MSI Alpha 17 C7V － Ryzen 9 7945HX搭載のハイスペック・ゲーミングノート

MSIがゲーミングノート「Alpha 17 C7V」を発表しました。MSIのゲーミングノートはほとんどがIntel CPU + GeForceの組み合わせですが「Alpha」「Bravo」「Delta」という、「CPUもGPUもAMD製」というシリーズがあります。しかし、AlphaとBravoの2023年モデルからはAMD CPU + GeForceの組み合わせに変更されました。今回ご紹介するAlpha 17 C7VはBravo 15 C7V/Bravo 17 C7Vの上位モデルです。

1.Alpha 17 C7V スペック

スペック表

バリエーションモデル

・C7VF-3039JP：GeForce RTX4060/1TB
・C7VG-3034JP：GeForce RTX4070/2TB
　※左からGPU/SSD
　※上記以外の構成は両モデル共通です

コメント

OSはWindows 11 HomeでCPUはRyzen 9 7945HXです。この型番は最新かつ非常に性能が高く、

Passmarkスコアは「これでもノートPC用CPUなのか？」と驚くばかりの数値を叩き出しています。比較対象に掲載しているIntelのCore i9-13980HXやCore i9-13900HXもごく一部のハイエンドマシンにしか搭載されていないんですけどね…。

一方でGPUのほうはCPU性能の割に控えめです。RTX4080とか4090搭載モデルが設定されていてもおかしくないと思うんですけど、そのかわりこの製品は「30万円台に収まって」います。

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Ryzen 9 7945HXのTDPは55Wと大きいのですが、MSI OverBoostテクノロジーにより、CPUの電力を落とすことなく、GPUもフルパワーを発揮できます。

RAMは32GBで最大搭載容量は64GB、SSDはRTX4060モデルが1TB、RTX4070モデルが2TBです。SSDに関してはM.2 スロットの空きがあり、増設も可能です。ただし、MSI製品はユーザーが筐体内部にアクセスすると保証が切れてしまいますので、RAMやSSDの増設にあたってはMSI公認サポート店に作業を依頼することになります（この場合は保証は切れません）。

ディスプレイは17.3インチで解像度は2,560 × 1,440、リフレッシュレートは240Hzと非常に高速です。また、現状日本では使えませんが、Wi-Fi7にも対応しています（2024年末から日本でもWi-Fi7が開始される予定とのことです）。

2.Alpha 17 C7V 筐体

すみません、正面からの画像が入手できませんでした。17.3インチと大型サイズで、ディスプレイのアスペクト比が16:9なので横方向は40センチに迫る大きさです。

筐体は従来のAlpha 17から変更されています。ヒンジ部分に「力こぶ」状の突起があります。また、AMD CPU搭載のゲーミングノートはシンボルがおなじみの「ドラゴン」ではなく「サンダーバード」なんですよね。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列です。SteelSeries製のPer-Key RGBキーボードが搭載されていますので、バックライトのイルミネーションや個々のキーのバックライト色をお好みに合わせて変更できます。

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左側面、背面と入出力ポートの配置です。なお、画像にはありませんが右側面にはUSB Type-Aポートが2つ装備されています。Alpha 17 C7Vには側面にも入出力ポートが配置されています。映像系ではUSB Type-C、HDMI、MiniDPが搭載されていますが、AMD CPU搭載機なのでThunderboltはなく、USB Type-Aポートの規格もGen1にとどまっています。

3.Alpha 17 C7V 価格など

MSI Alpha 17 C7Vは8月30日の発売予定で、メーカー発表の価格はRTX4060モデルが31万円前後、RTX4070モデルが37万円前後となっています。ただ、この製品はPCショップアークなどのショップでも取り扱われますので、実売価格はもう少し下がるのではないか、と思います。

スペックや価格からして、上級ゲーマー向けの製品だと思います。特にCPU性能のほうを重視するゲーマーさんには魅力的な大型ゲーミングノートと言えそうですね。

4.関連リンク

Alpha 17 C7V：MSI公式サイト 製品紹介