
買い切り型クラウドストレージのpCloudが「七夕セール」を開始しました (7月11日まで)。pCloudは年に数回のセールを開催しますが、今回のセールでは「ストレージ買い切りプランに暗号化サービスのEncryptionがセットになって最大70%OFF」と、非常にお得な内容になっています。
目次
1. 七夕セールの概要

セール期間:6月30日~7月11日まで
七夕セールでの価格は下記のとおりです。
| プラン | 通常価格 | セール価格 | 割引率 |
| Premium 1TB + 無料Encryption |
664ドル(107,568円) | 199ドル(32,238円) | 約70.0%OFF |
| Premium Plus 2TB + 無料Encryption |
828ドル(134,136円) | 299ドル(48,438円) | 約63.9%OFF |
| Ultra 10TB + 無料Encryption |
2,119ドル(343,278円) | 890ドル(144,180円) | 約58.0%OFF |
※円価格は1ドル162円としてウインタブが計算したもの
※無料Encryptionについては次章で説明します
pCloudのストレージ買い切りプランはGoogle OneやDropboxなどのサブスクリプション型のクラウドストレージとは異なり、一度契約してお金を払ってしまえば以降の課金は発生せず、(サービスが継続している限り)生涯使えます。
pCloudは数ヶ月に1回くらいのペースでセールをやり、その都度ウインタブでも記事を掲載していますが、サブスク型のクラウドストレージのセールのように「初回の支払いが割引になる」のではなく、「一度きりの支払いが割引になる」ので圧倒的にお得です。
pCloudはスイス拠点の企業で、私は昭和生まれということで (w)「スイスなら安心!」などと感じてしまいます。このあたりは読者それぞれのご判断かと思いますけど、pCloudの言い分だと「個人情報に関しては最も厳格なスイス法令に準拠しています」とのことですし、サーバーロケーションも欧州です。もちろんスマホアプリもありますので、写真や動画のバックアップもできますし、日本語でのサポートも受けられます。
2. Encryptionとは?
七夕セールの各プランには「Encryption」というものが含まれています。Encryptionとは「暗号化サービス」のことです。pCloudはもともと「TLS/SSLチャネル保護と256ビットのAES暗号化により、お客様のデータ保護に軍事レベルのセキュリティを提供 (pCloud公式サイトから抜粋)」しますが、Encryptionはいわゆる「ゼロナレッジプライバシー(サービスの運営者ですらデータの中身を閲覧・復号できない)」を実現しています。
Encryptionによって保護されたデータは「まさに鉄壁」のセキュリティを誇りますが、そのかわり、「うっかりパスワードを忘れる」ことが許されません。パスワードを忘れてしまうとpCloudの中の人に泣きついても助けてもらえませんので、この点は注意が必要です。
EncryptionはpCloudのオプション・サービスで、単品で購入する場合、生涯プランの通常価格は229ドル (36,182円)、6月30日現在の価格は150ドル (24,300円)です。これを踏まえると、上記セール価格の「ストレージ分」はもっと安いと言えます。
3. pCloudと他社サービスの価格を比較
ここではGoogle One (Googleドライブ)、Dropboxと価格比較をしてみます。ただし、pCloudのセールにはEncryptionがセットされていますし、Google Oneには「Gemini」の機能拡張などのAI機能が、DropboxにはpCloudと同条件 (容量および利用可能人数)がないなど、正確な比較はできません。ここでの比較は「容量のみ」に絞ったものになりますので、この点ご了承ください。
| 経過年数 | pCloud Premium Plus 2TB + 無料Encryption (年間換算 / 累積) |
Google AI Plus 2TB (年間 / 累積) |
Dropbox Professional (3TB) (年間 / 累積) |
Dropbox (左記を2TBに換算 したもの) |
| 1年目 | 48,438 / 48,438 | 12,300/ 12,300 | 24,000 / 24,000 | 16,000/16,000 |
| 2年目 | 24,219 / 48,438 | 14,500 / 26,800 | 24,000 / 48,000 | 16,000/32,000 |
| 3年目 | 16,146 / 48,438 | 14,500 / 41,300 | 24,000 / 72,000 | 16,000/48,000 |
| 4年目 | 12,110 / 48,438 | 14,500 / 55,800 | 24,000 / 96,000 | 16,000/64,000 |
| 5年目 | 9,688 / 48,438 | 14,500 / 70,300 | 24,000 / 120,000 | 16,000/80,000 |
※単位:円
※pCloudは1ドル=162円としてウインタブが計算したもの
※pCloudは買い切り型のため、参考値として初期費用を年数で割った金額を表示しています。
※Google Oneは初年度のみ12,300円、2年目以降は14,500円です
※Google OneとDropboxは年額課金です。
※Dropboxには2TBプランがなく、3TBプランを2TB換算したものを掲載しています
繰り返しになりますが、あくまでも「付随機能を無視した、容量のみの価格比較」です。この観点では「だいたい4年目からはpCloudがお得になり、それ以降はどんどんpCloudが割安になる」とは言えます。
4. ウインタブでもpCloudを使っています
私は2025年2月に「2TB生涯プラン (Premium Plus 2TB)」を購入 (契約)済みです。

また、ライターのnatsukiさんも2TB生涯プランを購入しています。


私は「非常にベーシック」な使い方 (単なるストレージ)しかしていません。しかし、日ごろ実機レビューなどで多数のPCやタブレットを扱っており、2TBという大容量のクラウドストレージを持つことによって、それらの製品のデータを容量を気にせず放り込んでおき、デバイス横断的に把握できるのは非常にありがたいと思っています。また、natsukiさんは私とは異なり、用途によって自宅サーバーとpCloud、他のクラウドストレージの無料容量を使い分けています。
pCloudの信用リスク (突然サービスが停止・終了するなど)はもちろん考慮する必要はあります。個人的にはpCloudの信用リスクはMicrosoftやGoogleよりは高いものの、利用を控えるような水準ではないと思っています。信用リスクがゼロの企業は存在しませんしね。この点については「自己責任での判断」になるとしか言えません。
5. 心配ならまずは無料プランでお試し
冒頭に書いた通りpCloudは年に数回大きなセールをやります。個人的には「半導体価格が高騰しているので、クラウドストレージの利用料金も上昇していくのではないか」と予想しています。ただし、直近の類似セールである「桜満開セール」との価格を比較すると、
1TBプラン:199ドルから変更なし
2TBプラン:279ドルから299ドルに。20ドルの上昇
10TBプラン:799ドルから890ドルに。91ドルの上昇
となりましたが、桜満開セールではEncryptionがセットされなかったので、「値上げした」とも言えないです。Encryptionの単品価格を考慮すればむしろ値下げになっていますね。私はpCloudの中の人ではないので、この価格設定が次回のセールでも継続されるかはわかりませんが、「価格が上昇していくのでは?」という見通しは持っています。
それと「いかんせん初期の支払い金額が大きいよなあ…」という人も多いと思います。pCloudには無料で最大10GBまで使えるプランもありますので、まずは無料プランで使い勝手を試し、次回のセールに備える、というのも良いでしょう。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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