DELL XPS 14（9440）－ ディスプレイサイズが14.5インチでCore Ultra搭載、GeForce RTX4050も選べる高性能ノート

DELLがノートPC「XPS 14（9440）」を国内発売しました。DELLのノートPC上位ブランド「XPSシリーズ」は従来ディスプレイサイズが「13（13.4）インチ」「15（15.6）インチ」「17インチ」の3種類でしたが、1月に開催されたCES 2024では「13（13.4）インチ」「14（14.5）インチ」「16（16.3）インチ」の3種類が発表されています。今回ご紹介するXPS 14は14.5インチサイズですが、モバイルノートというのはちょっと重く、CPUにCore Ultraを搭載、外部GPU・GeForce RTX4050の搭載も可能な高性能マシンです。

1.スペック

スペック表

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XPS 14はDELL製品ページで注文時に自由度の高いカスタマイズが可能です。CPUはCore Ultra 7 155Hのみが設定され、外部GPUにGeForce RTX4050の搭載が可能です。RAMは16GB/32GB/64GBを選べますが、64GBはRTX4050選択時のみとなります。SSDは最低512GBから最大なんと4TBまで選べます。

ディスプレイの選択肢は2つ。14.5インチのIPS液晶、WUXGA（FHD）解像度と3.2K有機EL・タッチ対応ディスプレイで、リフレッシュレートはどちらも120Hzと高速です。

このようにシステムスペックは非常に高く、クリエイターノート、あるいは（カジュアル）ゲーミングノート、という感じですね。

2.筐体

XPSシリーズはデザインが共通です。「フレームレス」を謳う極細のベゼルやアルミ削り出し（CNC加工）の高質感な筐体はXPS13と同じ。また、天板はXPS共通というよりは「DELL共通」のシンプルなデザインです。

パームレストとタッチパッドがシームレスな、特徴あるデザインのキーボード面もXPS 13と同じですが、サイズが少し大きくなっているぶん、両サイドにスピーカーグリルが取り付けられています。

で、サイズなんですけど、タテ・ヨコ・厚さはコンパクトになっているものの、筐体重量が最低1.69 kg、最大1.8 kgと（モバイルノートとして見ると）重いです。また、最低重量と最大重量の幅が結構ありますが、どの構成にすれば重くなるのかがよくわかりません。いずれにせよ、XPS 13（1.2 kg弱）とはかなりの重量差があり、毎日バッグに入れて持ち歩くのはちょっと辛いでしょうね。

側面と入出力ポートの構成です。USB Type-C（Thunderbolt 4）が3つ、しかしUSB Type-Aポートはなし、という構成ですが、「USB Type-C – USB Type-A」と「USB Type-C – HDMI 2.0」のアダプターが同梱されます。また、microSDカードリーダーとイヤホンジャックも装備され、XPS 13ほど尖った仕様ではありません。

筐体色はこれまで掲載してきたプラチナシルバーのほか、グラファイトが選べます。

3.価格など

DELL XPS 14（9440）はDELL公式サイトで販売中で、1月21日現在の価格は275,980円からです。ちなみに「RTX4050/RAM32GB/1TB SSD/3.2K有機ELディスプレイ」という構成にすると404,980円になりました。

14.5インチというサイズの製品は数が少ないですが、レノボのYoga Pro 7iなど、「他にないわけではない」です。また、この製品よりもちょっと小さい14インチということなら多数の製品が見つかります。

XPS 14はシステムスペックが非常に高く、サイズもコンパクト、しかし重量に関してはモバイルノートとして見るには少々重い、という製品ですが、これを「ちょうどいい」と見るか「中途半端」と見るか、人それぞれのご判断になるでしょうね。

4.関連リンク

New XPS 14 9440：DELL