
HPがノートPC「OmniBook 3 14-hz」を発売しました。先日「OmniBook 3 14-hy/hw」という、AMD CPUを搭載する製品をご紹介しましたが、この「hz」はCPUにSnapdragon Xを搭載するARM版Windows機です。CPUを除く基本仕様は「hy/hw」とほぼ同じですが、こちらは「Copilot+ PC」です。
OmniBook 3 14-hy/hwの製品紹介記事はこちらです。
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1. スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home |
| CPU | Snapdragon X X1-26-100 |
| RAM | 16GB (LPDDR5x-8448 MT/s) ※オンボード |
| ストレージ | 512GB SSD (PCIe Gen4 NVMe M.2) |
| ディスプレイ | 14.0インチIPS (1,920×1,200) |
| 無線通信 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
| ポート類 | USB Type-C (10Gbps、PD/DP対応)×2 USB Type-A (5Gbps)×2 HDMI 2.1、オーディオジャック |
| Webカメラ | 1,080p、顔認証対応 |
| バッテリー | 最大45時間 |
| サイズ | 315×226×14.8 mm |
| 重量 | 約1.42 kg |
2. OS/CPU/RAM/SSD
OmniBook 3 14-hzは単一バリエーションの製品です (6月1日現在)。OSはWindows 11 Home、CPUはSnapdragon X X1-26-100ですが、OmniBook 3 14-hy/hwの搭載CPUとの性能差を見てみましょう。

Passmarkが公表しているベンチマークスコアです。AMD版のhy/hwとの比較ではRyzen 5 40を上回り、Ryzen 5 230には及ばないスコアになっています。最新型番のSnapdragon X2シリーズではない、前世代の型番なので、CPU性能はそこまで高くはありません。しかし、NPU性能は45TOPSと高く、Copilot+ PCの性能要件をしっかり満たしていますので、Windows スタジオエフェクトやリコールといった、Copilot+ PC向けのオンデバイスAI機能が使えます。
RAMは16GB/SSDは512GBです。RAMはオンボードメモリのため、購入後の増設や換装はできません。
3. ディスプレイ

ディスプレイは14インチのIPS液晶、解像度はWUXGA (1,920×1,200)です。色域は「62.5% sRGB」と開示されていますが、これは「おおむね45%NTSC相当」と言えます。つまり、発色品質は「普通 (並レベル)」ですね。ディスプレイの仕様はAMD版のhy/hwと全く同じです。
4. 筐体

筐体については「再生プラスチックなどを随所に使用した、環境負荷の少ないサステナブル・デザイン」という説明がありました。筐体色は「グレイシャーシルバー」といいます。hy/hwは「マイカシルバー」という濃いグレーですが、hzのほうは「ノートパソコンらしい色」と言えるんじゃないでしょうか。また、この筐体はHP独自の厳しい品質テストをクリアしています。

キーレイアウトの図があり、「日本語配列」とのみ開示されていました。この画像を見る限り、キーボードバックライトもついているようです (画像のF10のところにバックライトのアイコンがあります)。

側面と入出力ポートの構成です。USBポートは合計で4つ、うち2つがUSB Type-Cポートで転送速度10Gbps (USB 3.2 Gen 2規格)、映像出力とUSB PDに対応しています。USB Type-Aポートも2つ、転送速度5Gbps (USB 3.2 Gen 1規格)で、このほかHDMIとイヤホンジャックがあります。
5. 価格など
HP OmniBook 3 14-hzはHP公式オンラインストアで販売中です。6月1日現在の価格は179,880円です。
Snapdragon搭載機に対する偏見がほぼ解消したウインタブですが、それでも一部に動作しないアプリが存在するというのも事実です。一般的なビジネス利用とか学習用であればアプリの互換性にあまり不安を感じる必要はないと思いますが、特殊な業務用アプリを使う必要のある人は、念のためソフトウェア開発元に問い合わせなどをされるのがいいと思います。
Snapdragon搭載のWindows PCはLenovoやASUSなどで20万円を下回る価格で販売されていますので、購入にあたっては他社製品とよく比較検討されるといいでしょう。
6. 関連リンク
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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