ALLDOCUBE GT Book 13 － Jasper LakeのCeleron N5100に3Kディスプレイを搭載する13.5インチモバイルノート

ALLDOCUBEがモバイルノート「GT Book 13」を発売しました。2021年に「GT Book」という14インチサイズのモバイルノートがリリースされていますが、今回ご紹介するGT Book 13はディスプレイの形状が変わり、解像度も大きく向上しています

1.GT Book 13 スペック

スペック表

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OSはWindows 11です。中国メーカーはOSのバージョン（HomeかProか）を開示しないところがほとんどですが、これって重要な情報なので、いい加減改めてもらいたいところです。CPUはJasper Lake世代のCeleron N5100、RAMは12GB、ストレージは256GBと、従来モデルのGT Bookと同じ構成です。300ドル台で購入できるエントリークラスのノートPCとしては十分なものと言えるでしょう。特にこの価格帯でRAM12GBというのは立派だと思います。

ディスプレイは13.5インチのIPS液晶、3K2K（3,000 × 2,000）解像度と、非常に高精細です。アスペクト比（画面の縦横比）も3:2と、Microsoft Surfaceシリーズと同じ、やや縦方向に長い形状です。メーカーの開示にはありませんでしたが、Banggoodによれば100%sRGBの発色品質になっているようです。ただ、解像度が高いとCPU負荷も大きくなるので、（CPUのCeleron N5100は型番が新しくCeleronとしては高性能な部類ながら）システム挙動面ではちょっと不安を感じますね。

通信まわりではWi-Fi6には対応せず、Bluetoothのバージョンも4.2とやや古めです。入出力ポートはフル機能（映像出力や36WのPD充電に対応）のUSB Type-CにUSB 3.0 Type-Aが2つ、miniHDMI、microSDカードリーダーと、まずまずの構成です。また、サイズはモバイルノートとして不満なく使える水準だと思います。

2.GT Book 13 筐体

中国メーカーは製品画像を盛る（筐体が美しく見えるように画像加工する）ケースが多い（特にTeclast）ので、ちょっと注意が必要なのですが、現状実機の画像が出回っていないので真偽の程はわかりません。ベゼル幅は細めに見えますね。この製品の横幅は302 mmと開示されていて、同じく13.5インチ、アスペクト比3:2のディスプレイを搭載するMicrosoft Surface Laptop 4の横幅308 mmよりも小さいです。さすがにサイズは盛らないでしょうから、このベゼル幅は「まあ信用できる」とは思います。

天板です。この画像だとわかりにくいですが、天板左上にメーカーロゴが配置されています。どうやら「酷比魔方（ALLDOCUBEの中国語表記）」という、日本人的にはあまりうれしくない字面の漢字表記はないようで、ちょっと安心。筐体素材は金属（Banggoodによればアルミ合金）です。

キーボードです。左右の幅いっぱいまでキーが配置されていますので、数値は開示されていないものの、キーピッチは割と余裕がありそうですね。Enterキーの右に一列あるタイプでバックライト有無は不明です。

また、キーボード面上部にはスピーカーが2つ配置されていて、「たぶん」ステレオだと思います。いやね、中国メーカーの製品は2スピーカーで「どう見てもステレオ」だが実はモノラル、というケースがあるんです。

側面と入出力ポートの配置です。

3.GT Book 13 価格など

ALLDOCUBE GT Book 13は中国の通販サイト「Banggood」で販売中（プレオーダー中）で、6月8日12:30現在の価格は319.99ドル（42,563円）です。この価格は「先着100台」までで、101台め以降は価格が少しずつ上がります。

エントリークラスのモバイルノートながら、CPUは比較的高性能（でもCore i3には遠く及びません）ですし、RAMも大容量、ディスプレイも高精細なので、ウインタブ読者のサブPCとして魅力的な製品だと思います。

4.関連リンク

ALLDOCUBE GT Book 13：Banggood