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Lenovo Legion Y740(17) レビュー - レノボ・ゲーミングノートのハイエンドモデル!トップクラスの性能と抜群の筐体品質に感動!(実機レビュー)

Lenovo Legion Y740(17)
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はLenovoのゲーミングノート「Legion Y740(17)」の実機レビューです。最近のLenovoが最も力を入れているであろうジャンルがゲーミングPCの「Legion」だと思います。私なんてYouTubeで動画を見ると極めて高い確率でLegoinの広告が表示されますw

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今回のレビュー機Y740(17)は17.3インチでLegionノートのトップモデルです。非常に高いスペックと「ゴツくてカッコいい」筐体が印象的でした。もちろんパフォーマンスもすごい!

1.スペック

Lenovo Legion Y740(17) スペック表
Legionシリーズは海外仕様のまま、という部分が見受けられます。OSはWindows 10 Home / Proですが英語版です。しかし、レビュー機は日本語の言語パックが導入済みでした。最近のWindowsの言語パックは「極めて優秀」で、レビュー期間中に元言語が英語である、ということは一度も意識しませんでした。なので、この点は全く気にする必要がありません(キッパリ)。

Legionシリーズは注文時にシステムの主要構成をカスタマイズできます。CPUはカスタマイズ項目ではなく、第9世代(Coffee Lake)のCore i7-9750Hです。もはやゲーミングノートのデファクトスタンダードと言える型番ですね。GPUは最低でもGeForce RTX2060で、GTXシリーズの設定はありません。また最上位だとRTX2080 Max-Qも選べますので、ゲーミングノートとしてはトップクラスのパフォーマンスを発揮できると思います。

RAMは最低で8GB、最大で32GBとなりますが、CPUとGPUの構成から考えて16GB以上にするのがいいでしょう。ストレージはプライマリがPCIe-NVMe SSDで容量は256GBから1TBまで、セカンダリに1TB HDDを追加可能です。ここも(高くなりますけど)1TB SSDを搭載しておきたいところです。後述しますがこの製品のSSDはかなり高速です。

ディスプレイは17.3インチのIPS液晶、FHD解像度の非光沢(ノングレア)タイプで、「当然のように」リフレッシュレートは144 Hzです。実はLegionは全モデルリフレッシュレートが144 Hzになってまして、この点は上級ゲーマーにも歓迎されるところかと思います。

通信系では無線にKiller Wireless-AC 1550iが搭載されていますが、有線LANについてはKillerではありません。またWi-Fi6(ax規格)にも対応しません。入出力ポートはThunderbolt 3も装備され、ポートの種類と数については十分なものになっています。ただし、SDカードリーダーはなく、音声も入力と出力が兼用です。

サイズは「大きい」ですね。17.3インチということもあり、横幅は堂々の40センチオーバーですし、独特なデザインになっていることもあり奥行きも30センチオーバーです。さらに重量も3 kg近くありますので、気軽に持ち運べるようなものではありません。しかし、製品特性上、この製品の購入を考えている人にとってこれはデメリットとはならないでしょう。

Lenovo Legion Y740(17) システム情報

Lenovo Legion Y740(17) ストレージ情報

Lenovo Legion Y740(17) GPU
レビュー機のシステム構成です。ハイエンドなものになっていて、「Windows 10 Home/Core i7-9750H/RTX2080 Max-Q/RAM32GB/1TB SSD+1TB HDD」でした。ちなみのこの構成だと、12月6日現在税込み314,699円です。なあに、安いもんですよ…。家計的には致命傷で済むくらいです。

2.筐体

Lenovo Legion Y740(17) ACアダプター
すみません、レビュー機には取扱説明書なども入っていたのですが、今回はACアダプターの画像のみ掲載します。ハイスペックマシンなのでさすがにACアダプターは大型で、230W、重量は電源ケーブル込みで972 gでした。

