記事にアフィリエイト広告を含みます

MSI GF63 Thin / GF65 Thin / GF75 Thin - エントリークラスの薄型ゲーミングノートにもComet Lake-Hが搭載されました!

MSI GF65 Thin / GF75 Thin
MSIが4月3日に発表した新製品のうち、今回は薄型のエントリークラス・ゲーミングノート「GF63 Thin / GF65 Thin / GF75 Thin」の3機種をご紹介します。なお、GF65 Thinに関してはつい先日ニューモデルの紹介記事を掲載したばかりなのですが、わずか数日でCPUの世代が切り替わってしまいました(先日ご紹介のモデルも併売されています)。ただ、「エントリークラス」というのはあくまで「MSIの製品としては」ということで、実際には中上級ゲーマーでも不満なくゲームプレイが楽しめるような高いスペックになっています。

スポンサーリンク

1.スペック

MSI GF65 Thin / GF75 Thin

クリックで拡大します

3機種まとめてスペック表を作ってみました。GF63とGF65は15.6インチサイズで筐体の外観とサイズは同じ、GF75は17.3インチなので、他の2機種よりも大型の製品です。3機種のスペックはよく似通っていますが、一部の仕様が異なります。

OSはWindows 10 Home、CPUはComet Lake-HのCore i7-10750H、RAMは標準で16GB(最大64GB)、ストレージは512GB SSDと、これらはすべて共通の仕様となります。CPUがComet Lake-Hというのが注目ポイントですが、GPUも変更されています。GF65は先日の記事でもお伝えしたとおり、従来のGFシリーズには設定のなかったRTX2060が搭載され、他の2機種は出荷がスタートしたばかりの最新GPUであるGTX1650 Ti(GF75)/ GTX1650 Ti Max-Q(GF63)が搭載されます。

MSI GF65/GT75 Thin
これはMSIの製品ページにあったデータです。ベンチマークスコアだとGTX1650TiとGTX1650 Ti Max-QはGTX1650/GTX1650 Max-Qよりも10%弱パワーアップしているようですね。なお、「Max-Qデザイン」というのはNVIDIAが薄型ノートPC用に設計したもので、一般には「Max-Qがつかない同一型番のGPUよりも若干性能が落ちる」とされています。

ディスプレイはサイズの違いはあるものの、すべてFHD解像度のノングレアタイプ、リフレッシュレート120 Hzとなっています。ゲーミングノートの場合、上を見ればキリがありませんが、この3機種のスペックはエントリー~ミッドレンジの製品としてよくまとまったスペックになっていて、実際のゲームプレイのことがよく想定されていると感じます。

通信まわりでは3機種ともWi-Fi6(ax規格)に対応します。また、入出力ポートはGF65とGF63が共通仕様、GF75のみ若干構成が異なります。3機種ともSD(microSD)カードリーダーの装備はありませんが、ポートの数と種類に関しては必要十分と言えるでしょう。

サイズは従来モデルから変更ありません。ただし、入出力ポートの構成が一部変更になっていたり、MSIお得意の冷却システム「Cooler Boost」のバージョンが変更になっていたりしますので、従来モデルから「筐体を変えずにCPUとGPUだけ換装した」というわけでもありません。具体的には

GF65→GF63がシングルファンだったのに対し、デュアルファンに変更。Cooler Boost 5となった
GF63→冷却システムの言及なし。シングルファンのまま変更ないと思われる
GF75→冷却システムがCooler Boost 3からCooler Boost 5に変更

ということです。

2.筐体

MSI GF65 Thin
MSI GF75 Thin / GF63 Thin
先ほど「筐体に手が入っている」とは書いたものの、外観上の変更点はほぼ皆無です。上の画像がGF65/GF63、下の画像がGF75ですが、左右のベゼルが細く、スタイリッシュです。また、GF75のほうは上部ベゼルもかなり細くなっていますので、GF63/GF65よりもさらにスリムな印象になっています。

スポンサーリンク

MSI GF65 Thin
MSI GF75 Thin / GF63 Thin
上がGF63/GF65、下がGF75です。天板のデザインはほぼ同じで、赤いMSIロゴがゲーミングPCらしさを演出しています。

MSI GF75 Thin / GF63 Thin
しかし、ヒンジまわりは違っていて、GF75のみ、ご覧のように「リフトアップヒンジ」が採用されています。テキスト入力なんかだとこの構造は(キーボード面に適度な角度がつくため)使いやすいのですが、ちょくちょくキーボードを強打してしまうゲーミングノートだとどうなんでしょうね?

MSI GF63 Thin
MSI GF75 Thin / GF63 Thin
上がGF65/GF63、下がGF75です。ともにキートップの文字色が赤で、バックライト色も赤のシングルカラーですが、GF75のみテンキーがつきます。また、MSIの上位モデルに採用されているSteelSeriesのロゴはありません(つまり、SteelSeries製ではないと思います)。画像は英語配列ですが、日本仕様はすべて日本語配列です。

3.価格など

MSI GF63 Thin/GF65 Thin/GT75 Thinは4月16日の発売予定で、MSI指定販売店(注文時にシステム構成のカスタマイズが可能です)であるPCショップアークでの予約価格は下記のとおりです。

GF63-10SCSR-007JP:137,800円
GF65-10SER-259JP:177,800円
GF75-10SCSR-001JP:169,800円
※すべて税込み価格

なお、「GF63」「GF65」「GF75」という名称は従来モデルからの引き継ぎになっていて、各販売店では新旧モデルが併売されている状況なので、購入される場合は製品の枝番やシステムスペックを良く確認するようにしましょう(旧モデルを安く買う、というのも実は賢いと思います)。

MSIのゲーミングノートは他社と比較して特に激安というわけではありません。しかし、最近はクリエイターPCにも注力しているとは言え、もともと「ゲーミングPCが看板のメーカー」ですから、筐体構造(特に冷却システム)に優れ、お金を出す価値のあるPCをリリースしていると思います。

今回紹介したGFシリーズはMSIのゲーミングノートとしては比較的購入しやすい価格と言えますし、CPUやGPU、RAM、ストレージ、そしてディスプレイのリフレッシュレートと、押さえるべきところがしっかり押さえられていますので、初めてゲーミングPCを購入するという人も、中上級ゲーマーの人も納得の行く製品だと思います。

4.関連リンク

テーマは「eスポーツ主義」最新インテル CPU & 最新NVIDIA GPU & 最新ゲーミング機能搭載eスポーツゲーマー向けゲーミングノートPC最新モデル発売:MSI プレスリリース
GF63 Thin GF63-10SCSR-007JP:PCショップアーク
GF65 Thin GF65-10SER-259JP:PCショップアーク
GF75 Thin GF75-10SCSR-001JP:PCショップアーク

スポンサーリンク