MSI GF63 Thin 10U（GF63-10UD-059JP）－ 11万円台で購入できるGeForce RTX3050Ti搭載ゲーミングノート

MSIが15.6インチゲーミングノート「GF63 Thin 10U（GF63-10UD-059JP）」を発売します。GF63シリーズはMSI製品の中でも比較的価格が低く、これまで数回にわたってバリエーションの追加・見直しが実施されています。ここでご紹介するGF63-10UD-059JPも、従来モデルの筐体はそのままに、スペックを見直した製品となります。

GF63については、過去にウインタブで実機レビューをしていますので、筐体構造等についてはこちらの記事をご参照ください。この記事では主にスペックの変更点や価格についてご説明いたします。

MSI GF63 Thin（GF63-10SCSR-007JP）レビュー － Comet Lake-HのCore i7とGeForce GTX1650Ti Max-Q搭載！ゲームはもちろんテレワークにもおすすめ！（実機レビュー）

1.概要

ポイント

・CPUに6コア12スレッドのCore i5-10500Hを搭載
・GPUは最新型番のGeForce RTX3050Ti
・市場想定で114,000円前後と手頃な価格

コメント

CPUのCore i5-10500Hというのはあまり聞かない型番です。一応第10世代のCPUですが、今年はじめくらいまでゲーミングノートによく使われていた第10世代CPUは「Core i7-10750HとCore i5-10300H」でしたよね。

Passmarkが公表しているベンチマークスコア（5月19日現在）です。これを見るとCore i5-10500HとCore i5-10300Hは全く異なるものだということがわかります。コア数/スレッド数からして異なりますし、ベンチマークスコアはCore i7-10750Hとほぼ同等です。なので、この価格帯のゲーミングノートとしては十分なパフォーマンスを備えていると言えるでしょう。

CPUはGeForce RTX3050Tiで、つい先日リリースされたばかりの最新型番です。RTXシリーズとしては下位に位置するものの、リアルタイムレイトレーシングやDLSSに対応しますので、より美しい画面となめらかな描画が期待できます。

RAMは8GB、ストレージは512GBです。プレイするゲームの種類にもよりますがRAMはちょっと不足気味だと思います。内部に空きスロットがあり、最大64GBまで増設が可能ですが、MSI製品はユーザーがDIYで筐体を開口してしまうと保証が切れてしまいますので、できればMSI指定販売店で購入し、あらかじめRAMを16GB以上にカスタマイスしておくのがいいと思います。同様にストレージもMSI指定販売店であれば購入時に増設ができますので、512GBだと足りなそう、という人は1TBくらいにしておくほうがいいでしょう。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、リフレッシュレートについて説明がなかったので、おそらく60Hzだと思います。

GF63-10UD-059JPの、従来モデルとの相違点はこのくらいです。この筐体は冷却性能に優れ、頑丈に作られていますので、ゲームの腕を磨くのにピッタリの製品だと思います。

2.価格など

MSI GF63 Thin 10U（GF63-10UD-059JP）は5月25日の発売予定で、MSI公式ストアのほか、MSI指定販売店のPCショップアークなどで取り扱われます。メーカー発表の価格は114,000円前後と、非常に購入しやすい水準になっています。記事中にも記載しましたが、購入と同時にRAMやストレージの増設をしたい場合、MSI公式ストアではその対応がありませんので、MSI指定販売店で購入することになります。

MSIはつい先日ゲーミングノートの2021年モデルを6機種発表しましたが、このGF63は「従来モデルのスペック違い」となります。しかし、発表された6機種で11万円台で購入できるものはなく、コストパフォーマンスという点ではこの製品が圧倒的に強いですね。

3.関連リンク

GF63 Thin 10U：MSI公式サイト 製品紹介
GF63-10UD-059JP：MSIストア
PCショップアーク（MSI指定販売店） トップページ
※5月20日現在、PCショップアークにはまだこの製品のページはありません