Lenovo Legion Y740(17) 天板
天板です。Legionシリーズ共通のデザインコンセプトとして、「ヒンジが前進している」というか、後部にオーバーハングがあります。筐体素材はアルミですが、非常に重厚で「これ鉄だろ、鉄!」って思いました。重量の2.9 kgというのも伊達じゃなく、本当に鉄の塊、という印象です。

なお、画像右側にLEGIONというロゴがありますが、この「O」のところがイルミネーションになっています(後述します)。

Lenovo Legion Y740(17) 底面
底面です。通気口が個性的なのもLegionならでは。確証はないのですが、実機を確認したところ、通気口部分にサブウーファーが仕込まれているようでした。この画像の下部両側にステレオスピーカーが配置されているのがわかると思います。

Lenovo Legion Y740(17) 右側面
右側面です。個性的なデザインになっているのがわかると思います。「大きめのキーボード面の上に小さい天板が載っている」ような形状です。画像右半分の黒い部分は樹脂素材になっていて、ここもデザインアクセントと言えます。

右側面にはポート類は少なく、USB 3.0ポートがあるのみです。

Lenovo Legion Y740(17) 前面
前面です。こちらにはポート類、ボタン類はありません。

Lenovo Legion Y740(17) 左側面
左側面にはオーディオジャックとUSB Type-C(Thunderbolt 3)のみ。両側面ともポートがずいぶん少ないですよね…。

Lenovo Legion Y740(17) 背面
この製品のポートは大部分が背面に配置されています。左右のUSBポートはマウス用、外部キーボード用という感じになるんでしょう。

Lenovo Legion Y740(17) 背面
画像左からminiDP、HDMI、USB 3.1、有線LAN、USB 3.0、DC-IN、セキュリティロックスロットです。試用中、右側面のUSBポートに手持ちのマウスを接続していたのですが、そうなるとUSBメモリーなどを抜き差しするのは背面のUSBポートになってしまい、背面をいちいち目視確認するのがちょっとめんどくさかったです。頻繁にUSB機器の着脱をする人は少し慣れが必要かと思います。

Lenovo Legion Y740(17) キーボード
キーボードです。17.3インチということもあってパームレストは卓球ができそうなくらいに広いです。広いですが、指紋センサーなどというヤワなものはついていません。また、この製品は「英語配列のみ」の設定になっていて、日本語キーボードは用意されていません。ゲームプレイ時は特に関係ないと思いますし、@キーとかIMEの切り替えとか、一部の動作に慣れることができれば特に困らないでしょう。

Lenovo Legion Y740(17) キーボード
アルファベットキーの配列は特に変わったところはありませんが、テンキーの配置がかなり個性的です。数字キー部分は通常5列になっていますが、この製品には4列しかなく、下部にテンキーがあります。なので、「7、8、9」などの位置に戸惑います。

Lenovo Legion Y740(17) キーボード
キーボードにはRGBバックライトがつきます。バックライト色の調整はできますし、単色にして使うこともできます。ただし、後述しますが、少なくとも現在の構成(ハード、ソフト)だと、Per-Keyでのバックライト色の設定はできませんでした。

Lenovo Legion Y740(17) イルミネーション
すみません、画像だとわかりにくいのですが、この製品はキーボードだけでなく、両サイドと背面の通気口、および天板にもイルミネーションが仕込まれています。これも後述しますが、設定アプリで配色や発光パターンの調整が可能です。

Lenovo Legion Y740(17) 正面
正面から見たところです。ご覧のように特にベゼルが細いという感じではありませんし、それなりに厚みも感じる、「重厚」な雰囲気になっています。17.3インチということで、特に筐体サイズの絞り込みは行われていません。

Lenovo Legion Y740(17) ヒンジ最大開口
重厚ですが、ヒンジは他のLenovo製品と同様、180度開口します。ただ、この製品の場合、180度開口のメリットはそんなに大きくはないでしょう。出先に持ち出して打ち合わせする、という使い方は想定しにくいですし。

