
GMKtecがミニPC「G3 Ultra」を発売しました。G3シリーズはGMKtecではエントリークラスのミニPCで、既存モデルにG3S (Intel N95搭載)、G3 Plus (Intel N150搭載)、G3 Pro (Core i3-10110U搭載)があります。今回ご紹介する「Ultra」は名前からしてすごく性能が高そうに感じられますが、搭載CPUはPentium Gold 7505とエントリーレベルです。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | Intel Pentium Gold 7505 |
| RAM | 16GB (LPDDR4-3200MT/s) オンボード |
| ストレージ | 256GB/512GB SSD (M.2 2280) ※M.2 2280 空きスロット×1 |
| ディスプレイ | なし |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
| ポート類 | USB 3.2 Gen 2 Type-A×3 USB 2.0 Type-A LAN (RJ45)、HDMI×2 オーディオジャック |
| カメラ | なし |
| バッテリー | なし |
| サイズ | 114×106×44 mm |
| 重量 | 280 g |
2. OS/CPU
OSはWindows 11 Proです。CPUはPentium Gold 7505で開発コードネームは「Tiger Lake」、つまり第11世代のIntel Coreシリーズと同じです。2020年リリースの古い型番ですね。
PassmarkスコアをG3シリーズの既存モデルと比較してみました。

冒頭に書いた通り、G3シリーズの既存モデルと大差ありません。シングルスレッド性能が若干高いかな、というくらいです。参考として掲載した最新CPU (Wildcat Lake)のCore 3 304には大きく水を開けられています。…まあ、Office系アプリなどの軽めの作業向け、という感じですね。
3. RAM/SSD

RAMは16GBでオンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。SSDは256GBと512GBを選択可能です。SSDスロットは2つあり、どちらもM.2 2280で一方がPCIe Gen 3 ✕4、もう一方がSATA 3.0です。よって、購入後の増設は容易です…が、初期搭載のSSDがPCIeなのかSATAなのかは不明です (既存モデルの初期搭載SSDはPCIeでした)。
4. 筐体

入出力ポートはUSB 3.2 Gen 2 Type-Aが3つ、USB 2.0 Type-Aが1つ、HDMIが2つ、有線LANが1つです。しかし、いまどきUSB Type-Cポートがないというのはちょっと不便かもしれません。HDMIポートは2つありますので、2画面同時出力が可能です。

ウインタブの経験上、GMKtecのミニPCは冷却性能に優れていますので、このG3 Ultraも発熱などの不安はないものと思います。また、BIOSで動作モード (電源モード)を「静音 8W / バランス 10W / パフォーマンス 15W」の3段階に切り替えることができます。…まあ、そもそもデスクトップPCとしては低消費電力なんですけどね。
5. 価格など
GMKtec NucBox G3 UltraはAmazonで販売中で、10月23日現在の価格は16GB/256GBモデルが43,699円、16GB/512GBモデルが47,999円です。
Amazonでは非常に多くのミニPCが販売されており、GMKtec製品は必ずしも最安値圏とは言えませんが、ウインタブの経験上、OSのライセンスには問題がなく、筐体の品質も高いと評価できます。RAM16GB/SSD512GBで4万円台ということなら悪くはないでしょうね。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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