QWERKYWRITER － レトロなキーボード、ひとつほしいけど、実用品としては？

今回紹介する「QWERKYWRITER（QW-TYPEKB01-BK）」は決しておもちゃではなく、本物のキーボードですし、トップ画像を見ていただければわかると思いますがタブレットでの利用も考慮されています。なので、記事タイトルにある「実用品としては？」というのはある意味おかしな表現です。とりあえず、どんな製品なのか説明しますね。

スペック表によれば、このキーボードは「83キー英語配列」のBluetoothキーボードで、Windowsはもちろん、iOSやAndroidともペアリング可能です。つまり、見た目と裏腹に「（英語配列というのは少しクセがありますが）ごく普通」の製品ですね。

でもキーピッチ16 mmというのは明らかに狭いですし、逆にキーストローク4 mmというのはデスクトップ用のフルキーボードと同じかむしろ深めです。ウインタブで試用してきたノートPCとか外付けキーボードで、こんな変わったスペックの製品はありませんでした。

この製品は青軸のメカニカルキーボードです。なので、（さすがに私も使ったことないですけど）英文タイプライターほどじゃないにせよ、キーストロークは深くなりますね。もちろん打鍵感もいいんでしょうけど、そうすると16 mmというキーピッチが…。

筐体の主要部分はアルミ素材です。見た目とかわらない高い質感であることが期待されます。また、画像にある銀色のレバー（リターンバー）は飾りじゃなくて、ENTERキーとして割り当てることもできますし、最大5文字まで記憶することができます。なんかいいっすね、このレバーがENTERキーになるのって。

レトロデザインとはいえ、Bluetoothキーボードなので、背面には現代の香りがありますw

タブレットスタンド部分です。厚さ12.7 mmまで使用可、ということは、ほとんどのWindowsタブレットで使える、ということですね。

見れば見るほど物欲をそそられるデザインですね。欲しくなってしまった人も多いでしょう。

では、思わず記事タイトルに「実用品としては？」と書いてしまった理由です。この製品、ジャストシステムの直販サイト「Just My Shop」で販売されていて、会員価格が税込み54,799円っす。ちなみにメーカー（米国　QWERKYTOYS.INC社の正規代理店、フリーウェイ株式会社）設定価格はオープンで、想定販売価格は税込み59,800円です。

このキーボードが欲しくなって、いくらまで払えるか、というのは人それぞれですけど、実用品として購入する（あんまりそういう人はいないでしょうけど）にはかなり高価であると思います。素晴らしいレトロデザイン、かつ非常に凝った構造であることは間違いありませんが、私はモバイル用キーボードで5万円以上する製品は見たことがありません。またモバイル用ということではなしに、価格ドットコムで「5万円以上のキーボード」を検索してみたら一つしか該当製品がありませんでした。もちろん探せば高額なキーボードは見つかると思いますけど、一般ユーザーには現実的な価格じゃありません。

なので、第一印象からして明らかでしたが、工芸品的な価値を見いだせるようでないとこのキーボードは購入できないでしょうね。欲しいですけど。

関連リンク

レトロタイプBluetoothキーボード：フリーウェイ株式会社
レトロタイプBluetoothキーボード QWERKYWRITER：Just My Shop