ひと通り筐体をチェックしてみました。ウインタブではLegion Y7000Legion Y540(15)、そしてLegion Y740(15)の実機レビューをしていますが、筐体のデザインコンセプトは全部一緒なものの、手にとった感触は大きく異なります。やはり上位モデルのY740は重厚感がありますし、頑丈な雰囲気も漂います。「高級」と言えなくもないですが「頑丈」のほうがピンとくる感じです。特に17.3インチ版は重量も明らかに重く、サイズも大きいので、その感覚が一層強まりますね。

ただ、この製品はモバイルノートではなく、普通のスタンダードノートでもないので、重厚とか頑丈、という雰囲気は決してマイナスではないでしょう。むしろゲーマーなら激しいキーボード操作などができる安心感もあると思います。…でかいわ…。

3.使用感

Lenovo Vantageなどのアプリ

Lenovo Legion Y740(17) Lenovo Vantage

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Legion Y740(17)はゲーミングノートなので、各種設定アプリがインストールされています。この製品に限らず、LenovoのPCの各種設定のハブとなるのが「Lenovo Vantage」です。システムモニターやファームウェアのアップデート、キーボードの基本的な機能割当など、広範囲の設定が可能です。

ただ、他の機種ならともかく、この製品はゲーミングノートとしては最高性能になっていますので、「もう少し細かく設定できてもいいのでは?」と感じます。例えばこの製品のCPUはオーバークロック対応しませんが、GPUはオーバークロックに対応するはずなんですよね(しなくても十分高性能だけど)。「わかりやすく」「誰でも簡単に」という点では素晴らしいんですが、上級者向けであればもう少しマニアックな設定項目があっても良かったかな、と思います。

Lenovo Legion Y740(17) iCUE

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キーボードのライティングや細かい設定はCORSAIRのiCUEというアプリを使います(プリインストールアプリです)。このアプリでサイドや背面、天板のイルミネーションも設定可能です。iCUEはPer-Key(個々のキーのライティングを設定できる)に対応していますが、LegionではPer-Keyのライティングはできませんでした。CORSAIR製のキーボードしか対応しないのかな?後日アップデートで対応するのか、それともハードウェアが対応していないのか、そのへんは不明です。

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Lenovo Legion Y740(17) Dolby Atmos

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Dolby Atmosもインストールされていましたが、他のLenovo製品とは異なり、「for Gaming」という名前になっています。基本機能はDolby Atmosと同じですが、ゲームジャンル別に好みの設定にして、それを保存できるという点が異なります。ただ、後述しますが、この製品はハードウェアとしてのスピーカーの素性が抜群なんで、あまりDolbyに頼らなくてもいいのかも知れません。

このほか、Wi-FiのチップがKillerなので、Killerの設定アプリも入っていました。タスクごとに通信の優先度を設定できますので、ゲームプレイ中はゲーム最優先の設定にすれば快適な通信が可能だと思います。

スピーカー

この製品はスペック表の上だと「ステレオスピーカー」とのみ記載されていますが、底面の両サイドのほか底面後方にウーファーらしきものが搭載されているようです。実機をひっくり返してみたりして確認したのですが、確かに通気口からも音が出てきました。

音質は「すごい」ですね。ウインタブでいつも絶賛しているHPのBang&Olufsenよりも上だと思います。筐体サイズが大きく、そして金属製で頑丈なこともあるんだと思いますが、低音から高音までバランスよくしっかり鳴っている感じです。というかこれPCの内蔵スピーカーか?って言いたくなるレベル。

上に書いたように音響設定用のアプリとしてDolby Atmos for Gamingが搭載されています。実際にヘッドホンなしでいくつかオンラインゲームをプレイしてみましたが、音質はもちろん方向性などもよくつかめました。ウインタブの検証機であるMSI GP65 Leopardと比較しても数段上の品質だと思います。多くの人はゲームプレイはヘッドホンで、ということになるんでしょうが、この製品なら内蔵スピーカーでもかなり満足感が高くなると思います。

