
LenovoがノートPC「ThinkPad T14s Gen 7」のSnapdragon版を発売しました。Intel版、AMD版はこの4月以降販売がスタートしており、それから少し遅れてのSnapdragon版発売となりました。筐体はIntel版、AMD版とほぼ同じですが、カスタマイズ項目やポート構成が少し違っています。
なお、Intel版、AMD版についてはすでに製品紹介記事を掲載済みです。詳細はこちらをご覧ください。
Lenovo ThinkPad T14s Gen 7 - Core Ultraシリーズ3 / Ryzen AI 400シリーズ搭載のモバイルノート、新色「ブルー」も選べます
1. スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Snapdragon X2 Plus X2P-42-100 Snapdragon X2 Elite X2E-80-100 |
| RAM | 16GB/32GB (LPDDR5X-9600MT/s、オンボード) |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD (M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4) |
| ディスプレイ | 14インチIPS (1,920×1,200) 非タッチ 45%NTSC 14インチIPS (1,920×1,200) タッチ100%sRGB |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB4 Type-C (映像/PD対応)×2 USB 3.2 Gen 1 Type-A HDMI、オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (5MP) 顔認証対応可 |
| バッテリー | 58Wh |
| サイズ | 313×219.4×10.7-18.56 mm |
| 重量 | 1.25 kg |
2. OS/CPU
T14sは注文時に構成のカスタマイズが可能です。OSはWindows 11 Home/Proを選べますが、OSのバージョンはカスタマイズ項目ではなく、ベースモデルの段階で分かれています。7月28日現在だとPro版を搭載するモデルは割引がゼロなのでかなり割高です。よって、Pro版にしたい場合でもHome版を購入して後で自分でHome版→Pro版にアップグレードするほうがトータルの支払い金額はずっと安くなります。
CPUはQualcomm Snapdragon X2シリーズで、X2 Plus X2P-42-100/ X2 Elite X2E-80-100を選択可能です。PC向け最新世代の型番で、ウインタブでは以前「ASUS Zenbook SORA 16」のレビューで、上位型番のSnapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100をテストしていますが、その性能は凄まじく、ARM64ネイティブアプリだけでなく、エミュレーション動作となるx86アプリもネイティブ動作と遜色ないというか、Intel/AMD CPU搭載モデルとほぼ同等 (あるいは同等以上)の操作感が得られました。
まだ若干「Snapdragon (ARM CPU)では動作しないアプリ」というのはありますが、特殊な業務用アプリとか相当に古いアプリを使っているのでなければ、互換性の問題はあまり気にしなくてもいいのではないか、というのがウインタブの見解です。一方でMicrosoftはCopilot+ PC向けのWindows独自機能をSnapdragon搭載機に優先して実装する傾向がありますので、いち早くCopilot+ PCの新機能を試せる、というメリットもあります。
RAMは搭載CPUによって容量が決まります。下位のX2 Plus X2P-42-100を選択する場合は16GBに、上位のX2 Elite X2E-80-100を選択する場合は32GBとなります。SSDは選択するCPUにかかわらず256GB/512GB/1TBから選択可能です。
3. 筐体

ディスプレイは14インチのIPS液晶、1,920✕1,200解像度で、「タッチ非対応・45%NTSCの色域」と「タッチ対応・100%sRGBの色域」の2種類を選べます。この記事を執筆している7月28日現在だとIntel版に設定のある2.8K有機ELディスプレイは選べません。

T14sは新色「ブルー」が選べるようになりましたが、このSnapdragon版では7月28日現在「いつものブラック」のみです。薄型・軽量で、モバイルノートとして毎日バッグに入れて持ち運べるサイズ感です。なお、筐体素材はリサイクルアルミニウムです。

キーボードはテンキーレスでバックライトがつき、日本語配列と英語配列を選べます。まあ、いつものThinkPadキーボードですね。キーボード面左右にスピーカーが配されており、音質にも期待できそうです。

ポート構成です。Snapdragon版は筐体のタテ・ヨコ・厚さはIntel版/AMD版と同じで重量もほぼ同じです。しかし、ポート構成は違っていて、Intel版/AMD版よりもUSB Type-Cポートが1つ少なくなっています。
4. 価格など
Lenovo ThinkPad T14s Gen 7 (14型 Snapdragon)はLenovo公式サイトで販売中で、7月28日現在の価格は319,572円からです。記事中でも触れましたが、ウインタブではASUS Zenbook SORA 16の実機レビューを経験して以来「もうSnapdragon搭載のWindows PCも購入の選択肢として魅力的になった」と思っています。
5. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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