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ASUS ZenBook Pro 15 - なんとタッチパッドがサブディスプレイに!独創的な15.6インチ高性能ノートPC

ASUS ZenBook Pro 15
ASUSが独創的な機能を持つ15.6インチノートPC「ZenBook Pro 15」を発表しました。どこが独創的なのか、というのはトップ画像を見ていただければわかると思います。これね、製品情報を一通り確認したんですが、使い勝手のほうは未知数ですね。私はうまくイメージできません。ただ、こういう製品をリリースするASUSの技術力とチャレンジ精神は高く評価されるべきものだと思います。

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1.スペック

ASUS ZenBook Pro 15
ASUS Shopを見ると、6月21日現在この製品には3つのバリエーションがあります。主要スペックと価格は下記のとおりです。

UX580GE:Win 10 Pro/Core i9/GTX1050Ti/1TB PCIe SSD/4K DP:377,784円
UX580GD:Win 10 Pro/Core i7/GTX1050/512GB PCIe SSD/4K DP:269,784円
UX550GD:Win 10 Home/Core i7/GTX1050/512GB SATA SSD/FHD DP:215,784円
※PCIe SSDとはPCI Express 3.0 x4接続
※SATAとはSATA3接続

このうち、「独創的なタッチパッド」がついているのは上の2機種で、一番下のUX550GDは普通のタッチパッドとなりますのでご注意ください。よく見ると、タッチパッドだけでなく、ディスプレイとかSSDの接続方式も異なっていますよね。

ということで、申し訳ありませんが、ここから先は上の2機種をメインに紹介していきます。

上位モデルのCPUはなんとCore i9です。ゲーミングノートではDELLの宇宙最強(ALIENWARE)などごく一部の製品に搭載されていますが、非ゲーミングでCore i9を搭載する製品は初めて見ました。また、下位モデルでもCoffee Lake世代のCore i7-8750Hが搭載されていますので、CPUに関しては極めて高性能なものが採用されていると言えます。

一方でGPUは上位モデルでもGTX1050Ti、下位モデルはGTX1050にとどまります。もちろんGPUを搭載しているだけでパフォーマンスは劇的に向上しますが、「Core i9にGTX1050Ti」というのはある意味新鮮です。ゲーミングノートであればちょっと考えにくい組み合わせですね。もちろんGTX1050以上のGPUを搭載していればオンラインゲームなどをプレイすることはできますが、例えばALIENWARE 17だとCore i9に組み合わされるGPUはGTX1070かGTX1080となります。ただ、この製品はゲーミングノートではない(いやゲームにも使えますけどね)ので、これでバランスが取れているのかもしれません。そこのところはよくわかりません。

ディスプレイは上位の2モデルは4Kのタッチ対応となります。また、ディスプレイの話が出たところで説明しますと、

ASUS ZenBook Pro 15
この製品はタッチパッドがサブディスプレイとなります。主な用途は「Microsoft Officeに最適化された補助操作」「アプリランチャー」「ミュージックプレイヤー」「電卓」「カレンダー」「テンキー」となっています。このうち、電卓とかテンキーはなんとなく自分で操作しているところがイメージできますし、私はウインタブの記事を書きながら電卓アプリを使うことが多いので、「便利そう」って思えますが、「Officeのよく使う機能をサブディスプレイで」というのはあまり使い方がイメージできません。Officeはタッチ操作にも対応し、タブレットなどでも使えるように機能改善がなされていますが、やはりマウス操作のほうがなじみがありますし、実際私はほとんどの場合マウスでOfficeの各操作を行っています。ただ、このサブディスプレイに慣れて、うまく操作できるようになったら、作業が大幅に効率化するのかもしれないですね。

また、操作補助だけでなく、本物のサブディスプレイというか、拡張ディスプレイとしても使えます。なので、例えばメインのディスプレイで作業をしながらサブディスプレイでTwitterのタイムラインを表示させるとかいった使い方も可能です。

それと、メインディスプレイはASUSペンが使えます。筆圧にも対応するはずですが、詳細な機能は不明です。

入出力ポートは15.6インチらしく、割と充実しています。USBは合計4つ(うち2つはThunderbolt 3)で、HDMIもありますね。Thunderbolt 3があるので、映像出力系は複数確保されているということになります。またスペック表にはありませんが、スピーカーはハーマン・カードンとなりますので、音質面でもかなり期待ができそうです。

