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Lenovo Legion Y740(15) レビュー - レノボ・ゲーミングノートのトップモデル!独創的なデザインと期待を裏切らない高性能を備えています!(実機レビュー)


こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はLenovoのゲーミングノート「Legion Y740(15)」の実機レビューです。Lenovoのゲーミングブランド「Legion」のノートPCにはY740、Y540(それぞれ15.6インチ版と17.3インチ版があります)、Y7000(15.6インチ版のみ)がありますが、今回レビューするY740(15)は15.6インチサイズのLegionノートとしては最上位のモデルです。一方で「Lenovoらしく」他社製品と比較しても割安な「Lenovo価格」に収まっていますので、このレビューで筐体品質やパフォーマンスなどをしっかりチェックして、「果たして買いか?」ということを確認していきたいと思います。

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1.スペック


Legionノートは注文時に構成をカスタマイズすることができます。カスタマイズ余地はかなり大きく、OSはHome版とPro版が選べ、CPUは第9世代、Coffee LakeのCore i7(CPUはカスタマイズできません)、またGPUもGeForce RTX2060/2070/2080(2070と2080はMax-Qデザイン)を選択できます。

OSは「英語版」です。しかし、レビュー機に関しては日本語の言語パックが導入済みでしたし、最新のWindows 10は日本語の言語パックを導入すると元言語が何であるのかわからないくらい完璧に日本語化ができますので、使っていて違和感を感じる場面はほぼないと思います。

RAMは最小で8GB、最大で32GBまで搭載可能です。この製品はGPUが最低でもRTX2060で、リアルタイムレイトレーシングにも対応しますので、RAMは16GB以上にすることをおすすめします。ストレージはSSD(M.2 2280, PCIe-NVMe)がメインで256GBから1TBまで、追加で1TB HDDの増設も可能です。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD解像度でHDR対応しますし、リフレッシュレートも144 Hzあります。さらに500nitと非常に輝度の高いものになっていますので、ゲーマーはもちろん、クリエイターの人も納得の品質です。詳しく確認していませんが、このディスプレイ品質は国内で販売されているゲーミングノートの中でも最高品質なのではないか、と思います。

Lenovo Legion Y740(15) KILLERアプリ

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ネットワーク関連では無線LANがKILLER Wireless-AC 1550iで、通信品質は非常に高いものになっていますし、タスクごとに通信の優先度を決めたりといった細かい調整が可能です。ただし有線のほうはKILLERではありません。入出力ポートもUSB系、映像出力系とも十分な数が装備されていますが、音声系で「イン/アウト兼用」になっているのがゲーマーの人には少し不満かもしれません。またSD(microSD)カードリーダーはありません。

サイズは15.6インチノートとしては比較的小さくなっていて、ゲーミングノートとしては薄型です。GeForce RTXシリーズ搭載機としてはかなり健闘していると言っていいでしょう。また重量も2.2 kgと、決して軽くはないものの、まあOK、くらいのレベルだと言えます。




レビュー機のシステム構成です。OSはHome版、Core i7-9750H/RTX2070 Max-Q/RAM16GB/512GB SSD + 1TB HDDという構成でした。Legion Y740としては中間~上位レベルくらいの水準かと思います。

2.筐体


同梱物です。セットアップガイド、サポートしおりなどが入っていましたが、ペーパー類はそれほど多くはありませんでした。しかし、ACアダプターはかなりの大型で、実測重量は電源ケーブル込みで959 gありました。これだけで軽量モバイルノートくらいはありますね…。


天板です。素材はアルミで、いかにも金属、という感じの手触りです。メーカーが公称する筐体色は「ブラック」ですが、天板は少しブラウンがかったシルバー(グレー)です。


右側面には大きくLEGIONのロゴが入ります。後述しますが、LEGIONの「O」の部分はイルミネーションになっているんですよね。

また、Legionシリーズ共通のデザインアクセントとして、ヒンジが前よりについている、というのがあります。この画像でもヒンジ位置がわかりやすいですが、このあとに掲載する他の画像も見ていただくとよりイメージしやすいかと思います。


底面です。本来目立たない場所なのですが、ここのデザインもかなり凝っていると感じます。大きな通気口はカバーで覆われ、丸い穴が開けられています。

また、画像の下部左右にスピーカー穴も見えます。この製品は底面にステレオスピーカーを装備しています。

右側面
右側面です。この画像からも「特異なデザイン」というのが伝わってきますよね。ヒンジの位置が前進しているだけでなく、キーボード面の上にやや小さい天板が乗っている、というイメージになっています。さらに筐体後部には「デザイン上の切り返し」といいますか、ブラックのカバーで覆われているかのようにも見えます。

なお、右側面にはポートは少なく、USB 3.0ポートがあるのみです。

前面
前面です。こちらにはポートやボタン類はありません。

左側面
左側面にはオーディオジャックとUSB Type-C(Thunderbolt 3)があります。なんかこの製品、側面のポートがずいぶん少ないと思いませんか?

