記事にアフィリエイト広告を含みます

ASUS ROG Ally -「ASUS製の」7インチゲーミングUMPCがグローバル発表されました!…いろいろと圧倒的すぎるかも…

ASUS ROG Ally
ASUSがゲーミングUMPC「ROG Ally」をグローバル発表しました。この製品については先日記事を掲載していますので、近日発表されることをご存知だった人も多いと思いますが、ついに詳細なスペックや価格が明らかになりました!なお、ASUSはこの製品を「Windows Gaming Handheld」とは言っていますが、「ゲーミングUMPC」という表現はしておりません。ウインタブはこの記事のタイトルで便宜的に(類似の製品をよくご紹介しているので…)ゲーミングUMPCと記載しています。

スポンサーリンク

1.ROG Ally 概要

スペック表

  ROG Ally (2023) RC71L
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen Z1/Z1 Extreme
GPU なし
RAM 16GB(LPDDR5-6400)
ストレージ 512GB SSD(M.2 2230, PCIe4.0)
ディスプレイ 7インチIPS(1,920 x 1,080)タッチ、120Hz
ネットワーク WI-Fi 6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
入出力ポート USB3.2 Gen2 Type-C、ROG XG Mobileインターフェース、microSDカードリーダー、オーディオジャック
バッテリー 40 Wh
サイズ 280 × 11.1 × 21.2-32.4 mm
重量 608 g

※グローバルモデルのスペック表です。日本向けは仕様が異なる可能性があります

バリエーションモデル

・Ryzen Z1 Extremeプロセッサー
・Ryzen Z1プロセッサー

コメント

グローバル版のROG Allyにはバリエーションモデルが2つあります。両者の相違点はCPUの型番です。

ASUS ROG Ally
上位モデルには「Ryzen Z1 Extreme」が、下位モデルには「Ryzen Z1」が搭載されます。従来のRyzenにはない型番体系で、Zen4アーキテクチャ、内蔵GPUはRDNA3のRadeonということなので、Ryzen 7040/7045シリーズ相当のCPUと言えるでしょう。

ASUS ROG Ally
特にZ1 Extremeの性能はすさまじく、AAAタイトルをFHD解像度でプレイし、50-60fpsのフレームレートが出るとのこと。

RAM/SSDは16GB/512GBのみです。ただし、microSDカードリーダーでストレージ拡張が可能です。

ASUS ROG Ally
microSDカードリーダーにPCゲームをインストールしてまともにプレイできるの?と思いましたが、内蔵SSDよりも遅くはなるものの、この画像を見る限り、「まともにプレイ」できるようですね…。

スポンサーリンク

ディスプレイは7インチのIPS相当の液晶で解像度はFHD(1,920 × 1,080)です。既存のほとんどのゲーミングUMPCはリフレッシュレートが60Hzにとどまるところ、ROG Allyは120Hzを実現しています。このディスプレイは発色品質も非常に高く、100%sRGB、Dolby Vision HDRに対応し、輝度も500nitと明るいものになっています。また、AMD FreeSyncにも対応しています。
ASUS ROG Ally
前面ガラスにはGorilla Glass Victusが使われ、Gorilla Glass DXCコーティングにより表面の反射(映り込み)も低減されています。

ASUS ROG Ally

クリックで拡大します


ASUS ROG Ally

クリックで拡大します


ASUS ROG Ally

クリックで拡大します

筐体の各部名称です。全体的には先行して販売されているゲーミングUMPCによく似ています。

ASUS ROG Ally
ROG Allyはゲーミングノートの「ROG Flowシリーズ」と同様、外付けGPU Box(eGPU)の「XG Mobile」の接続も可能です。XG MobileにはGeForce RTX4090などの高性能なGPUが内蔵されており、接続すれば一気にパフォーマンスが向上します。ただ、XG Mobileってかなり高価なんですよね…。

ASUS ROG Ally
また、ASUSのゲーミングPCではおなじみの設定アプリ「Armoury Crate」もインストールされています。所有しているゲームのリストやTDPの変更など、ROG Allyを細かく調整することができます。

ASUS ROG Ally
バッテリー駆動時間はゲームプレイ(パフォーマンスモード)で最大2時間、動画視聴で最大6.8時間となっています。

ASUS ROG Ally

クリックで拡大します

ROG Allyはデュアルファンを搭載しています。ASUSはゲーミングノートのROGシリーズで冷却面に多くのノウハウがありますので、冷却性能も非常に高いと思われます。

2.ROG Ally 価格など

ASUS ROG AllyのグローバルモデルはRyzen Z1モデルが今年第3四半期の発売で599ドル(約82,000円)、Ryzen Z1 Extremeモデルが6月13日の発売で699ドル(約96,000円)となっています(いずれも米国Best Buyでの販売条件です)。

この製品、ほぼ確実に日本でも発売されると思います。その場合、ONEXPLAYERシリーズやAYANEOシリーズなどと競合することになりますが…、正直なところ全体的に圧倒的すぎて、ちょっと複雑な気もしますね。

3.関連リンク

ROG Ally (2023) RC71L:ASUS グローバルサイト

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    いきなり場違いなパワーゲームでワンサイドゲームになるでしょうね
    ただGPDなんかと純粋にゲームPCとして見た場合は一長一短と思っています
    LPDDR5-6400なのでMax2(2023)のLPDDR5x-7500と比較した場合iGPU性能で不利でしょうし
    XG MobileはPCIe+USB独自コネクタなので閉鎖的なのに対して
    GPDはPCI-SIGが定めた共通規格のOculinkなので(まあ性質上鯖用I/Oとはいえ)
    PC的にはずっとこちらの方が評価できると思います

  2. 匿名 より:

    コスパが凄い。

  3. 匿名 より:

    これ出るのわかってたからAOKZOE A1Proがindiegogoでイマイチ出資が伸びなかった。

  4. wintab より:

    段違いのスペックなので、上の方がおっしゃるようにワンサイドゲームになりかねないかと…。あと、XG Mobileは非常に魅力的ながら、価格がかなり高い(特にRTX4090モデル)ので、ROG Allyを購入してもなかなか「一緒に…」とはなりにくいでしょうね。ところで、本体価格はかなり期待してもいいぞ!とコロボックルが夢枕に立って言ってました。