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サイズのほうは15.6インチとしてはやや小さめな部類です。厚さは18.9 mm、重量も2 kgほどですから、ウインタブとしてはモバイル利用には向かない(だいたい1.5 kgくらいを目安としています)ということになりますが、元気のいい人なら持ち歩くのも苦痛ではないかもしれないですね。

2.筐体

ASUS ZenBook Pro 15
横幅365 mmというのは15.6インチのノートPCとしては小さいほうです。そのためベゼル幅も細く、デザインも美しいと感じますね。もっとも価格が価格なんで、ダサいデザインにされても困りますけど。

ASUS ZenBook Pro 15
背面にはZenBookのシンボルとも言えるスピンメタル加工が施されます。筐体素材はおそらくメタル(金属)で、画像を見るとエッジ部分にダイヤモンドカット加工が施されているのもわかります。

また、筐体色は先に紹介した「ZenBook S」と同様、ロイヤルブルーよりもかなり濃いブルー(あるいはブラック)のようです。

ASUS ZenBook Pro 15
すみません、キーボードの画像がこれしかなかったもので…。もともとこの画像は「Fキーを押すとディスプレイ輝度や音量などの調整ができます。普通にFキーを使いたい場合はFnキーと同時押しね」という説明に使われていたものなので、一部のキーがハイライトされています。

この製品は15.6インチですがテンキーはありません。テンキーはサブディスプレイの機能を使いなさい、ということでしょうか。また、この画像は英語配列になっていますが、日本向けには「92キー日本語キーボード(バックライトつき)」となります。ところで、私はほとんどタッチパッドを使わないのですが、この製品の場合、タッチパッドを常用している人は「タッチパッドとして使うか、サブディスプレイとして使うか」悩んでしまうのでは?と少し心配になります。

ASUS ZenBook Pro 15
側面(画像左側が右側面、右側が左側面)とポート配置です。薄型の筐体ですが、右側面にはしっかりフルサイズ(Type-A)USBポートがありますね。あと、SDスロットがmicro規格になっています。

3.価格など

ASUS ASUS ZenBook Pro 15は7月中旬以降の発売予定で、ASUS Shopではすでに予約注文を受け付けています。上のほうにも書きましたが、6月21日現在の価格は下記のとおりです。

UX580GE:Win 10 Pro/Core i9/GTX1050Ti/1TB PCIe SSD/4K DP:377,784円
UX580GD:Win 10 Pro/Core i7/GTX1050/512GB PCIe SSD/4K DP:269,784円
UX550GD:Win 10 Home/Core i7/GTX1050/512GB SATA SSD/FHD DP:215,784円

やっぱりCore i9モデルはぶっちぎりで高価ですね。一方で真ん中のモデルはシステム構成と独創的なサブディスプレイが装備されている割にはそんなに高くないかもしれません。

この製品のセールスポイントはもちろん「タッチパッド兼サブディスプレイ」ですが、CPU性能が高く、GeForceも搭載する高性能マシンで、ディスプレイも4Kとなっていますので、「独創的な部分」だけでなく、15.6インチのノートPCとして非常に魅力的だと思います。この製品がツボにハマるという人も少なくないと思いますので、夏のボーナスから予算を確保しておいてもいいかもしれないですね。

4.関連リンク

ZenBook Pro 15
※最も低価格なUX550GDにはサブディスプレイはつきません。ご注意ください。

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コメント

  1. 匿名 より:

    例のプロジェクトTiger Rapidsで生まれたASUSの方ですね
    目を惹くのはそりゃLenovoの方だと思うけど
    コンシューマに落とし込むとASUSの方がいいかなぁ

    ScreenPadの仕組みも面白いし、実現するために常時1050Ti配下に置かれてるのも面白い
    Tiger Rapidsには他社も取り組んでいるので
    今後2画面ハードウェアを作る際のキモになる障壁
    ここら辺は積極的に技術を共有して欲しいですね

  2. 匿名 より:

    昔シャープから出てたPC-NJ70Aを思い出しました・・