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ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA レビュー - ハイスペックで薄型・超軽量なモバイルノート、ディスプレイも高精細な有機ELです

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA
ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MAの実機レビューです。13.3インチのディスプレイを搭載し、厚さ11.8 mm(最厚部)、重さ1キロと薄型超軽量でCPUやディスプレイのスペックも高い、ハイエンドクラスのモバイルノートです。

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ここがおすすめ
・最新CPU、Core Ultra 7 155Uを搭載、RAM/SSDも大容量
・高精細な有機ELディスプレイの発色品質は圧倒的
・最厚部11.8 mm、重さ1 kgの薄型軽量筐体
・見た目によらず頑丈でしっかり感のある筐体
ここはイマイチ
・ディスプレイがグレア(光沢)タイプなので、映り込みは大きめ
・スペックがいいだけにお値段お高め
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Zenbook S 13 OLED UX5304MAicon:ASUS Store
Zenbook S 13 OLED UX5304シリーズicon:ASUS Store

1.製品概要

スペック表

  Zenbook S 13 OLED UX5304MA
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core Ultra 7 155U
外部GPU なし
RAM 32GB(LPDDR5X-7467, オンボード)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0 x4接続、NVMe/M.2)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3インチOLED (2,880 x 1,800) 60Hz
ネットワーク Wi-Fi6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB3.2 Gen2 Type-A、HDMI、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(207万画素)顔認証対応
バッテリー 63Wh(動画再生 約9.9時間)
サイズ 296.2 × 216.3 × 10.9~11.8 mm
重量 1.0 kg

バリエーションモデル

2023年モデルに「ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA」がありますが、CPUにCore Ultraを搭載する「UX5304MA」は上記スペック表の単一バリエーションです。

コメント

搭載CPUはCore Ultra 7 155「U」で、他社の新製品でよく見かけるCore Ultra 7 155「H」とは異なります。「U」のほうがPBPが小さく(Uは15W、Hは28W)コア数/スレッド数も異なり、155Hの14コア22スレッドに対し、155Uは10コア14スレッドです。ただし、AI処理チップのNPUは155Uも搭載しています。また、内蔵GPUも異なります。「H」がIntel Arcを搭載するのに対し、「U」はIntel Graphics(第13世代CPUのIntel Iris Xeの後継名称)なので、全体的にパフォーマンスはHよりもやや低めです(このあとベンチマークスコアをもとにご説明します)。

ただし、Core Ultra 7 155Uは第13世代のCore i7-1355Uよりはずっと高性能ですし、超軽量モバイルノートという製品特性上、省電力性の高い「U」型番が採用されたのは妥当と言えます。

RAMとSSDはモバイルノートとしては大容量で、32GB/1TBです。なお、この製品のRAMはオンボードなので、購入後の増設・換装はできません。また、ディスプレイも13.3インチで解像度は2,880 × 1,800(アスペクト比16:10)と高く、ASUSが他社に先駆けて積極採用している有機ELパネルです(ASUS Lumina OLEDディスプレイと言います)。ただし、リフレッシュレートは60Hzにとどまります。

Zenbook S 13 OLED UX5304MAは筐体が薄型・軽量なのが魅力です。これまでご説明してきた通り、新しく、高いスペックであるにも関わらず最厚部で11.8 mm、そして重量も1.0 kgと、毎日バッグに入れて持ち歩いても苦になりません。

2.外観と使用感

ACアダプター

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA ACアダプター
ACアダプターと電源ケーブルです。ACアダプターは65W出力で、先端(プラグ)の交換が可能です。レビュー機にはもちろん日本のコンセント形状に合うものがついていましたが、海外プラグに変更したり、オプションで購入することができると思われます(レビュー記事執筆時点で他国用のプラグ単品販売はないようです。詳しくはASUSにお問い合わせください)。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA ACアダプター
このACアダプターはノートPC用としては「驚異的に小さい」です!電源ケーブル込みの重量は179 gでした。

天板と底面

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA 天板
天板です。筐体はリサイクルアルミニウムが主体でキーボード部分はマグネシウムアルミニウム合金です。天板にはASUSの「A」をモチーフにした模様が入っています。UX5304MA(Core Ultra搭載モデル)の筐体色は「ポンダーブルー」のみです。

また、この筐体は一見すると非常に薄くて頼りないように感じられますが、MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠しており、実機を手にしてみると剛性感が高く、非常にしっかりしていると感じました。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA 底面
底面です。通気口のみで何もないようですが、

