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今回は中国メーカー「Oukitel」の最新モデル「K8」を紹介します。この製品のCPUはMT6750Tで、従来のウインタブでは「ミドルスペック」と説明していた（他のサイトさんだとエントリースペックとなっているケースが多いです）のですが、最近は200ドルを切る価格でHelio P23を搭載する製品も出てきていますし、2018年現在だと「エントリークラス」と表現したほうが適切な気がします。この「K8」はディスプレイ品質やカメラ、そしてバッテリー容量など、トータルで見ると、とてもバランスが良く、使い勝手の良さそうなスマホです。
1.スペック
OSはAndroid 8.0、CPUは冒頭に書いたとおりMT6750Tです。ベンチマークスコアなどはあまり高くないのですが、Android機としての基本操作には全然問題がなく、SNSやWebブラウジング、動画視聴などの用途も快適にこなせます。ただ、ゲームに関してはうまく動かないものもあるでしょう。最新の、グラフィックに凝ったアクション系のゲームだと厳しいと思います。ただし、パズルゲームのようなライトなものであれば問題はないはず。
RAMは4GB、ストレージは64GBありますので、上位機種と比べても遜色がありません。また、ディスプレイは6インチと大型でアスペクト比18:9の縦長タイプ、解像度もFHD+となりますので、これまた上記機種に劣りません。でも、ここのところ勢いづいているノッチ（切り欠き）ディスプレイではないです。
入出力ポートはレガシーな規格です。microUSBポートにオーディオジャックが温存されます。手持ちのモバイルバッテリーやイヤホンがそのまま使えますので、Type-Cポートだったり、イヤホンジャックが廃止されている構造よりもこっちのほうがいい、という人も多いでしょう。
カメラはイン側が5MP、アウト側が13MP+2MPのデュアルレンズです。ハイスペック機と比べてしまうと少々見劣りしますが、価格なりと言っていいと思います。特にアウトカメラはある程度画質にも期待できそうですよね。
最近の中華スマホでは「お約束」になりつつある顔認証にも対応します。もちろん指紋認証にも対応していますので、「ダブル生体認証」が可能です。
バッテリーは5,000 mAhの大容量です。最近の中華スマホだと10,000 mAhを越えるバッテリー容量の製品が続々と登場していますので、5,000 mAhだともはや「大したことない」という印象ですが、実際のところ、このくらいの容量があれば十分なんじゃね？という気はします。普通に使っているぶんにはこれで終日バッテリー切れの心配はしなくていいんじゃないでしょうか？
ただし、サイズはちょっと大きいですね。タテ・ヨコに関しては決して大きいわけではありませんが、厚さが1センチを越え、重量は200 gを越えます。バッテリー容量が大きめであることが要因だと思いますが、アウトドアスマホではない製品としてはかなりの重量級ということになると思います。
2.筐体
筐体色は「スペースグレー」の1色のみです。素材は不明ですが、フレーム部分は金属製で、おそらく背面はプラスティック製だろうと思います。特に凝ったデザインというわけではなく、むしろ「プレーン」な感じがしますね。
ポートは上に書いたとおり、トラディショナルなmicroUSB+オーディオジャックという構成です。また、下面にスピーカー穴がありますが、この製品はステレオスピーカーではなく右側の穴のみがスピーカー（モノラルスピーカー）です。
ディスプレイガラスと背面は2.5D曲面になっていて、とても美しい仕上がりに見えますね。あくまで画像だけで判断してますけど。
3.価格など
OUKITEL K8は中国の通販サイト「Banggood」でプレセール中で、8月20日現在の価格は127.99ドル（14,427円）です。通常価格が159.99ドルなので、かなりお買い得な価格設定になっています。
CPU性能に着目すると、それほど高性能とは言えないんですが、RAMやストレージの容量、ディスプレイ品質、カメラ性能、そしてバッテリー容量など、全体的なスペックとしては決して悪くないといいますか、普段使いのスマホとして十分な実力があるのではないか、と思います。
また、デザインに関しても悪く言えば没個性ですが、保守的で飽きのこないデザインと言うこともできそうです。スマホマニアの人には物足りないかもしれませんが、実用品としては素晴らしい製品だと思います。
4.関連リンク（Banggood）
OUKITEL K8：Banggood