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Lenovo Miix 3-830 - 大人気8インチWindowsタブレットの後継機種が中国で発表

Lenovo Miix 3-830
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。艦これマシンとして名高く、デビュー以来長きにわたり8インチタブレット最薄最軽量の地位にあったLenovoの大人気8インチWindowsタブレット、Miixが新しくなりました。といってもまだ中国で販売が開始されたところで日本はおろか米国でさえも未発表です。

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LenovoだしMiixだし、日本での発売は可能性が非常に高いと思われますので、入手できる情報を元に機種紹介をします。

1.スペック

Lenovo Miix 3-830イメージ
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz)
OS: Windows 8.1
RAM: 2GB
ストレージ: 32G EMMC
ディスプレイ: 7.85インチ(1024×768)IPS液晶
カメラ: イン/アウトとも2Mピクセル
厚さ: 9.2mm
重量: 375g
その他:Micro SDスロット
価格:1,499人民元(約2万6,200円)

現在わかっているのはここまでです。現行モデルMiix 2 8と比較してみましょう。

CPU:Z3735はMiix 2 8のZ3740とほぼ同一のスペックですが、扱える最大メモリサイズが4GBから2GBに減少していることと、Intel HDグラフィックスの機能が簡略化されている、という違いがあります。よく言えばほぼ同じスペック、悪く言えばコストダウンによってグラフィックまわりの機能が劣化している、ということになります。

ディスプレイ:Miix 2 8は8インチ1280×800という解像度でしたが、これが7.85インチ1024×768にスペックダウンしています。サイズの違いは小さいですが、解像度が悪化しているので、明確にスペックダウン、と言ってよいでしょう。

カメラ:これも大幅なスペックダウンですね。Miix 2 8はイン2Mピクセル/アウト5Mピクセルでしたから。アウトカメラの性能が大きくダウンしたことになります。実用性にも影響が出そうなレベルですね、これ。

サイズ:液晶サイズが小さくなったことにより、サイズは小さくなっているのかもしれませんが、現状サイズ情報が公開されていないため、評価は不可能です。ただし、Miix 2 8は厚さ8.35mmなので、少なくとも厚さでは負けています。また、重量についてもMiix 2 8が約350gであることから、重くなってもいます。

価格:これは安いですね。Miix 2 8は実売価格がAmazonなどでの35,000円程度なので、それよりも1万円近く安いということになります。参考として、中国のLenovoオンラインストアで日本版とほぼ同スペックのMiix 2 8が2,499人民元(約43,600円)で販売されており、日本のLenovoオンラインストア(44,023円)とほぼ同じような価格です。

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なので、日本のLenovoオンラインストアでMiix 3-830を販売する際、恐らく2万円台なかばくらいになると思われます。

2.オプション

Lenovo Miix 3-830カバー
オプションについて、詳細な情報がありませんが、上の画像を見ると、専用のスリーブ、スタイラスなどが用意されているようです。スペックのところで少しがっかりしたせいもありますが、スリーブもなんだか安っぽく見えますね・・・。

3.で、どうなの?

acerといい、ASUSといい、そしてLenovoといい、ここのところ8インチWindowsタブレットはスペックダウンして価格を下げる戦略に出ていますね。最近の事例で、スペックが上がったといえるのはThinkPad 8 だけだと思います。

acer Iconia Tab 8 W - 久しぶりに登場した8インチWindowsタブレットは価格コンシャス
ASUS VivoTab 8 - 新しい8インチWindowsタブレットは低価格版
Lenovo ThinkPad 8 が64ビットOSになってCPUもグレードアップ - 完全なる最強8インチタブレットに進化

8インチタブレットと10インチタブレット、どっちを選ぶ?的な話題は、もう起きないのかもしれません。ご存知の通り、10インチWindowsタブレットはキーボード付きだったり、キーボード別であっても純正オプションが用意されていて、タブレット専用機というよりは2in1のPC、という位置づけを鮮明にしつつあります。価格帯も4万円台からSurface(12インチだけど)の20万円超えまで、よりどりみどり選ぶことができます。

一方8インチタブレットは性能が最も高かったといえるのが昨年末から今年春にかけて登場したモデルで、夏以降に登場している新モデルはことごとくスペックダウン&価格ダウン、という流れになっています。8インチタブの上位機種と10インチタブの普及価格帯機種の価格がオーバーラップする、という現象はなくなっていくのかもしれません。あと、ここで詳しく論ずるつもりはないですが、Windows9のバリエーションとタブレットの関係、というのも影響があるのかもしれません。トップメーカーならWindows9の開発ロードマップやバリエーション情報はとっくに入手しているはずですから。

この件については別記事を書くつもりです。ともあれ、私を含めて現行の8インチWindowsタブレットユーザーは、しばらく新モデルへの買い替えができないというか、する気にならないと思います。「小型で高性能なPC」って日本人ウケするんですけどねえ。

4.関連リンク

Lenovo公式オンラインストア(中国:中国語)

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