キーボード

Legion Y740のキーボードは英語配列のみとなります。アルファベットキーのキーピッチは上下左右に約19 mmと(17.3インチサイズなので当たり前といえば当たり前ですが)十分な余裕があり、キーストロークは浅めです。テキストライティングだと浅いストロークを好む人が多いかもしれないですね。実際にテキスト入力は非常に快適に、素早くタイピングが可能です。また打鍵音も非常に小さいので、ちょっと想定しにくいですけど、この製品をカフェなどで使っても他の人の迷惑にはならないと思います。高品質なゲーミングノートの場合、筐体が頑丈にできていることが多いので、キーボードに関しても「強打仕様」になっていて(たてつけがいい、ということです)、結果として打鍵音が小さいのではないか、と思います。

しかし、ゲームプレイの場合はどうなんでしょう?ゲーマーそれぞれのお好みにもよるかと思いますが、個人的にはキーストロークが浅く、クリック感が小さめなキータッチだとプレイしていて少々頼りないと感じます。これはY740だけに言える話ではありませんが、他の「ほとんどすべて」の品質、性能が抜群なだけに、「いっそメカニカルキーボード搭載にすればよかったのに」と感じました。あるいは「有り余るパワー」をエンジョイすべく、外付けのキーボードにする、というのも手かと思います。

ディスプレイ

Legion Y740はゲーミングノートとして最高水準の性能を発揮してくれますが、実際の使用感でその「高性能さ」を実感するのに大きく寄与しているのがディスプレイだと思います。

最初、「あれ?これ4Kディスプレイだっけ?」って思ったくらいにキレイですね。個人的にはビジネスノート、スタンダードノートのトップクラス(DynabookやNEC、HPなどの最上位PCに搭載されているディスプレイを指しています)と同レベルかそれ以上の発色を実現していると思います。実際、HDR対応もしていますので、動画なども美しい画像を楽しめると思いますし、繊細な色の識別が必要なお仕事にも使えると思います。

でも、それだけじゃないです。リフレッシュレートは144 Hzですし、NVIDIAのG-Syncにも対応します。

基本品質がよく(発色がよく、明るい)、ゲームプレイが快適にできるリフレッシュレートを備えたこのディスプレイでゲームプレイをすると、実際のシステムスペックよりも高性能に見せてくれているのでは?と感じるくらい(もちろん気のせいです)。

実際はシステムスペックが高いのでデフォルトの画質設定が高くなっているということと、リフレッシュレートが速いので、画面遷移がなめらか、という要素が大きいんだと思いますが、それをこの発色、明るさで実現できているのがすごい、ということでしょうね。大げさでなく、少しゲームがうまくなったような気がしましたw

ゲームプレイ

Lenovo Legion Y740(17) World of Warships

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レビュー期間はそんなに長くありませんでしたが、Steamをインストールして「World Of Warship」をプレイしてみました。高リフレッシュレートでプレイする動きの激しいゲームというよりは、戦略性などが重要になります。ただ、グラフィックには非常に凝っており、意外にリソースが必要です。

とりあえずデフォルト設定のままプレイしてみましたが、RTX2060搭載のGP65 Leopardよりもグラフィックは数段キレイでしたね。あと、スピーカーのところでも説明したとおりサウンドの臨場感が半端ないです。腕が悪いのでスコアにどのくらい影響するのかはなんとも言えませんが、「さすが…」と思いました。

Lenovo Legion Y740(17) CS:GO

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次に最近のウインタブではおなじみのCS:GO。このゲームはそんなに重くはないので画質とか挙動はRTX2060搭載機との違いは大きくないと思いました。ただ、やはりサウンドはスゴイですね。方向性もはっきりでていますし、音質がいいので臨場感もあります。