背面
背面
入出力ポートの多くは背面にあります。画像左からMini DisplayPort、HDMI、USB 3.0、LAN(RJ45)、USB 3.1、DC-IN、セキュリティロックスロットです。映像系とネットワーク系、そして電源ジャックが背面にあるのはいいとして、USBポートが2つ背面にあるというのは賛否があるかもしれません。今回のレビューでは手持ちのマウス(USB接続のもの)とポータブルSSD(USB接続)を常時接続し、必要に応じて他のUSB周辺機器を接続したのですが、やはり背面にUSBポートがあるというのは抜き差しの点ではやや不便でした。

Lenovo Legion Y740(15) キーボード
キーボードです。ここは少し注意が必要でしょう。まず、15.6インチサイズながらテンキーはありません。テンキーの有無については人それぞれお好みがあると思いますが、この製品はゲーミングノートなので、テンキーを廃し、打鍵時に体の中心がPCの中心に来るようなポジショニングがとれるほうが適していると考えますので、個人的にはテンキーなしのほうがいいと思います。

また、このキーボードは英語配列です。同じLenovoのThinkPadシリーズのように日本語配列と英語配列が選べる、ということではなく、「英語配列のみ」設定があります。そのため、日本語配列のキーボードしか使ったことがない、という人は使い始めのうち少し戸惑うと思います。ただし、「めちゃめちゃ配列が違う」というわけではなく、「全角/半角キーがない」とか「@の位置が違う」とか、ある程度使用頻度の高い部分の相違に慣れれば、特に問題はないと思います。

それと、このキーボードは左端に「プラス1列」あり、Lenovo Vantage(メーカー独自の設定アプリ)やバックライトコントロール、マクロキー(ユーザーが任意に動作を割り当てることができるキー。2つついています)などが配されています。

Lenovo Legion Y740(15) キーボードイルミ
キーボードにはRGBバックライトがつきます。

Lenovo Legion Y740(15) 側面イルミ
Lenovo Legion Y740(15) 背面イルミ
Lenovo Legion Y740(15) 天板イルミ
上から右側面、背面、天板の画像ですが、この製品はキーボードのイルミネーションに合わせ、通気口付近と天板ロゴも光ります。ゲームをしていないときにはあまり意味がないように思いますが、ゲーム中の雰囲気作りには役立つのかもしれません。この機能は下位モデルのY540やY7000にはなく、Y740のみに採用されています。

Lenovo Legion Y740(15) 正面
正面から見てみます。ご覧のようにベゼルがかなり細く、ゲーム中の没入感を高めてくれると思います。また、この画像ではディスプレイの輝度を落としています(そうしないと筐体が真っ黒に見えてしまうので)。後述しますが、このディスプレイはめちゃめちゃ明るいです。

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Lenovo Legion Y740(15) ヒンジ最大開口
LenovoのThinkPadシリーズ、ideapadシリーズのほぼ全機種がそうなのですが、この製品もヒンジは水平位置(180度)まで開口します。ただ、ゲーミングノートなので、この構造でどのくらいの恩恵があるのかはなんとも言えないですね。しかし、大きく開口できるのは少なくともネガティブな効果はないでしょう。

Lenovo Legion Y740(15) ヒンジ位置
ヒンジ位置がわかりやすいように撮影してみました。かなり手前よりにヒンジがあります。ただし、試用していて特に便利だとか不便だとかは感じませんでした。

一通り筐体を確認してみましたが、やはりデザインはかなり前衛的に感じられます。ノートパソコンとしての「基本の線」は崩れておらず、使い勝手を悪くするようなものではありませんが、他の製品には似ていませんね。また、15.6インチの筐体は金属っぽさが強く感じられるハードな仕上がりとなっていて、触感という点でもタダモノではない感が漂います。おそらく好き嫌いはわかれると思いますが、ゲーマーであれば人と違ったPCを使いたいと思うのかもしれませんし、平凡なPCはイヤ、というクリエイターの人もいると思いますので、個人的にこのデザインは悪くないと思います。

