Ulefone Armor X9 － エントリークラスのタフネススマホ。アウトドア専用機やお風呂スマホとしてよさそうです

Ulefoneがエントリークラスのタフネススマホ「Armor X9」を発売しました。Ulefone ArmorシリーズはUlefoneでは代表的とも言えるタフネススマホの製品ブランドですが、Armor Xシリーズというのは主にエントリークラスという位置づけになります。このX9も、メインスマホとして使えるようなスペックとは言えず、アウトドア用のサブ機、あるいは予備機といった使い方が想定されます。そのかわり価格もかなり安くなっています。

1.Ulefone Armor X9 スペック

スペック表

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OSは最新のAndroid 11ですが、CPUはHelio A25で、Antutu Ver.8のスコアが8万点台となる、エントリークラスのものが搭載されています。また、RAMは3GB、ストレージも32GBと、2021年の現在、サブスマホとしても物足りない構成と言えます。この構成だとAndroidの基本操作はともかく、アプリを快適に使うのにも少し支障があるかもしれません。

ディスプレイは5.5インチと小ぶりで、解像度もHD+にとどまります。また、カメラもイン側5MP/アウト側13MP+2MPと、（撮影品質は画素数だけでは決まりませんが）あまり期待できないでしょうね。

ということで、この製品の特徴である「IP68/IP69Kの防水・防塵性能」「MIL-STD 810Gの堅牢性」を生かした、アウトドア特化、あるいは万一の際の予備機、といった、目的を限定した使い方になると思います。

でも、割り切った使い方であれば、結構便利な機能もあります。この製品、バッテリー容量は5,000 mAhと、上位のタフネススマホには及びませんが、リバースチャージ（この製品をモバイルバッテリー代わりにして、他のデバイスを充電できる機能）にも対応します。ただし、ポート形状もUSB Type-CではなくmicroUSBですし、急速充電とかは無理です。

2.Ulefone Armor X9 筐体

エントリークラスとはいえ、外観はタフネススマホらしい、ゴツいデザインになっています。前面にノッチなどというものはなく、昔ながらの太い上下ベゼルが残っています。

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各部名称です。microUSBポートとイヤホンジャックは防水のためパッキンで覆われています。また、左側面にはタフネススマホではおなじみの「カスタムキー（ユーザーが任意の操作を割り当てることができるボタン）」がついています。実機の質感はそんなに高くはないんでしょうけど、タフネススマホとしての雰囲気はしっかり感じられます。

筐体色はブラック、ブルー、レッドの3色。基調色はブラックで、側面の色のみ異なります。

3.Ulefone Armor X9 価格など

Ulefone Armor X9は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、9月6日現在の価格は119.99ドル（13,422円）です。ただ、現時点で発売記念セールなどがスタートしておらず、この製品の一つ前のモデル「Armor X8」のプレオーダー価格が99.99ドルであったことを踏まえると、おそらく近日中に100ドル以下で購入できるセールが開催されるだろう、と予想します。

記事中にも書かせていただきましたが、この製品のスペックはサブ機としても物足りないものになっていて、ゲームはおろか、マルチタスクでアプリを動かすのにも不十分であるように思われます。なので、安価で購入し、アウトドア専用機として、お風呂用として、また、いざというときの予備機としてなら…、という感じでしょうか。セール価格に期待したいところです。

4.関連リンク

Ulefone Armor X9：Banggood