DELLが人気機種「XPS 13」をリニューアルしました。ビジネス系ノートとしてはDELLの最上位ブランドとなる「XPSシリーズ」の13.4インチモバイルノートです。従来モデルからの変更点はなんといっても「CPUがCore Ultraになった」ということですね。また、従来モデルでは「XPS 13 Plus」という名称でしたが、このニューモデルから「Plus」が取れ、「XPS 13」となりました。
なお、この製品の筐体は従来モデルからほぼ変わっていません。ウインタブでは旧モデル(第12世代CPU搭載)の実機レビューをしていますので、筐体の外観や使用感についてはこちらのレビュー記事をご覧ください。
DELL XPS 13 Plus(9320)実機レビュー - デザインで決めてもよし、筐体品質で決めてもよし、パフォーマンスで決めてもよし!DELLのハイエンドモバイルノート
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XPS 13ノートパソコン(9340) (2024年2月20日発売)
1.概要
スペック表
XPS 13(9340) | |
OS | Windows11 Home/Pro |
CPU | Intel Core Ultra 5 125H / Core Ultra 7 155H |
GPU | なし |
RAM | 16GB/32GB/64GB(LPDDR5x) |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB SSD(M.2 PCIe NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.4インチ(1,920 × 1,200)120Hz 13.4インチ(2,560 x 1,600)120Hz,タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi7(a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2 |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 55 WHr |
サイズ | 295.3 × 199.1 × 14.8-15.3 mm |
重量 | 1.17 kg-1.19 kg |
コメント
XPS 13の製品ページではOSやCPU、RAM、SSD容量などを細かくカスタマイズできます。CPUはCore Ultra 5 125H/Core Ultra 7 155Hが選択可能、RAMは最大64GBまで、SSDも最大2TBという大容量の設定があります。ただし、CPUの型番によってRAMの選択可能容量に制約があり、Core Ultra 5の場合は16GBしか選べません。SSDはCPUの型番によらず512GBから2TBまでを選べます。
ディスプレイは2月20日現在だとスペック表の2種類のみ。従来モデルに設定のあった3.5Kの有機ELや4Kディスプレイはありません。おそらく近日中に有機ELや高解像度ディスプレイも選択できるようになると思います。
通信まわりではハードウェア的にはWi-Fi7に対応するようになりました。ただし日本国内でWi-Fi7が認可されたのがつい最近なので、当初のファームウェアではWi-Fi7が使えない可能性もあります(その場合はOTAアップデートで対応可能になると思います)。
また、Webカメラも従来モデルでは720p(HD解像度)でしたが、ニューモデルでは1080p(FHD解像度)となりました。
XPS 13は「フレームレス」を謳う、極細のベゼルとアルミ削り出し(CNC加工)の、極めて美しく、高い質感の筐体を備えています。従来モデルから筐体は変わっていませんが、依然として「最も美しいノートPC」のひとつだと思いますね。
この画像は旧モデルをレビューした際に撮影したものです。XPS 13のキーボードはかなり個性的で、タッチパッドとパームレストがシームレスになっています。また、最上段のファンクションキーもセンサータイプです。
側面とポート配置です。XPS 13は従来モデルから「かなり思い切った」ポート構成になっていて、「USB Type-C(Thunderbolt 4)が2つだけ」です。旧モデルのレビューの際には「USB Type-C(オス)- USB Type-A(メス)の変換プラグ」および「USB Type-C – 3.5 mmイヤホンジャックのアダプター」が同梱物に含まれていて、おそらくニューモデルでも同様に付属するものと思いますが、個人的には「これじゃ使いにくい」とは思います。
筐体色はこれまで掲載してきた「プラチナシルバー」と「グラファイト(グレー)」が選べます。
2.価格など
DELL XPS 13(9340)はDELL公式サイトで販売中で、2月20日現在の価格は229,980円から、となっています。もともと従来モデル(XPS 13 Plus)の頃から他社の同等スペックの製品よりもワンランク上の価格設定で、プレミアムPC、という感じでしたが、このニューモデルでもHP Spectre x360 14-eu(HPのプレミアムモバイル2 in 1でCore Ultra搭載)などよりも高価です(2月20日現在の実売価格ベース)。ただ、この製品の「美しさ」にピンときたら買いでいいんじゃないかと思います。