レノボがAndroidタブレット「Lenovo Tab」を国内発売しました。レノボはCESでタブレットを4機種発表していて、すべて「CESとほぼ同時に国内発売」しています。ウインタブでは4機種すべて製品紹介記事を掲載しますが、最初にご紹介したLegion Tab Gen 3に続き、この記事では最も低価格なLenovo Tabをご紹介します。
販売サイトはこちらです
Lenovo Tab:Lenovo
1.スペック表
Lenovo Tab | |
OS | Lenovo ZUI 16(Android 14) |
SoC | MediaTek Helio G85 |
RAM | 4GB(LPDDR4X) |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.1型(1,920 x 1,200) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB2.0 Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | イン5MP/アウト8MP |
バッテリー | 5,100 mAh(約9.5時間) |
サイズ | 235.7 x 154.5 x 7.5 mm |
重量 | 425 g |
2.コメント
OSはAndroid 14ベースの独自UI、ZUI 16で、2回のOSメジャーアップデート(Android 16まで)と4年間のセキュリティパッチ適用が予定されています。SoCのHelio G85はAntutuスコアが約26万点(出所:Nanoreview)なので、ウインタブがよくご紹介している中国タブに搭載されているUNISOC T606と大差ない、エントリークラスの性能です。ただし、動画視聴やWeb閲覧、SNSなどで使うぶんには問題なく動作するはずです。
RAMは4GB、ストレージは64GBと小さめ、この点は低価格帯の中国タブにも引けを取っているように思われます。
ディスプレイは10.1型で低価格帯のタブレットとしては十分な解像度、1,920 × 1,200です。動画サブスクリプションサービスの視聴で重要となるWidevineについては説明がありませんでしたが、レノボ製なのでさすがにL1(最上位、HD以上の画質で視聴可能)だろうと思います。
筐体は「オールメタル」製で、シンプルで洗練されたデザインです。国内モデルの筐体色は「ルナグレー」のみです。
各部名称です。この製品はWi-Fi専用機ですが、(SIMスロットがなくとも)microSDカードリーダーはしっかり装備されていますし、イヤホンジャックもあります。また、ドルビー・アトモス対応のステレオスピーカー搭載です。
それと、この画像には「キックスタンドつきクリアケース」が写っていますが、これは付属品です(ここ、非常に重要)。タブレットで動画を観る場合はこのようなスタンドは「必須」だと思っています。
1月9日現在だとまだ発売されていませんが、クリアケース(付属品・画像中)のほかにお子さん向けのケース(画像上)とフォリオケース(画像下)もオプションで用意されるようです。
3.価格など
Lenovo Tabはレノボ直販サイトで販売中で、1月9日現在の価格は24,200円です。なお、現在発売記念として「1年間アクシデント・ダメージ・プロテクション(拡大保証)」が無料でセットされます。
24,200円というのはウインタブがよくご紹介している中国メーカー製だとワンランク上のSoC、Helio G99(Antutuスコア40万点弱くらい)を搭載する製品に手が届く価格です。しかし、Lenovo Tabの場合、2回のOSメジャーアップデートや4年間のセキュリティパッチ適用が予定されている点とキックスタンド付きのケースが付属するという点、ドルビーアトモス対応のスピーカーを搭載している点など、SoC性能以外で優位点がありますので、決して割高な印象はありません。セキュリティとか動画視聴時の快適性を重視するのならむしろLenovo Tabのほうがおすすめかな、という気もしますね。
4.関連リンク
Lenovo Tab:Lenovo
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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