記事にアフィリエイト広告を含みます

GPD WIN Max - GPD WINシリーズのニューモデルがクラウドファンディングに!GPUにIrisを搭載する高性能なゲーミングUMPCです。

GPDWINMax_main
どうも。ひつじです。最近だとUMPC界隈ではNANOTEが色んな意味で話題をさらっていましたが、今度はある意味NANOTEとは真逆の、スペック面でかなり注目したい機種が登場しました。あの「GPD WIN」が「Max」になりました!ゲーマーの皆様はこのGPD WIN Max、要注目ですよ!

スポンサーリンク

1.スペック

GPD WIN MAX
CPUとGPUが要注目かと思います。第10世代、UMPCによく見られるAmber Lake YではなくてIce Lakeのi5が搭載されているというのはかなり魅力的に映ります。GPD社としてもこのCPUはCorei7-4790Kを超えた性能を持つと表現をしていますが、実は4世代から7世代にかけてi7の性能が大きく伸びた、というわけでもないため、恐らく第7世代のi7までであればほぼ同等といっても良い性能を有している可能性があります。

GPUについてはおおよそGeforce MX250位ということのようです。はっきり言えば「外付けGPUと比較した場合は性能が高いとは言えない」範疇ではあるのですが、第10世代のINTEL製CPU(内蔵GPU)のトピックの中には「(Irisは)現行のAMDのAPUよりグラフィック性能が高くなった」といった内容も含まれていました。グラフィックを適宜軽量化する必要はあると思いますがなんとか現行のAAA級作品も動くのではないでしょうか。

なお、グラフィックに関わるポイントとしてHDMI出力の仕様は2.0bとはっきり言及されておりSGX対応についても問題がない、という点も挙げられるでしょう。これは(もちろんドライブと再生ソフトウェアは必要ですが)「UHD BD相当」ではなく「UHD BD」が再生可能な要件を満たしているということです。言い換えればHDMI端子でHDR対応の4K/60fpsをHDCP2.1以上で出力可能、対応ドライブがあればUHD Blu-rayの再生も可能、ということになります。高級なプロジェクターをお持ちの方なんかにも便利かもしれませんね。

メモリは16GBとゲーミングPCとしては標準的。もちろんUMPCとしては多いと言えるでしょう。メモリそのものの速度も「かなり」速いものが選定されているようです。内蔵型GPUの場合少なからずメモリ速度は影響を与えるのでこれは大変ありがたいポイントかと思います。またゲームをインストールするとすぐに枯渇してしまいがちなストレージも十分とまでは言えませんが512GBあります。

メーカーとしてはメインのストレージの変更も容認しているようで、NVMeタイプのM.2 SSDを交換する場合はチップが片面に実装されているものを選択するようにアナウンスしているため、ご注意ください。

ディスプレイはGPD WINの5.5インチ、続くGPD WIN 2の6インチから一気に大きくなり、8インチになりました。ただし、解像度は最近逆に珍しい非FHD。ゲーミングPCと考えた場合、確かにFHDは性能的に使いこなせないので採用しないという点は分かるのですがここは他の用途も踏まえた上で素直にFHD(あるいはWUXGA)採用をしてくれていてもよかったかなあ、とは。

Wi-Fiもax対応を示すWi-Fi6準拠ですし、1Gbpsが最高ながらLAN端子も装備している点がニクいですね。Bluetoothも300mまでコネクション可能、ということなので接続不良に悩むことは(接続機器側に問題がなければ)ほぼないんじゃないかなと思います。

バッテリーもかなりハードに使っても3時間は持つ、とのこと。筐体の割にかなり容量が大きいですよね。その分重量もなかなかヘビーではありますが、ゲーミング用途を考えればありがたいポイントだなと思います。

GPDWINMax_flow
また、CPUと筐体の関係から排熱について不安を感じる方もいるかもしれませんが、GPD社側もその点は理解しているのか、冷却に力を入れていることをアピールしています。正直こういった部分は「実機を見るまでわからない」としか言えないものの、この筐体の大きさでデュアルファンを搭載するのはなかなか大変だったはず。苦心はしたんじゃないかな、と思いますね。

スポンサーリンク

2.筐体

GPDWINMax_body1
天板はマグネシウム・アルミニウム合金を採用しているようですから、質感も良いのではないでしょうか。他の箇所はプラスチックを採用しているようですが、WI-FI等の電波強度を考えればその方がよいかもしれません。本体左にはゲームパッドとマウスを切り替えるスイッチ、右にはLANポートやMicroSDカードリーダーなどがあるようです。見えづらいですが右手前部分にオーディオジャックがあるようですね。

GPDWINMax_body2
また背面にはゲームパッドのボタンが左右に配置されているのに加え、USBやThunderBolt3、HDMI等が配置されています。外付けGPUなんかも差し込めてしまいますね。

GPDWINMax_body3
裏面は空気の取り込み口があるくらいで、M.2の追加搭載が可能な場所はパッと見た感じありませんね…(ウインタブ注:SSD増設には対応しないとのアナウンスがありました)。

GPDWINMax_body4
GPDWINMax_body5
2枚目はYoutubeから切り出したため、一部シークバーが入っていますがご容赦ください。キーボード面で特徴的なのはやはり「GPD WIN伝統の」ゲームパッドでしょう。もちろんゲームプレイ時に大活躍する装備と言えますが外出時などでネットサーフィンをする場合にもマウスポインターの操作が可能なので便利なはずです。日本の定番スイッチメーカーであるALPS社のパーツ(ジョイスティック)やパナソニック製のスイッチ(L1、R1、L2、R2等)を使っているようですし、信頼性も問題ないかと思います。なお、キーボードもバックライトなどは搭載しており、配置もトリッキーすぎる様子はありません。使い勝手は良いんじゃないでしょうか。

3.価格など

GPDWINMax_logo
GPD WIN Maxは現在indiegogoにて出資を募っており、83,569円で1台、166,058円で2台入手が可能です。GPD WIN、GPD WIN2のノウハウもありますし、UMPC界隈では定番のメーカーでもありますから信頼性は高いと言えます。金額目標も大きく達成している状況なのでまず問題なく製品を手にすることはできるでしょう。また、GPD Japanでも6月1日午前0時予約受付開始予定とのことです。

UMPCという枠組み抜きでもこの価格であればお得感のあるスペックのPCだと言えます。また小型ながら拡張性もあるのでデスクトップのように活用することも可能でしょう。ゲームのみならずデスクワークにおいてもGPUが高性能であれば快適性が上がります。興味のある方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

4.関連リンク

GPD WIN Max :indiegogo
GPD WIN Max:GPD Japan

スポンサーリンク