記事にアフィリエイト広告を含みます

PIPO X4(Pentium)- タフネスな10.1インチWindows タブレット。CPUがPentium N4200にパワーアップ!

PIPO X4(Pentium)
ウインタブでは「珍品PC(X12など)」でおなじみの中国メーカー、PIPOのタフネス・Windowsタブレット「X4」をご紹介します。実はこの製品、2019年に紹介記事を掲載しています。しかし、当時のモデルはCPUがAtom Z8350でした。2019年当時は低価格帯のタブレットにはまだAtomが使われていましたので、決して悪くはなかったと思います。ただ「今買うにはちょっと…」と思いますよね。

スポンサーリンク

今回ご紹介するのは従来のX4(以降、便宜的に2019年モデルと言います)のスペック強化版です。もともと筐体は「超魅力的」な製品ですし、そもそも「タフネスなWindowsタブレット」というのはそんなに数が多くない(富士通のarrows Tabとか、「ないこともない」ですけど)ので、ニーズのある人には朗報なのではないでしょうか。なお、記事タイトルに「PIPO X4(Pentium)」と記載していますが、これは2019年モデルと差別化するための記載で、正式名称は2019年モデルと同様「PIPO X4」です。

1.PIPO X4 スペック

スペック表

  PIPO X4
OS Windows 10(バージョン不明)
CPU Intel Pentium N4200
GPU なし
RAM 6GB
ストレージ 128GB eMMC(推定)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 10.1インチ(1,920 × 1,200)
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
入出力 USB3.0、USB 2.0、microUSB、microHDMI、microSDカードリーダー、シリアルポート(RS232C)、LAN(RJ45)オーディオジャック
カメラ イン2MP/アウト5MP
バッテリー 7.4v/6,000mAh/44.4Wh
サイズ 273 x 185 x 26.5 mm
重量 1.12 kg
備考 CPUはWindows 11に非対応(9月2日現在)

注意事項

●この製品のCPUはWindows 11には対応しません(9月2日現在の情報)
●この製品は法人などの大量購入分については構成のカスタマイズが可能です。この記事ではBanggoodとAliExpress(Pipo Official Store)の製品ページの情報に基づいてスペック表を作成しています

この2項目は購入検討の際に非常に重要になると思いますので、くれぐれもご注意ください。特に2つ目の項目ですが、この製品はLTEモジュールの搭載が可能だったり、QRコードスキャナーをつけられたりするのですが、Banggoodの製品ページのスペック表にはそれらの記載がありませんので、個人購入の場合は「ついていない」と考えるほうが安全です。

コメント

CPUはWindows 10で、AliExpressのほうには「Pro」という記載がありましたが、Banggoodにはその記載がなかったので「バージョン不明」としました。CPUはPentium N4200で、一見「Celeron N4100(Gemini Lake、Windows 11に対応)」と思ってしまいますが、実はApollo Lake(Gemini Lakeの一世代前)です。Passmarkのスコアは「2,157」と、Celeron N4100(Passmarkスコア2,464)よりも若干低めですが、Atom z8350よりは段違いに高性能です。

スポンサーリンク

RAMは6GB、ストレージは128GB(おそらくeMMCでSSDではないと思います)で、2019年モデル(4GB/64GB)よりも余裕があります。ディスプレイは10.1インチのIPS液晶、WUXGA解像度と、CeleronやPentiumを搭載する中国製Windowsタブレットとしては標準的なものになっています。

防水・防塵性能については、メーカー側では記載がなく、Banggoodでは「IP67」としています。2019年モデルもIP67となっていましたので、おそらくこれで正しいだろうと思います。

サイズは10.1インチタブレットとしてはかなり大きく、特に厚さ26.5 mmと重さ1.12 kgというのは「強烈」です。一般的な10.1インチタブレット2枚分、という感じですね。

2.PIPO X4 筐体

PIPO X4(Pentium)
これはゴツい!中華のタフネススマホに近い雰囲気があります。なんと言いますか…、ゴツさを楽しんでいる、という感じ。

富士通 arrows Tab WQ2/F1(QHシリーズ)
参考までに「日本のタフネスタブ」富士通 arrows Tab WQ2/F1の画像も掲載しておきます。arrows Tabも単体で見ると結構ゴツいのですが、PIPO X4と比べるとすごくスッキリして見えます。

PIPO X4(Pentium)
PIPO X4(Pentium)
側面とポートの配置です。スペック説明のところで書かせていただいたとおり、PIPO X4は法人の大量受注の際にカスタマイズができるようになっていますので、この画像のポート構成も実際とは少し異なる可能性があります。BanggoodやAliExpressの製品ページにはこれらのポートが装備されているという説明になっていました(RS232はAliExpressのみ)し、そもそもこの画像を載せている以上、この画像の構成は「標準構成」であると考えていいと思います。

まず、タブレットに有線LANポートが装備されているというのが驚きですし、USBポートも合計3つ(うち1つはmicroUSB)ある、というのがすごいです。10.1インチタブレットの入出力ポート構成としては100点満点の150点くらいと言えるんじゃないでしょうか。

PIPO X4
すみません、この背面の画像は2019年モデルのものです。おそらくニューモデルでも同じデザインになっていると思います。この製品、バッテリーが着脱式です。つまり交換可能ということになるのですが、実際にバッテリーを交換したいと思ったときに、スムーズに交換用のバッテリーが入手できるのかはよくわかりません。PIPOには在庫があると思いますが、そもそも小売をしているのか、ちょっと疑問です。

3.PIPO X4 筐体

PIPO X4(Pentium)は中国の通販サイト「Banggood」とAliExpress内のPipo Official Store(公式サイトっぽい名称ですが、公式サイトなのかは不明です)で販売中で、9月2日現在の価格はBanggoodで579.99ドル(64,877円)、Pipo Official Storeで482.59ドル(54,073円)となっています。

なんかBanggoodのほうは「もう少し安くなるんじゃね?」という気がしますので、今後のセールに期待したいところ。また、繰り返しになりますが、この製品の装備で、標準なのかオプションなのか判然としないものが少なからずありますので、購入される場合、特に指紋センサーやQRコードスキャナーが必要、という人は事前にBanggoodやPipo Official Storeに問い合わせてみるのがいいと思います。

4.関連リンク

PIPO X4:Banggood
PIPO X4:Pipo Official Store(AliExpress)

スポンサーリンク