4.性能テスト

Lenovo Legion Y740(17) ドラクエベンチ
参考:
Lenovo Legion Y540(15)(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 20,274
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 20,217
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 20,113
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 19,882
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 19,838
MSI GL63 8SE(Core i7-8750H、RTX2060): 19,178
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 17,330
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 13,638
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF(Core i5-9300H、GTX 1650):13,212
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 12,074
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 9,330
Lenovo IdeaPad S540 Gaming Edition(Core i5-8265U、GTX1650): 9,060
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 8,335

Lenovo Legion Y740(17) DDONベンチ
参考:
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 12,030
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 11,724
Lenovo Legion Y540(15)(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 11,546
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 11,433
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 11,218
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF(Core i5-9300H、GTX1650):10,844
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 10,784
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 10,243
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 9,792
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 9,100
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 8,026
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 6,911
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 6,481

ゲーム「ドラゴンクエスト X」と「ドラゴンズドグマオンライン」のベンチマークテストですが、たしかに最高スコアではあるものの、「もう頭打ち」感が漂います。このくらいのスコアになると、「はいはい快適快適」ということで、それ以上のことはわからないですね。この製品にとってあまり意味のあるテストとは言えません。

Lenovo Legion Y740(17) 3D Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(i7-9750H、RTX2070):7,219、16,668、35,109
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(i7-7700K、GTX1080):6,703、17,345、37,589
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(i7-9750H、RTX2060):6,566、15,229、36,469
Lenovo Legion Y740(15)(i7-9750H、RTX2070 Max-Q):6,508、14,067、36,491
MSI GP65 Leopard(i7-9750H、RTX2060):6,397、14,646、35,296
OMEN X by HP(i7-7820HK、GTX1080):6,283、15,476、30,804
MSI GL63 8SE(i7-8750H、RTX2060):6,205、14,838、33,985
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(i9-9980HK、RTX2060):5,850、13,667、28,140
Lenovo Legion Y540(15)(Core i7-9750H、GTX1660Ti):5,777、13,259、34,332
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(i7-9750H、GTX1660Ti):5,610、12,852、34,583
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(i7-8750H、GTX1070):5,583、15,146、36,268
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(i7-8750H、RTX2060):5,453、13,800、33,609
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(i7-7700HQ、GTX1070):5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(i7-7700HQ、GTX1070):5,257、13,233、29,845
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen7 3750H、GTX1660Ti):4,219、10,223、20,073
ドスパラ GALLERIA GCF1060NF(i7-8750H、GTX1060):3,965、10,506、29,442
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(i7-7700HQ、GTX1060):3,808、9,888、26,344
Lenovo Legion Y7000(i7-9750H、GTX1650):3,722、8,164、26,019
GALLERIA GKF1060NF(i7-7700HQ、GTX1060):3,717、9,989、24,824
DELL G7(i7-8750H、GTX1060):3,703、9,743、26,843
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF(Core i5-9300H、GTX1650):3,627、8,240、24,774
GALLERIA GKF1060GFE(i7-7700HQ、GTX1060):3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(i5-7500、GTX1060):3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(i7-7700HQ、GTX1060):3,518、9,207、23,689
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen5 3550H、GTX1650):3,441、8,036、19,066
ASUS ZenBook 15 UX534FT(i7-8565U、GTX1650):2,988、6,789、20,260
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(i7-8750H、GTX1050Ti):2,528、6,776、17,005
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(i5-8300H、GTX1050Ti):2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(i7-7700HQ、GTX1050Ti):2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(i7-7700HQ、GTX1050Ti):2,449、6,852、20,453
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q):2,393、6,490、19,506
GALLERIA QSF965HE(i7-6700HQ、GTX965M):–、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(i7-7700HQ、GTX1050):1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(i5-7300HQ、GTX1050):1,797、5,230、14,052
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

続いて3D Markです。「RTX2080の貫禄」を見せてくれたと思います。特にハイエンドマシン向けのTime Spyのスコアがそれを物語っていると思います。逆にSky Diverあたりは上のドラクエとかDDONと同じように「頭打ち」になっているのかもしれません。

