ASUSのノートPC「ProArt PX13 HN7306WI」をご紹介します。…すみません、この製品は8月1日に発売済みなのですが、記事の掲載が漏れておりました。ついさっき、デタッチャブル2 in 1タイプの「ProArt PZ13 HT5306QA」の記事を書く際に気づき「しまった!」と思った次第です。
この製品は13.3インチというサイズながらスペックが非常に高く、「注目すべきモバイルノート」です。
1.製品概要
スペック表
ProArt PX13 HN7306WI | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen AI 9 HX 370 |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX4060 Laptop GPU GeForce RTX4070 Laptop GPU |
RAM | 32GB(LPDDR5X-7500, オンボード) |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe 4.0 x4 接続 NVMe/M.2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチOLED(2,880 × 1,800)タッチ、60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi7 (a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB4 Type-C(映像出力、PD対応)× 2、USB3.2 Gen2 Type-A、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(207万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 73Wh |
サイズ | 298.2 × 209.9 × 15.8-17.7 mm |
重量 | 1.38 kg |
バリエーションモデル
・RTX4060
・RTX4070
※搭載GPU以外は共通スペックです
コメント
CPUはRyzen AI 9 HX370です。Copilot+ PCのCPU要件を満たす型番で、AI処理チップNPU(最大50TOPS)を内蔵し、GPUもRadeon 890Mという新型番、さらに外部GPUにGeForce RTX4060/RTX4070を搭載していますので、モバイルノートとしてみれば「圧倒的なハイスペック」と言えるでしょう。
RAMは32GBでオンボードメモリなので購入後の増設や感想はできません。SSDは1TBです。
ディスプレイは13.3インチの有機ELで解像度は2,880 × 1,800、100%DCI-P3、Delta E < 1、Display HDR True Black 500、PANTONE認証取得と非常に高品質です。ここまでスペックの高い製品なのでリフレッシュレートも…と思ってしまいますが、残念ながら60Hz。それと、4,096段階の筆圧(Microsoft Pen Protocol)に対応するペン入力ができます(ペンは別売りです)。
筐体色は「ナノブラック」といい、深みのある、とにかく真っ黒な色で、MIL規格(MIL-STD 810H)の耐久性を備えています。
筐体構造はコンバーチブル2 in 1です。テントモードやスタンドモード、タブレットモードにして使うこともできます。
キーボードです。この画像は英語配列ですが、日本仕様は「82キー日本語キーボード(JIS配列)」と開示されており、バックライトもついています。また、タッチパッドにはASUSのクリエイターノートに見られる「DialPad」がついていて、クリエイター向けのソフトウェアでのパラメーター調整や音量調整、音楽鑑賞の際の曲送りなどができます。
側面とポートの構成です。USBポートは合計で3つ、うち2つがUSB4規格、HDMIにmicroSDカードリーダーと、13.3インチノートとしては充実した構成だと思います。
2.価格など
ASUS ProArt PX13 HN7306WIはASUS Storeで販売中で、9月8日現在の価格はRTX4060モデルが299,800円、RTX4070モデルが429,800円です。…どう考えてもRTX4060モデルのほうが割安感が大きいですね…。
決して安価な製品とは言えませんけど、可能な限りスペックを高めたモバイルノートだと思います。クリエイターの方はもちろん、モバイルノートであってもスペックで妥協したくないビジネスマンの方にもいいんじゃないでしょうか。
3.関連リンク
ASUS ProArt PX13 HN7306WI:ASUS Store
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。