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA スピーカー
両サイドにスピーカーがついています。

側面

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA 前面

前面

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA 背面

背面

前面と背面です。ともにポート類やボタン類はありません。背面の両サイドに突起がついていますが、Zenbook S 13 OLED UX5304MAはエルゴリフトヒンジ構造(リフトアップヒンジ構造、後述します)のため、この特記が筐体保護の役割を果たします。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA 左側面
左側面です。薄いですよねー。画像左からHDMI、USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、LEDインジケーターです。Zenbook S 13 OLED UX5304MAは2つのThunderbolt 4ポートのいずれか(どちらでも大丈夫です)で充電/給電します。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA 右側面
右側面です。画像左からLEDインジケーター、イヤホンジャック、USB Type-Aポートがあります。13.3インチサイズの薄型軽量モバイルノートとしては十分なポート構成だと思います。また、USBポートは高速な規格(伝送速度40GbpsのThunderbolt 4が2つと10GbpsのGen2規格が1つ)です。

ディスプレイ

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA ディスプレイ
ディスプレイは有機ELパネルで解像度は2,880 x 1,800(アスペクト比16:10)と高精細、リフレッシュレートは60Hzですが、100%DCI-P3、VESA HDR True Black 600、PANTONE認証取得と、素晴らしい発色品質です。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA MyASUS

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ということで、ウインタブが「キレイです」といちいち説明する必要もないでしょう。また設定アプリ「MyASUS」で色域を「ネイティブ、sRGB、DCI-P3、Display P3」に切り替えることができます。色域やパターン(通常、ビビッド)を変更すると結構大きめに発色品質が変化するので、お好みに合わせていろいろと調整してみるといいでしょう。

他社に先んじて有機ELディスプレイを積極採用しているASUSだけに、ディスプレイの保護機能「ASUS OLED Care」もついています。まあ、以前のように簡単に画面が焼き付く心配はないのかもしれませんが、せっかくの高品質ディスプレイですから、この辺の機能については頭に入れておき、活用するほうがいいでしょうね。

ただし、ディスプレイは発色優先ということもあってか「グレア(光沢)タイプ」です。そのため、「映り込み」が大きめになっていますので、出先で使用するような場合は設置場所に少し気を使うことになると思います。

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キーボード

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA キーボード

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キーボードは「84キー日本語キーボード (イルミネートキーボード)」と開示されています。なお、ASUSの「イルミネートキーボード」というのは「バックライト搭載」という意味です。ノートPCのキー配列は多かれ少なかれクセがありますが、Zenbook S 13 OLED UX5304MAのキー配列は比較的素直でクセが小さいと思います。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA キーボード
キーピッチは19mmにやや足りないくらい(18.5から18.8 mmくらい)で、キートップ表面は目視確認した限りフラットです。上にも書きましたが、筐体の剛性感が高く、気持ちよくタイピングができます。打鍵音で「基本的に静音」です。ただし、エルゴリフトヒンジ構造により底面が浮いた状態になっているので、若干音が共鳴(?)して打鍵音が大きく感じられるときもありました。

タッチパッドも大型なので、タッチパッドを多用する人には使いやすいと思います。また、ペン入力でいう「パームリジェクション」になっていますので、タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れてもカーソルが動くようなことはありません。バックライトは輝度を3段階に調整できますが、キーの印字は比較的見やすいので暗い場所で使う場合に輝度を一番暗くして点灯させれば十分視認できます。

薄型軽量筐体であるにも関わらず、しっかり感があって非常に高く評価できるキーボードです。

筐体その他

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA エルゴリフトヒンジ
Zenbook S 13 OLED UX5304MAはエルゴリフトヒンジ構造になっています。ヒンジを開口すると天板の後部が接地し、筐体の後部がせり上がる構造で、キーボード面に適度な角度がつくのでタイピングがしやすくなり、また底面に空洞ができるため、冷却面の効果も期待できます。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA ヒンジ最大開口
ヒンジは「ほぼ180度」開口します。一人でPC作業する際には特にメリットはありませんが、ミーティングの際などに向かい側に座っている人と画面の共有がしやすくなります。

スピーカーの使用感

低音から高音までクリアに聞こえます。作業中にBGMを流すのには十分な音質だと思います。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA Dolby Access

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ただ、プリインストールされている音響アプリ「Dolby Access」をオンにすると音が「波打った感じ」になり、ちょっと言い過ぎかもしれませんが気持ちが悪くなります。で、Dolby Accessをオフにすると自然でクリアな音になります。素のスピーカー品質が高い、ということでしょうか、ウインタブとしてはちょっとめずらしい体験でした。この製品を購入されたらぜひDolby Accessのオン/オフを試してみくださいw

3.性能テスト

ベンチマークテスト

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA MyASUS

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ASUSのノートPCには「MyASUS」という設定アプリがインストールされています。機種によって機能は異なりますが、Zenbook S 13 OLED UX5304MAの場合、パフォーマンスの調整項目はほとんどなく、ファン風量を増加させて冷却性能を高める「パフォーマンスモード」というのがあります。そのため、ベンチマークテストはMyASUSのファンモードを「パフォーマンスモード」に、Windowsの電源モードを「最適なパフォーマンス」に、そしてレビュー機を電源接続した状態で実施しました。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA PC Mark

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表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。

参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(i9-13980HX、RTX4090):9,187
HP Victus 16(i7-13700HX、RTX4070):8,057
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403(Ryzen 7 8845HS、RTX4060):7,946
MSI Prestige 16 AI Studio B1V(Ultra 7 155H、RTX4060):7,298
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):6,654
Lenovo Yoga 7 Gen 8(Ryzen 5 7535U):6,021
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U)5,954
DELL Inspiron 14 5430(Core i7-1360P):5,929
DELL Inspiron 14 5435(Ryzen 7 7730U):5,915
HP Dragonfly G4(Core i7-1355U):5,774
DELL Inspiron 13 5330(Core i5-1340P):5,677
VAIO F14(Core i7-1355U):5,553
Lenovo ThinkPad X13 Gen 4(Core i7-1355U):5,452
MSI Modern 15 B13M(Core i5-1335U):5,419
HP Pavilion Aero 13(Ryzen 7 7735U):5,410

レビュー機が搭載するCPUはCore Ultra 7 155Uで、ウインタブでは過去データがありません。また、Core Ultraの過去データが1つのみで(対象となるMSI Prestige 16は外部GPU搭載機ですが、外部GPUを動作させずに測定したデータです)、Core Ultra 7 155H搭載機よりも低い数値となりましたが、第13世代のCore i7-1360P、Core i7-1355U搭載機を上回るスコアとなりました。

Core Ultra 7 155Hとのスコア差の要因は明白に「Digital Content Creation」のパートにあります(Prestige 16のDigital Content Creationのスコアは9,599)。Core Ultra 7 155Hの内蔵GPUはIntel Arc、Core Ultra 7 155UはIntel Graphics(第13世代で言うIris Xe)なので、内蔵GPUの性能差による影響が大きいものと思われます。

しかし、出来上がりのスコアは期待通りと言っていいでしょう。第13世代のCore i7よりも確実に高いスコアになっていますし、省電力性が重視されるモバイルノートとしてはこれで十分かな、と思います。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA 3D Mark
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。ゲーミングPCでは最も重要になるテストと言えますが、レビュー機は外部GPUを搭載しておらず、スコアは低めになります。

参考1(Core Ultra搭載機):
MSI Prestige 16 AI Studio B1V(Ultra 7 155H):3,959、8,363、29,843
HP Spectre x360 14-eu(Ultra 7 155H):3,924、8,338、24,476
※左からTime Spy、Fire Strike、Night Raidのスコア
※Prestige 16は外部GPUを動作させずに測定したもの

参考2(外部GPU非搭載のノートPC):
dynabook GZ/HW(Core i7-1360P):1,786、4,991、16,779
HP Dragonfly G4(Core i7-1355U):1,760、4,859、16,891
Lenovo ThinkPad X13 Gen 4(Core i7-1355U):1,658、4,709、14,122
Lenovo ThinkBook 15 Gen 5 (AMD) (Ryzen 5 7530U)1,281、3,137、13,730
※左からTime Spy、Fire Strike、Night Raidのスコア

グラフィック性能に関してはPC Markと同じ傾向が見られます。すなわち「第13世代のCore i7-1360PやCore i7-1355Uよりは明らかに高く、しかしCore Ultra 7 155H搭載機とは顕著な差があります。Core Ultra 7 155Hの内蔵GPUであるIntel Arcの性能の素晴らしさが目立ってしまいますねえ。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA CINEBENCH
続いてはCPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このテストではGPU(GeForceなど)の搭載有無は影響を受けないとされています。なお、CINEBENCH 2024についてもスコアを掲載していますが、まだサンプル数が少ないため、ここではコメントはいたしません。