また、質感は「さすが上位モデル」という感じで、頑丈と感じられました。製品の格にふさわしい仕上がりになっていると評価します。

3.使用感

ソフトウェア

Lenovo Legion Y740(15) Lenovo Vantage

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Lenovo製品には「Lenovo Vantage」という設定アプリがプリインストールされていて、Legionにもあります。このアプリはある意味「他の設定アプリを束ねるハブ」という性格もあり、KILLERやドルビーの設定アプリを呼び出すこともできます。

また、ゲーミングPCとして特に重要になるキーボードのコントロールも可能で、マクロキーの設定であるとかタッチパッドの無効化などもこのアプリから行います。もちろんシステムモニターとしての機能もありますね。なので、Legionを購入したら、ごく早い時期にこのアプリを開き、使い方を確認、あるいは設定のカスタマイズを行うことになると思います。

ディスプレイ

この製品のディスプレイは15.6インチIPS液晶・FHD解像度ですが、それだけではなく、HDRに対応し、500nitという非常に明るい仕様になっています。さらにリフレッシュレートも144 Hz、NVIDIA G-Syncにも対応します。ゲーム用としても、クリエイティブワークに使うにしても、文句なしの性能だといえるでしょう。

いつものように手持ちの13.3インチモバイルノートや23.8インチのデスクトップ用ディスプレイ(ともにIPS液晶、FHD解像度)と比較してみましたが、発色という点では圧倒的です。非常に鮮やかでくっきりとした品質になっていました。また、赤が強いとか黄色が強いとか、特定の色味に偏っている印象もありませんでした。クリエイターの人が使う場合でもまず不満が出ないのではないかと思います。

さらに、500nitという明るさも「すごい」ですね。輝度を100%にするとまぶしいくらいです。夜に自室で使うという場合だとあんまり関係ないかもしれませんが、いざというときに思いっきり明るくなるディスプレイというのはとてもありがたいと言えます。

キーボード

筐体説明のところでも触れましたが、この製品のキーボードは英語配列で、15.6インチながらテンキーは装備されません。アルファベットキーのキーピッチは手採寸で上下左右に19 mm強(19.0~19.2 mm程度)、キーストロークは一般的なノートPCと同じくらいの深さです。

打鍵は確実で、はっきりとしたクリック感が得られます。その割に打鍵音は小さく、静かな場所でのテキスト入力も十分可能なレベルですね。一方で配列ですが、英語キーボードであるというのはともかくとして、それ以外で特に使いにくさを感じた場面はありませんでした。

また、この製品はRGBバックライトを装備していて、 カラフルな配色を楽しめます。もちろんホワイトとかバックライトOFFという設定も可能です。ただし、きれいなRGBではあるのですが、Per Key(個々のキーのバックライト色を自由に変更できる)ではなく、あらかじめ用意されている発光パターンから一つを選ぶ格好になります。

それと、キーボードの左端にマクロキーが2つ用意されていますので、ゲームプレイ時に特定の動作を記憶させてスコアアップを図る、といったこともできるでしょう。欲を言えばもう少し多めにマクロキーがあるとなおよかったと思います。

スピーカー

Lenovo Legion Y740(15) ドルビーアトモス

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ノートPCの内蔵スピーカーとしては最高ランクだと思います。この製品にはドルビーアトモスが入っていますが、ドルビーをオフにすると、「自由奔放に鳴る」という感じで低音から高音まで元気に音を鳴らしてくれます。ドルビーをオンにすると「統制が取れている」という感じになり、バランスのいいサウンドとなります。

で、この「自由奔放に」という状態でもスピーカーの素性の良さというのは十分伝わってきますので、ハードウェア、ソフトウェアとも非常に出来がいいと感じました。また、ドルビーアトモスはレディメードの音場設定も用意されていますし、イコライザーで自分好みの音質にすることもできます。

さすがに重低音の再現というのは無理にせよ、パソコンのスピーカーとしては満点をあげていいでしょう。

4.性能テスト

Lenovo Legion Y740(15) ドラクエベンチ
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 21,271
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 19,838
MSI GL63 8SE(Core i7-8750H、RTX2060): 19,178
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(Core i7-8750H、GTX1070): 19,008
MSI GS65 Stealth Thin(Core i7-8750H、GTX1070): 18,571
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,222
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 18,061
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,045
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 17,833
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 17,549
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 17,330
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 17,153
マウス NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,951
ドスパラ GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,865
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 16,820
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,441
ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,156
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 15,923
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 15,598
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 14,964
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 13,727
ドスパラ GALLERIA QSF965HE2(Core i7-6700HQ、GTX965M): 12,830
ドスパラ GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): 12,791
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 12,285
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 12,172
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(Core i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q): 11,889
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 10,615