Lenovo Legion Y740(17) Port Royal
参考:
ドスパラ GALLERIA GCF2070NF(RTX2070): 4,198
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 3,641
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 3,503
MSI GL63 8SE(RTX2060): 3,246
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(RTX2060 Max-Q): 2,955

これは3D Markのうち、リアルタイムレイトレーシングの性能を見るPort Royalというテストです。これ、めちゃめちゃ重くて、RTX2060のスコア(3,500点程度)だとカクカクしちゃいます。しかし、ここでもLegionは貫禄を見せてくれました。テスト中の画面も見ていましたが、カクつきはありませんでしたね。ただ、フレームレートはそんなに出ていません。20~30fpsで推移することが多かったです。恐るべしRTX技術。

Lenovo Legion Y740(17) PC Mark

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参考:
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,573
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 5,506
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H、RTX2060): 5,299
Lenovo Legion Y540(15)(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,178
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
ドスパラ GALLERIA GCR1650GF(Core i5-9300H、GTX1650):4,645
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108

グラフィック性能だけでなく、表計算ソフトやビデオチャット、画像加工等もシミュレートする「PCの総合性能テスト」、PC Markのスコアです。GPU性能はあんまり関係ない、と言いながら、はっきりと差が出ましたね。というか、ビジネス用ならこんな性能いらんわ、というレベル。どういう用途で使ってもパワー不足を感じる場面は皆無でしょう。

Lenovo Legion Y740(17) CDM
参考までにSSDの速度を測定するCrystal Disk Markのスコアを掲載しておきます。これ、非常に高いスコアです。ただ、Legionに関してはエントリーモデルのY7000でもこれくらいのスコアが出ますので、シリーズ全体としてSSDの品質は素晴らしいと言えます。

発熱について

言うまでもなく非ゲーミングの利用では発熱を気にする必要は全くありません。また、ゲームプレイ中の発熱もほとんど気になりませんでした。さすがに一切発熱しないとはいいませんが、「熱い」という経験はしていません。また、ベンチマークテスト中でも「少し間を置こう」という必要性も感じませんでした。ファン音も非ゲーミング時はほとんど意識することがありません。ゲームプレイ中はさすがにファン音を感じますが、スピーカーの品質が抜群なこともあり、ボリュームを高めしていましたので、こちらもほとんど気になりませんでした。

5.まとめ

Lenovo Legion Y740(17)はLenovo直販サイトで販売中で、12月6日現在の価格は税込みで207,834円から、となっています。レビュー機の価格は税込み314,699円です。「ノートパソコンに30万円」というのははっきり言って「高い」ですよね。しかし、この製品は「安い」です、ええ。

私は今回始めてRTX2080搭載のノートPCをレビューさせてもらいました。ベンチマークスコアを掲載したので、RTX2070以下のGPUとの性能差はご理解いただけたと思いますが、正直なところ私のゲームの腕だとGPUの性能差を十分に体感することはできませんでした。しかし、この製品はそれ以外の部分でも「格の差」を見せつけてくれたと思います。ゲームプレイの快適さというのはGPUだけが決めるものではない、ということです。

山のように大きな筐体、そして大きなディスプレイ、しかも明るくて発色も抜群、さらに高リフレッシュレートによるなめらかな画面遷移、強打に耐えるキーボード、抜群の音質と、あらゆる場面で最高品質だと感じました。PCなどの工業製品は、ハイエンドの品質に近づくと「あとほんの少しの向上」のために莫大なお金がかかるものだと思っています。この製品のRTX2080搭載モデルは売れ筋と思われるRTX2060搭載機あたりと比較して「プラス10万円」のお値段がつきますが、個人的には10万円の差額が発生するのは当然で、その価値もある、と思います。

6.関連リンク(Lenovo)

Legion Y740(17)

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