英国メーカーのNothingがスマートフォン「CMF Phone 1」を国内で発売します。この製品については7月8日に製品紹介記事を掲載していますが、その時点では「日本発売は未定」とのことでした。とはいえ、日本語のWebページも出来ていましたし、日本発売の可能性は高いもの、と思っていましたが、いよいよ正式に発売されます。スペックの割に価格がリーズナブルで、Nothingらしい個性的なデザインが魅力の製品です
CMF Phone 1の詳細についてはこちらの記事をご参照下さい。この記事では主に国内版の仕様と価格についてご説明します。
CMF Phone 1 - Nothingのサブブランド、良スペックで個性的、低価格な5Gスマホを発表!…ただし日本発売は未定…
1.製品概要
スペック表
CMF Phone 1 | |
OS | Nothing OS 2.6 (Android 14ベース) |
SoC | MediaTek Dimensity 7300 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,400 x 1,080)120Hz |
LTEバンド | 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 LTE:B1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/40/41/66 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン16MP/アウト50MP + ポートレートセンサー |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 164 x 77 x 8-9 mm |
重量 | 197-202 g |
国内版バリエーションモデル
・8GB/128GB
・8GB/256GB
※8GB/128GBはIIJmioにて販売。IIJmioではイヤホン(CMF Buds)付属
※8GB/256GBはNothing公式サイトにて販売。公式サイトではスペアのケース(バックカバー)付属
コメント
OSはAndroid 14ベースの独自UI「Nothing OS 2.6」で「2年間のAndroidメジャーアップデート、3年間のセキュリティアップデートに対応」します。SoCのDimensity 7300は5G通信に対応、Antutuスコアは673,000点(メーカー公表値)をマークします。また、ディスプレイは6.67インチの有機ELで解像度はFHD+、リフレッシュレートも120Hzと高速です。
CMF Phone 1はミッドレンジスマートフォンとして充実したスペックになっていますが、それだけではなく、Nothingらしい遊び心が感じられる筐体を備えています。このようにケース(というか背面パネル)を自分で交換できます。
ケースは全4色。日本仕様では購入時に「ブラック、オレンジ、ライトグリーン」の3色を選べ、公式サイトで8GB/256GBモデルを購入する場合はスペアのケース「ブルー、ライトグリーン」から1つを選べます。メーカーによるとケース素材感は「ブラックとライトグリーンでは、ケースに直接独特なテクスチャが施されています。ブルーとオレンジではエレガントなヴィーガンレザーの層がケースの表面に埋め込まれています」とのことです。…このあたりは実物を見てみたいですね…。
あと、アクセサリも豊富で、かつ遊び心があります。背面の左下にある丸い突起(アクセサリポイント)のカバーのネジを外して、スタンドやカードホルダー、ネックストラップが装着できます。これらのアクセサリ類の価格は9月26日現在だとわかっていません。
2.価格など
CMG Phone 1はNothing公式サイト(8GB/256GB)とIIJmio(8GB/128GB)で10月1日に発売されます。8GB/256GBの価格は44,800円(スペアのケース1つ付属)、8GB/128GBの価格は39,800円(CMF Buds付属。回線割引を含まない価格)です。なお、Nothing公式サイトでは9月27日午前10時より予約販売開始とのことです。
スペックにこだわる(SoCの型番にこだわる、あるいはベンチマークスコアにこだわる)わけではなく、どうしても特定のゲームを快適にプレイしたいというわけでもない方には非常に魅力的な製品特性と価格だと思います。
3.関連リンク
CMF Phone 1 Bundle:Nothing
Nothing CMF Phone 1 【IIJ限定】発売記念BOX:IIJmio
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント
バンド構成がどのキャリアを意識しているのか…
背面変えられるのだからおサイフケータイカバーとか出せばいいのに。
なんと残念なバンド構成…。