MSI GF65 Thin 10U / GF75 Thin 10U － 最新GPU、GeForce RTX3060を搭載する薄型・ミドルクラスのゲーミングノート

MSIが15.6インチ/17.3インチの「薄型・軽量・ミドルクラス」のゲーミングノート「GF65 Thin/ GF75 Thin」のニューモデル「10U」を発売します。GFシリーズには他に「GF63 Thin」というワイドバリエーションのモデルがあり、同社のエントリー～ミドルクラスを担っていますが、今回ご紹介するGF65/GF75はそのワンランク上、という位置づけになります。

また、この2機種には既存モデルがあり、確認したところ筐体はほぼ変わっていないと思われますので、この記事ではスペックの変更点や注意しておきたいポイントに絞ってお伝えします。既存モデルの紹介記事はこちらをご覧ください。

MSI GF63 Thin / GF65 Thin / GF75 Thin － エントリークラスの薄型ゲーミングノートにもComet Lake-Hが搭載されました！

1.特徴

GF65 Thin 10UとGF75 Thin 10Uはスペック表の上ではほぼ同一の構成で、1月21日現在単一バリエーションとなっています。

CPUは第10世代（Comet Lake-H）のCore i7-10750Hで、第11世代の搭載は見送られています。変更されたのはGPUで、GeForceの最新型番、RTX3060が搭載されます。既存モデルではRTX2060/GTX16シリーズ（1650Tiや1660Tiなど）が搭載されていました。当然ですがGPUの型番が新しくなったことにより、ゲーミング性能のさらなる向上が期待できます。

RAMは16GB、ストレージは512GBで、DIYでも増設や換装が可能ですが、注意したい点として、「MSI製品は底面のカバーを開口してしまうと保証が切れる」という規約になっていますので、保証が切れてもいいから自分でカスタマイズするか、もしくはMSI指定販売店に相談して保証を切ることなくカスタマイズするか、ということになります。また、MSI指定販売店で購入する場合は、注文の時点でカスタマイズに対応してもらえるケースが多いです。

ディスプレイは（当たり前ですが）GF65とGF75ではサイズが異なります。ただし、解像度やリフレッシュレートは同じで、ともにゲームプレイに適した144Hzのリフレッシュレートになっています。

通信周りではWi-Fi6に対応します。入出力ポートは必要十分な構成と言えるものの、MSIのゲーミングノートとしては正直充実しているほうとは言いにくいですね。例えば映像出力専用端子にDisplayPortがないとか、音声入力と出力の端子が兼用になっているとかです。

サイズは既存モデルから変更はありません。また、製品画像を確認しても大きな違いは見当たりませんでした。

GF65とGF75の相違点として、ディスプレイサイズのほか、「キーボードの仕様」が挙げられます。GF75（上の画像）にはテンキーが付き、バックライトもPerKey RGB（個々のキーのバックライト色を任意に変更できる）となりますが、GF65（下の画像）にはテンキーがつかず、バックライトもシングルカラーとなります。

なお、GF75のキーボードバックライトは既存モデルではシングルカラーだったものが、ニューモデルになってPerKey対応するようになりました。

2.価格など

GF65 Thin 10U

MSI GF65 Thin 10U / GF75 Thin 10Uは2月4日の発売予定で、MSI公式ストアに製品ページがあり（まだ販売はスタートしていません）、GF65が税込み179,800円、GF75が税込み199,800円と価格表記されています。また、この製品はMSI指定販売店であるPCショップアークなどでも販売される予定です。

注目のRTX30シリーズを搭載するゲーミングノート、カジュアルゲーマーであればCPUやGPUの世代にそこまでこだわらなくていいような気もしますが、性能は確実に向上しているはずなので、「これから買うならRTX30シリーズ」というのもありますよね。MSIのゲーミングノートは冷却面も含め、筐体品質もしっかりしていますので、おすすめです。

3.関連リンク

GF75-10UEK-025JP：MSIストア
GF65-10UE-017JP：MSIストア