レノボがCESに合わせて発売した4機種のタブレットの中から、今回は最も高価格(89,980円)なモデル、Yoga Tab Plusをご紹介します。最も高価格…ではあるのですが、SoCにSnapdragon 8 Gen 3を搭載し、ディスプレイが12.7型で3K解像度であることを踏まえると非常に割安に感じられる製品です。
製品ページはこちらです
Lenovo Yoga Tab Plus:Lenovo
1.スペック表
Yoga Tab Plus | |
OS | Android 14 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 |
RAM | 16GB(LPDDR5X) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 12.7型(2,944 x 1,840)144Hz |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB3.2 Type-C(映像出力対応) |
カメラ | イン13MP/アウト13MP+2MP |
バッテリー | 10,200 mAh |
サイズ | 291.0 x 188.3 x 6.7 mm |
重量 | 640 g |
2.コメント
OSはAndroid 14で、OSメジャーアップデート2回と4年間のセキュリティ パッチ提供が予定されています。SoCは現時点で最高性能のSnapdragon 8 Gen 3です。この記事に先立ってゲーミングタブレット「Legion Tab Gen 3(Snapdragon 8 Gen 3搭載)」の記事を掲載しましたが、Legion Tabがゲーミングにフォーカスしているのに対し、Yoga Tab Plusは…
「AI」にフォーカスしています。レノボ独自のパワフルなAIツール「Lenovo AI Now」を搭載し、「デバイス上の AI とクラウド AI を楽々と切り替え、最適な方法でタスクを管理できる柔軟性を備えています」との説明がありました。…これだけだとイマイチよくわかりませんけどね…。なお、Lenovo AI Nowは現状英語のみに対応しており、将来的にOTAアップデートで日本語対応する予定とのこと。
ディスプレイは12.7型で3K(2,944 x 1,840)解像度、リフレッシュレートは144Hzと素晴らしい仕様です。また、発色についても100%DCI-P3の色域に対応します。
筐体素材については説明がありませんでしたが、間違いなく金属製だと思います。筐体色はWindows PCのYogaシリーズにも使われている「タイダルティール」です。
Yoga Tab Plusには「Lenovo Tab Pen Pro」が付属します(筆圧の情報が見つかりませんでしたが、4,096段階と思われます)。また、オプションで「キーボードパック(キーボート+背面スタンド)」が用意されますが、1月9日現在だとまだ発売されていないようです。…この製品の使い勝手の鍵を握るオプション品だと思うので、早く発売してもらいたいところですね。
各部名称です。USB Type-Cポートは映像出力にも対応します。また、Lenovo Tab Pen Proをマグネット充電できるところもありますね。電源ボタンは指紋センサーを兼ね、スピーカーは4つに見えますが実際は「ドルビーアトモス対応の6スピーカー」搭載です。microSDカードリーダーはありません。
3.価格など
Lenovo Yoga Tab Plusはレノボ直販サイトで販売中で、1月9日現在の価格は89,980円です。なお、現在発売記念として「1年間アクシデント・ダメージ・プロテクション(拡大保証)」が無料でセットされます。すごく割安感のある価格設定だと思います。この製品と同じ12.7型サイズのLenovo Tab P12用のキーボードパックの価格が14,850円なので、これを参考にすると「本体+ペン(付属品)+キーボードパック」で10万円強くらいで収まりそうですよね。
Legion TabにせよYoga Tab Plusにせよ、この価格でSnapdragon 8 Gen 3搭載機が手に入るということなら、当面は引っ張りだこになるんじゃないでしょうか。
4.関連リンク
Lenovo Yoga Tab Plus:Lenovo
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント