Blackview BL9000 Pro － Blackviewのタフネススマホ最上位モデルに「使える品質」のサーマルカメラがつきました！

Blackviewがスマートフォン「BL9000 Pro」を発売します。この製品は以前ウインタブで実機レビューをした5Gスマホ「BL9000」にサーマルカメラを追加したもので、Blackviewのタフネススマホでは最上位に位置する製品となります。

なお、BL9000 Proはカメラまわりを除けばBL9000とほぼ同じ仕様なので、外観や性能、筐体品質についてはこちらのレビュー記事をご参照下さい。この記事では主にBL9000との相違点についてご説明します。
Blackview BL9000 レビュー － 背面のサブディスプレイがアクセント！Blackviewの5G対応フラッグシップ・タフネススマホ

1.製品概要

スペック表

コメント

BL9000/BL9000 Proはタフネススマホとしては非常に高いスペックです。SoCのDimensity 8020は5G通信に対応する型番で、Antutuスコアは78.6万点をマークします（ウインタブがBL9000で測定した数値。メーカー公表値だと805,428点）。またRAMは12GB（拡張機能により最大24GB）、ストレージも512GBと大容量です。

ディスプレイも高品質です。6.78インチで解像度は2,460 × 1,080、リフレッシュレートも最大120Hzなので、ゲームも楽しめるでしょう。ただ、ゴツい筐体のタフネススマホですから、ゲーム専用機には向かないと思います。

あと、バッテリーは8,800 mAhと大容量ですが、最近のタフネススマホとしては控えめです。しかし、120Wの急速充電に対応し、リバースチャージも可能です。

BL9000からの変更点

OSがAndroid 14に

Blackviewは独自UI「Doke OS」を採用しています。Doke OSのバージョンは4.0でBL9000と同じですが、ベースとなるAndroidのバージョンが13から14になりました。Doke OSは多彩な独自機能・独自アプリがあり、そのすべてが便利、とまでは言えませんが、Blackviewの意欲というか技術の進展が伝わってくるようなものです（詳しくはBL9000のレビュー記事をご覧ください）。

サーマルカメラ！

BL9000は背面にサブディスプレイを搭載していて、これがデザイン面および機能面のアクセントになっていますが、BL9000 Proではそれがなくなりました。

これが製品画像です。BL9000のサブディスプレイの位置にサーマルカメラが収められています。なお、サーマルカメラ以外のカメラ仕様（イン50MP/アウト50MP+13MP）は変更がありません。

で、このサーマルカメラですが、従来のスマホ内蔵サーマルカメラから格段に性能・機能が改善されています。ピンポイントで温度を測定したり、選択した範囲の最高・最低・平均温度を測定したりといったことができ、さらに撮影した画像に「縁取り」のようなものを加え、見やすくすることもできます。

製品ページに「日常生活での使用例」がたくさん紹介されていますが、この品質なら専門的な用途以外でも使い道が出てくるのでは？と思います。

2.価格など

Blackview BL9000 ProはAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、5月6日からワールドプレミア（セール）が開催される予定です。残念ながら4月18日現在でセール価格は判明していません。従来モデルのBL9000の実売価格は300ドル台前半（5万円前後）なので、それよりも少し高いくらいかな、とは思います。

BL9000/BL9000 Proはタフネススマホではありますが、システムスペックが高く、メインスマホとしても十分に使える製品です。最大のセールスポイントであるサーマルカメラについてはAliExpressの製品ページに非常に細かく説明がありますので、興味のある人はぜひご確認下さい。

3.関連リンク

Blackview BL9000 Pro：Blackview Official Store（AliExpress）