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GPD WIN Max 2021 - 8インチゲーミングUMPCの2021年モデルはCore i7とRyzen 7の2本立て!大きくパワーアップしました!

GPD WIN Max 2021
「GPD WINと言えば?」…「3!」という掛け合いが見られる今日このごろですが、GPD WIN3というのは「ガチなゲームマシン」の性格がかなり強くなっていて、UMPCをいろんなことに使いたい、というニーズに応えるのは少し難しいんじゃないか、と思ったりします。今回ご紹介する「GPD WIN Max」はWIN3と比べると大型で、でもそのぶん多目的に使えそうな製品です。サイズ的にUMPCと呼ぶのは賛否がありそうですけどね。

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ということで、株式会社天空がGPD WIN Maxの2021年バージョンを発表しました。2021年バージョンの目玉は「CPU」で、従来からあるIntel版は型番が新しくなりましたし、ついにAMD版も追加されました!なお、GPD WIN Maxについてはウインタブで紹介記事を2度掲載していますので、製品詳細についてはこちらをご覧ください。この記事では主に2021年版の特徴についてご説明します。

GPD WIN Max - GPD WINシリーズのニューモデルがクラウドファンディングに!GPUにIrisを搭載する高性能なゲーミングUMPCです。
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1.GPD WIN Max 2021 概要

スペック表

  GPD WIN Max 2021
OS Windows 10 Home
CPU Intel Core i7-1195G7
AMD Ryzen 7 4800U
GPU なし
RAM 16GB(8GB×2、LPDDR4x-4266)
ストレージ 1TB SSD(M.2 PCIe)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 8インチIPS(1,280 × 800)タッチ
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
入出力 USB4 × 2、USB 3.2 Gen1 × 2、HDMI、microSDカードリーダー、LAN(RJ45)
カメラ なし
バッテリー 57Wh
サイズ 207 x 145 x 26 mm
重量 790 g
備考 Windows 11に対応

2021年版のポイント

・第10世代Core i5から第11世代Core i7とZen2のRyzen 7の二本立てに
・USB Type-CポートがUSB 4規格に(Intel版のみ)

コメント

外観がほとんど変わっていないGPD WIN Max 2021ですが、システム構成にはかなり手が加えられています。最大のポイントは「CPUが選べる」という点でしょう。従来モデルのCPUは第10世代(Ice Lake)のCore i5-1035G7でしたが2021年版は第11世代(Tiger Lake)のCore i7-1195G7と第3世代(Zen2アーキテクチャ)のRyzen 7 4800Uです。

これらCPUの特性については天空の特設ページに詳細な比較資料が掲載されていますが、シングルコア性能が高く、内蔵GPUも高性能なCore i7-1195G7のほうがゲームプレイ時のフレームレートが高めとなるものの、マルチコアでの性能はRyzen 7 4800Uのほうに分があり、ビジネスシーンなども含むPCの総合性能テストと言えるPC MarkのスコアではRyzen 7 4800Uのほうが高いスコアをマークしています。

また、GPD WIN Maxは2021年版でも依然としてディスプレイ解像度が低めです(1,280 × 800)。この理由についても天空の特設サイトでしっかりと説明されていました。

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GPD WIN Max 2021

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システム負荷を抑えるために解像度を低くする、言い換えるとより高いフレームレートを出すために解像度を落とす、というのは皆さんご存知のことかと思います。GPD WIN Maxの解像度が低めに設定されているのはこれが主たる理由ですが、それだけでなく「物理的な解像度が1280×800なので、全体的にシャープな映像品質となる」「解像度を(例えば)2560×1600から1280×800に下げると、画質は荒く、ぼやける」とのことで、ゆえにGPD WIN Maxは解像度を低めにしているのだ、という説明です。

GPD WIN Max 2021

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GPD WIN Maxは冷却面についてもしっかり対策されています。ここは従来モデルから変更はないと思われますが、PCグレードのデュアルファンにヒートパイプと、UMPCとしては凝ったものと言えます。GPD社はもともと「ゲーム機」を手掛けているメーカーですから、ゲームマシンにはどこを重視すべきか、ということをよく分かっているんでしょうね。

GPD WIN Max 2021

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筐体の外観やポート配置は変更になっていないと思われます。しかし、USBポートの規格がアップし、Intel版はUSB 4(端子形状はType-C)× 2という構成なので、GPU BOX(eGPU)の接続が可能、AMD版はUSB 4には対応せず、USB 3.2 Gen2 Type-C × 2となりました。AMD版はGPU BOXの接続が可能かどうか不明ですが、Thunderbolt 3でもないと思われますので、おそらく対応しないと思います。

また、天空の特設ページで1箇所、よくわからないところがありました。Wi-FiとBluetoothの規格で、従来モデルはWi-Fi6に対応し、Bluetoothのバージョンも5.0だったのですが、なぜかニューモデルでは「Wi-Fi 5(つまりac規格まででax規格には非対応)」、Bluetoothのバージョンも「4.2」になっていました。「たぶん誤植だろうなあ…」とは思うのですが、一応そのままスペック表に反映させています。

2.GPD WIN Max 2021 価格など

GPD WIN Max 2021
GPD WIN Max 2021は11月上旬の配送予定で、9月2日現在、天空が運営するGPD DirectやAmazonで予約販売がスタートしています。Intel版、AMD版とも同価格で、早期予約価格139,800円(税込み、通常価格から1万円OFF)です。

GPD WIN Max 2021

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また、天空扱いのUMPCではもはや「お約束」とも言える便利な付属品8点セットももらえます。

2021年版はスペックがかなり上がりましたので、お値段も少々お高くなってしまいましたが、このジャンルの製品に関心のある人ならとても魅力的に感じられるリニューアルだと思います。

4.関連リンク

GPD WIN Max 2021:GPD Direct(天空)
GPD WIN MAX 2021:Amazon

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