがスペックとか筐体のサイズ感とかを見ると「ホームモバイルノート」って感じがしますよね。また、Officeが付属しての価格としては割とお得感もあると思います。パソコン好きな人向け、というよりはファミリー向け、カジュアルユーザー向けの製品かと思います。
3.関連リンク
dynabook M:Dynabook