Lenovo Legion Y740(15) DDONベンチ
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 13,600
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(Core i7-8750H、GTX1070): 11,440
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 11,218
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 10,875
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 10,828
MSI GL63 8SE(Core i7-8750H、RTX2060): 10,635
MSI GS65 Stealth Thin(Core i7-8750H、GTX1070MaxQ): 10,551
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 10,491
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 10,215
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 9,951
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 9,792
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 9,462
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 9,364
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 9,284
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 9,124
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 9,100
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 8,979
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 8,867
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 8,780
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 8,568
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(Core i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q): 8,235
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 8,026
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 7,235

この製品は「CPU:Core i7-9750H、GPU:GeForce RTX2070 Max-Q」という構成になっていて、ウインタブの過去のレビュー機(ノートPC)と比較するとトップランクのスペックです。オンラインゲームのベンチマークソフト2種での結果はまずまず、というか過去最高に近い数値になりました。ドスパラのGALLERIA GCR2070RNFもGPUはRTX2070で、こちらはMax-Qデザインではないので、このLegionよりもスコア面では有利なはずですが、スコアはほぼ変わらない、という結果です。特定ゲームのベンチマークスコアではありますが、この点はポジティブに評価していいでしょう。

Lenovo Legion Y740(15) 3D Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 7,219、16,668、35,109
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 6,703、17,345、37,589
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 6,283、15,476、30,804
MSI GL63 8SE(Core i7-8750H、RTX2060): 6,205、14,838、33,985
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,850、13,667、28,140
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,583、15,146、36,268
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,453、13,800、33,609
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,257、13,233、29,845
ドスパラ GALLERIA GCF1060NF(Core i7-8750H、GTX1060): 3,965、10,506、29,442
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,808、9,888、26,344
GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,717、9,989、24,824
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 3,703、9,743、26,843
GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,518、9,207、23,689
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 2,988、6,789、20,260
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 2,528、6,776、17,005
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,449、6,852、20,453
Lenovo ThinkPad X1 Extreme(Core i7-8750H、GTX1050Ti Max-Q): 2,393、6,490、19,506
GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): –、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 1,797、5,230、14,052
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

次に3D Markです。ここでもゲーミングノートとしては過去最高水準のスコアになりました。ドスパラ GALLERIA GCR2070RNFとの比較ではTime SpyとFireStrikeでやや劣り、SkyDiverでは若干優る、という結果ですが、搭載GPUの性能を考慮すればここでも「妥当(スペック表から期待できる性能水準になっている)」と評価できます。

Lenovo Legion Y740(15) PC Mark

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参考:
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS ZenBook 14 UX434FL(Core i5-8265U、MX250):3,933
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 3,909
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8350U): 3,778
HP Spectre 13(Core i5-8265U): 3,766
HP ENVY X360 13(Ryzen 7 3700U): 3,728
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
HP ENVY x360 15(Ryzen 3500U): 3,617
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,546
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,491
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,399
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 3,353
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 3,341
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 3,199
HP Spectre Folio 13(Core i5-8200Y): 3,108

グラフィック性能だけでなく、表計算や画像加工、ビデオチャットなどのシミュレーションも行うPCの総合テスト、PC MarkではノートPCとして過去最高スコアをマークしました。このテストではGPUよりもむしろCPU性能が問われるのですが、Core i9-9980HKを搭載するASUS ZenBook Pro Duoを上回る数値になったのは素晴らしいと思います。

Lenovo Legion Y740(15) CDM
参考としてCrystal Disk Markのスコアも掲載しておきます。詳細な言及は控えますが、十分に高速なSSDが搭載されていると考えていいと思います。

5.まとめ

Lenovo Legion Y740(15)はLenovo直販サイトで販売中で、10月3日現在の価格は税込み173,052円から、となっています。この製品はCPUにCore i7-9750Hを、GPUは最低でもGeForce RTX2060を搭載していますので、中級・上級ゲーマーでも不満なくゲームプレイが楽しめると思います。ディスプレイのリフレッシュレートも高いですしね。個人的には最低構成のRAMが8GBなので、これを16GBにカスタマイズすれば十分かと思います。

レビューを終えてみて、やはり独創的な筐体デザインのインパクトというのが非常に大きいと感じました。また、デザインだけでなく筐体の質感も十分に価格に見合ったものになっていると評価しています。パフォーマンスの面でも各種ベンチマークスコアが示す通り、スペック表から想定される性能はしっかりクリアしていますので、見掛け倒し、ということもありません。

個人的にはこの製品は読者の皆さんにおすすめできると思っています。ただ、筐体デザインでは好き嫌いがわかれるはずなので、この点は読者のみなさんのご判断次第か、と思います。

6.関連リンク(Lenovo)

Legion Y740(15)

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