参考1(Core Ultra搭載機):
MSI Prestige 16 AI Studio B1V(Ultra 7 155H):1,827、16,421
MSI Prestige 13 AI Evo A1M(Ultra 7 155H):1,752、12,184
HP Spectre x360 14-eu(Ultra 7 155H):1,751、11,738

参考2(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(i9-13980HX):2,149、30,358
Lenovo LOQ 16IRH8(i7-13620H):1,857、14,383
VAIO F14(i7-1355U):1,837、7,400
Lenovo Legion Pro 5i Gen 8(i7-13700HX):1,823、19,975
dynabook AZ/HV(i7-1260P):1,809、8,940
MSI Katana 15 B13V(i7-13620H):1,802、11,620
MSI Modern 14 C12M(i7-1255U):1,797、8,791
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):1,784、13,962
VAIO SX12(2022)(i7-1260P):1,769、9,334
MSI Prestige 13 Evo A12M(i7-1280P):1,667、9,514
MSI Stealth 15M B12U(i7-1280P):1,659、13,793
dynabook GZ/HV(i7-1260P):1,655、7,586
ASUS ROG Strix G15 G513RW(Ryzen 9 6900HX):1,580、14,830

CINEBENCH R23に関しては、はっきり言って第13世代のCore i7-1355UやCore i7-1360Pと大差ないスコアですね。また、マルチコアに関してはCore Ultra 7 155Hとは大きな差がつきました。

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA Crystal Disk Mark
SSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。「PCIe 4.0 x4接続」として最高レベルのスコアとは言えませんが、実用上で不満を感じることはまずない、非常に高速なデータの読み書きが可能です。

バッテリー駆動時間

設定アプリ「MyASUS」のファンモードを「ウィスパー」、Windows設定の電源モードを「トップクラスの電力効率」、キーボードバックライトを3段階中最も暗くして点灯させ、ディスプレイ輝度70%、音量30に設定して下記の作業をしてみました(くどくど書いていますが、ディスプレイと音量は別として、最も電力消費が小さくなるような設定にしている、ということです)。

・画像加工ソフトGIMPで簡単な画像加工を約60分
・ブラウザー上でYouTubeの動画視聴を約20分
・テキストエディタでテキスト入力を約20分

上記トータルで約100分使用し、この間のバッテリー消費は23%でした。単純計算だと1時間あたり13.8%のバッテリー消費、バッテリー駆動時間は7時間15分ほどになります。また、今回はディスプレイ輝度を70%にして作業しましたが、この製品のディスプレイは輝度が高いので、50%程度の輝度でも全く問題なく仕事ができますから、実際にはもっと長時間のバッテリー駆動が可能と思われます。

これ、相当に優秀です。ウインタブではこれまでCore Ultra搭載機で私が「MSI Prestige 16 AI Studio B1V」を、渋谷Hさんが「MSI Prestige 13 AI Evo A1M」「HP Spectre x360 14-eu」をレビューしていますが、今回私が試したような比較的低負荷な作業であればどの機種も良好な結果(バッテリーが長持ちする、という意味です)でした。

Core Ultraが採用している「タイル・アーキテクチャ」、非常にざっくり書くと「PコアとEコアを別タイルに置き、低負荷時にはPコアのあるタイルを動かさない」設計により、毎日のお仕事ではバッテリー消費量が明らかに小さくなっている、と考えていいと思います。

4.レビューまとめ

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MAはASUS Storeに製品ページがあり、3月25日現在の価格は239,800円ですが、間の悪いことに在庫切れです(発売直後の製品なのでおそらく近日中に在庫が復活するものと思います)。

239,800円というのはモバイルノートPCとしては高価な部類ですが、その理由を見出すのは非常に簡単なことかと思います。CPUは最新型番、RAMとSSDの容量も大きく、ディスプレイは高精細な有機ELで発色品質も抜群です。そして、個人的にここが一番すごいと思ったのが「筐体品質」ですね。超薄型・超軽量な筐体にも関わらず、手に取ってみると頑丈さが伝わってきます。私の見解ですが、筐体が頑丈だとキーボードの使用感が非常に良くなり、キーボードが気持ちいいとPC作業が楽しくなる、と思っています。

その意味でZenbook S 13 OLED UX5304MAはキレイな画面と使いやすいキーボードで気持ちよく作業ができ、息抜きでPCゲームも楽しめる、お値段以上の価値があるモバイルノートだと感じました。

5.関連リンク

Zenbook S 13 OLED UX5304MAicon:ASUS Store
Zenbook S 13 OLED UX5304シリーズicon:ASUS Store

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