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Android12 Lが正式発表 - タブレットや折りたたみスマートフォン向けに最適化されたAndroid OSです

Android 12 Lが正式発表
こんにちは、かのあゆです。Googleが「Android 12 L」を正式発表しました。現在開発中の「Android 13」とは別物で、その名の通りベースになっているのは現時点で最新バージョンとなるAndroid 12ですが、タブレットや折りたたみスマホなど大画面デバイスに最適化されているのが最大の特徴となります。

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1.大画面デバイス向けに最適化されたUIを採用

通知画面も大画面で見やすく
Android 12 Lでは大画面ディスプレイを搭載するタブレットや折りたたみスマートフォン向けに最適化されたUIを採用しており、ホーム画面、ロック画面、デバイスセットアップ画面、設定などの画面がさらに見やすくなっています。例えば通知領域では通知とクイックタイルが同時に表示されるようになったため、通知の表示領域やスワイプするためのエリアが広がっています。

新しい設定画面
設定画面もタブレットなどの大型ディスプレイを搭載する端末に最適化された2列のレイアウトが採用されており、より多くの情報を表示できるようになりました。

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2.タスクバーを搭載

タスクバー
SamsungがGalaxy Z Foldシリーズなどに配信されているOne UI 3.1.1でも似たような機能が搭載されていますが、Android 12 LではWindowsやChrome OSなどのパソコン向けOSと同じく「タスクバー」が新たに搭載されています。

タスクバーを使用することでWindowsなどと同じくマルチタスクで動作させているアプリを容易に切り替えることができるようになったほか、タスクバーから任意のアプリをドラック・アンド・ドロップすることにより画面分割モード平行することが可能になりました。

3.まとめ

Android L搭載タブレットは今後増えるかも
Android 12 Lは2022年第1四半期にAndroid Open Source Project(AOSP)にて正式版のソースコードがリリースされる予定となっており、Samsung、Lenovo、Microsoftが既存の端末向けアップデートをリリースする予定となっています。Lenovo端末に関してはTab P12 ProがAndroid 12 Lのベータ版に対応していたため、正式版に関しても提供されるものと思われます。また「通常の」Android 12が提供中となっているSamsungのGalaxy Z Foldシリーズ、Galaxy Z Flipシリーズ、MicrosoftのSurface Duo 2に関してもAndroid 12 Lが提供される予定です。

Googleが「タブレット向けに最適化されたAndroid OSをリリース」するのは2011年のAndroid 3.0 Honeycomb以来久々となりますが、現在開発中のAndroid 13でも引き続きタブレットや折りたたみ向けスマートフォンへの最適化は続けていく方針となっているので「Android L」に関しては今後も統合されることなく開発が継続されるようです。タブレットや折りたたみ式スマートフォンの最適化はSamsungなど端末メーカーが独自で行っていましたが、今回Googleが「素の」AndroidでUIの最適化を行ったため、今後Androidタブレットや折りたたみスマートフォンの使い勝手はより向上するものと思われます。

4.関連リンク

12L: A new look for Android’s larger screens:Google公式ブログ

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