
ACEMAGICがミニPC「N3A NAS」を発売しました。この製品は普通のミニPCとはちょっと違っていて、NASやホームサーバーとしての利用も想定されています。先日レビューした「Beelink ME Pro」に非常によく似た製品で、M.2 2280スロットを2つ、3.5インチSATA HDDドライブベイを4つ搭載しています。
1. スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | なし (Windows 11 Pro) |
| CPU | AMD Ryzen Embedded R2544 |
| RAM | なし (DDR4 SO-DIMM×2、最大32GB) |
| ストレージ | なし ※M.2 2280×2 ※3.5インチ SATA HDDベイ×4 |
| ディスプレイ | なし |
| 無線通信 | 不明 |
| インターフェース | USB 3.2 Gen2 Type-C (映像出力対応) USB 3.2 Gen1 Type-A ×2 USB 2.0 Type-A×2 HDMI 2.0、DisplayPort 1.4 LAN (RJ45)×2 (1G + 2.5G) オーディオジャック ×1 microSDカードリーダー |
| カメラ | なし |
| バッテリー | なし |
| サイズ | 270×150×185 mm |
| 重量 | 不明 |
2. OS/CPU
4月26日現在、この製品はベアボーンモデルのみが販売されています。つまり、OS/RAM/ストレージがありません。よってこれらのパーツを自分で調達する必要があるのですが、NASとしての運用を考慮すると、むしろOSなしのほうが初期費用を抑えられるかもしれません。
CPUのRyzen Embedded R2544は産業機器向けの型番で、もちろんWindows PC用としても使えますが、どちらかというと性能よりも安定性に重きが置かれています。

Passmarkスコア (4月26日現在)
これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。Ryzen Embedded R2544のスコアはエントリーCPUで評価の高いIntel N150にしっかりと差をつけていますが、Ryzen 3 210 (2025年の型番です)には及びません。しかし、NASやホームサーバーとしての利用では安定性の高いRyzen Embedded R2544の搭載は「正解」かと思います。
3. RAM/ストレージ

RAMは2スロットで最大32GBまで搭載可能、ストレージはM.2 2280 NVMeスロットが2つと3.5インチSATAドライブベイを4つ備えており、メーカー公称では最大136TBまで搭載可能です。NAS/ホームサーバーとして潤沢な容量を確保できますね。…あとはSSDやHDDの購入費用をどう確保するか…。
4. 筐体

前面にマグネットで着脱するカバーがあり、ここに最大4つのHDDを搭載できます。

底面です。カバーの中にM.2 2280スロットが2つ。

左側面です。入出力ポートはここに集中配置されています。

USB Type-Cポートが1つ、USB Type-Aポートが4つで、Type-Cポートは映像出力にも対応しているのでHDMI、DisplayPortとあわせ、最大3画面出力が可能です。有線LANポートも2つありますね。ただ、この製品Wi-Fiに対応しているのかが不明です。

冷却面ではCPU用のファンに加え、背面に大型のファンを搭載しています。
5. 価格など
ACEMAGIC N3A NASはACEMAGIC公式サイトで販売中で、4月26日現在の価格は46,998円です (製品ページにある3,000円OFFクーポンを使用した価格。クーポン期限は5月6日)。
ミニPCとして見る場合、ベアボーンであることとCPU性能が低めなことから割高感があります。しかし、NASやホームサーバーとしての運用も想定されていることから、安易に高いとか安いとかは言えないですね。冒頭に書いた通り、Beelink ME Proが比較対象になると思います。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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